クラシック音楽は、なくならない

〜日本の四季〜コンサートも暑い!熱い!

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6月24日(日)オペラシティ 
コバケンワールドvol1と、新しくコバケンガラよりまたシリーズが始まった。
今回は名曲二曲に負けてしまい購入。しかしコバケン人気は毎回凄い。すでに当日券もないほどすでに完売。
会場に入ると確かに熱気ですでにボルテージは高い。
 
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
 
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ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 
ピアノ:中村紘子
指揮:小林研一郎
日本フィルハーモニー交響楽団
 
今回の座席はステージ横。R側なので、ピアノのタッチこそ見えないが、臨場感はたっぷり。
誰しも聴いた事のある名曲揃いに、何かを期待せざるおえないのは確かである。
久々に中村氏のピアノを聴くも、確かに年輪を感じるタッチだが、なにかもう少し、感情を揺さぶられるような何か物足りなさを感じる。以前のようなダイナミックさが、かけており熟年・ベテランらしさのさっそうと弾きこなす姿は素晴らしいが、今一度もう少し時間をかけて練習をし完成させてほしかった。どうもミスタッチや、雑さが目立ちすぎだ。N響との共演時は素晴らしかったのだが。とはいえ、たっぷり情感を保ち遅めのテンポでカバーされていたのが幸いか。。。でも遅すぎるテンポが。。。。。
 
後半の展覧会の絵はやはり最強か。前半オケは抑え気味の音から一転。初めから集中力高めに素晴らしい金管セクション。
いつ聴いても「裏切らない」なにかはいつもそこにある。そしてまた、足を運んでしまうマジック!!!
今回の軍配は金管のパワーにも圧倒。いつものフィナーレの圧巻もさることながら絶妙なコントロールのマエストロに脱帽。「全開」がまたしても目の前で展開するこの醍醐味は堪らない。
 
 

山田和樹/NHK交響楽団

6月3日(日)1530〜渋谷 オーチャードホール
いよいよ、山田氏N響デビュー公演。いろんな意味でも注目だ。とても良い時期でのデビューであり、今後とも日本フィル正指揮者、そしてスイスロマンド管弦楽団の首席客演指揮者として大きな舞台が続く。その前にもこのひと夏も大変そうだ、小澤さんに頼まれたオペラにサントリー財団のオペラ。
 
そして今回は、なによりオール・ベートーヴェン・プログラム。まさに満を持してというか、得意分野をどうN響と奏でられたかだろうか?
 
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
 
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
 
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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
 
山田和樹:指揮
リーズ・ドゥ・ラ・サール:ピアノ
NHK交響楽団
 
席は二階後方なので、良いとは言えない場所。確かにN響らしい人の入りと、一筋縄ではいかなさそうなお客様達に見えてしまうのは自分だけだろうか?
 
コリオランの冒頭の一撃がこだまする。そこまで響くホールでないが十分に残響を響かせる音が着実に先を示している。確かにいつも通りド派手にならないのがカズキ流。綺麗に丁寧にでも刺激的に。
確かにどこまでがニュアンスをうまく表せるなんかは自分には表現できないが。。。。。
最後のピアニッシアモはもう少し余韻が残ると良かったのだが。早い拍手にないたかな〜。
 
コンチェルトは注目のフランスの美人ピアニスト!!!!
やはりこうした豪華なキャスティングゆえのあでやかさを期待したとこだが、どうしてかな?無難だな?と感じる自分がいてしまう。あえて鼻につくが。でもそうなんだな〜。「綺麗だったね。」がまとまった言葉なんだと。
 
後半、運命。ぶっちゃけ運命なんてコンサートで聴くのなんて久しぶりすぎる。確かにメジャー過ぎてお金出してまでと言う感覚があるから余計に聴いていなかったきがする。
さて、どうや!!!やはりコンチェルトよりすこぶる鳴りが良い!!絶妙なN響の匠たちにマエストロが操られているのか?いや、もちろん答えている。でもどこか、まだよそよそしい。それの気持ちがすっ飛んだのは3楽章に入ってからだっただろうか?確実に音が変わった瞬間とともにすでにカズキ節が炸裂。
そして無事フィナーレとなるのだ。ようやくN響デビューが終わり安堵の表情に。
 
珍しく、オーチャード定期ではアンコールがあるのだとか、バッハのG線上のアリアで、高なる気持ちを沈めることになった。
自分も体調が良くない中のコンサートだったので、最後は舞台裏に挨拶には伺わず渋谷をあとにした。
 
うーん。最後に一言、もっとベートーヴェンに固執しなくても良いのではにのだろうか?
海外公演でもすでにあげている、あまり演奏されない曲をもっとあげていってもらいたい。
レハールも素晴らしかったし、ハチャトゥリアンも。確かにいずれ来るのだと思うが。。。。。。。
11月の日本フィル定期ではムソルグスキーの展覧会の絵をストコフスキー版での演奏言うのは楽しみである。
まだまだ注目は続くのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

佐渡裕/日本フィル

5月26日(土)横浜みなとみらいホール 18時開演
満を持して臨む佐渡×日本フィルのマーラーである。今回はラッキーなことに3公演ありなんとか横浜公演のチケットをゲット。それも佐渡さんとなればやはり近くでみたいもので見事にステージ左横。サントリーホールだと6列まであるので奥行きを感じるのだが、ココみなとみらいは最後列は3列でも十分にステージに近い。こんなに緊迫感たっぷり味わえるのもここの席ならではの醍醐味だろうか。
 
この日は横浜、赤レンガ倉庫では小田和正が野外ライブをやっており、しばらく耳を澄ませるも心はマーラー一色。焦る気持ちを抑えながらホールになだれ込む。土曜日の横浜はなごやかでラフにコンサートが聴けるのも落ち着いていい感じだ。
 
マーラー/交響曲第6番「悲劇的」
 
佐渡裕 指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
 
さて、いよいよ開幕。なぜか初「悲劇的」。こういうときはなにかあるものだ。
ココから、しばらくコンサートの中身の話からずれるのだが、
実は初めの一撃でうわ〜〜このコンサート終わったと思った、隣のお客である。中年男性コンサート前は普通だったが、いざ始まると前座りになり前傾姿勢でなんと、うなり声つきで冒頭のあのコントラバスの強いアクセントを自らのいらない腕で指揮が始まったのだ。もうこれは、絶句!!!確かに素晴らしい曲であるのは確かではあるが、曲は自分の心の中で感じていただきたい。もし、会場の全員がそうしたらこの演奏会は丸つぶれである。ま、そんなことはないのだが。。さて、始まったのにもかかわらず、さてどうしたものかと考えを巡らした。なぜかって私の反対側ではその動作を見えないように手で視界を遮っているではないか。なんとも、少なくとも周りの人は迷惑だと感じたのは確かである。そして自分はココで、相手の行動を見て見ぬふりは出来ないと感じたので、同じく前傾姿勢になり、あえてステージではなく相手の顔を覗き込んでみた。するとそのあとは体は反応しているものの気付いたのか以前より目立たなくなったので、ココで勝利宣言!!コンサート中に何をしているのかと思うのだが、もしこれがこの後1時間半も続いていたら、完全の敗北だったことだろう。
皆様も好きな曲だからこそ体が反応してしまうと思うが、マナーを気をつけていただきたいと思う。
 
さて、本題に戻ることにするが、一番の冒頭部分から感じられるアクセントで、佐渡さんがどれだけこの曲を好きなんだ?と感じることができる。すでに日本フィルを手中にしておりコントロールされている。一言「スゲー」「楽しい」、一言になっていない。この第6番の情熱がここにあった。
プログラムにも書かれてあったが、佐渡氏はことあるごとにこの「6番」を取り上げているという。イタリア、フランス、兵庫と回数を重ねており、師匠のバーンスタインのウィーンフィルの時の練習に付き添った曲であったというのも、やはり何か感じさせられる。確かにプログラムでは本公演を「一期一会の火花の散るような一夜」とタイトルしているのもうなづける。これだけ回数を重ねている演奏会でありながら、指揮台の譜面台にはぎっしり書きこまれたであろう、そして何度もめくられているボロボロのスコアを見ているのだからこそ、その気持ちが余計に伝わるだ。
 
コンサートを通じて感じるのは、改めてこの6番の完成度が高いことを痛切に感じる。この長時間を緊迫感を切らせることなく、集中しており、また佐渡氏のコントロールで時にはテンポ良く、時には遅くしたりと絶妙なエロさを感じる。ここまでなるとなんだか、この楽章はどうだとかうんちくを語るのもどうだろうか?と思うが、どうしても3楽章のアンダンテだけは外せない。
 
この譜面は3楽章にアンダンテが来るもので、私にとってはやはりこれが落ち着ける。
こんなに、泣ける楽章はない!!!ほんと美しすぎる。コンサートがは始まるまでは、絶対涙腺は緩むだろうな?と思っていたが多分あの、頂点を向かうまでに自分が緊張しすぎてそこまで至りはしなかったものの、素晴らしいホルンのソロや、弦の厚みに圧倒されたのは事実である。想像以上に佐渡さんのこの楽章は綺麗という言葉があうのかな。
 
その一方でフィナーレは攻撃的なのだが、消して焦らず、間を創る空間には呼吸イメージ 1を忘れている程、繊細である。
終楽章、お待ちかねのハンマー!!!第1打は、ハンマーの目の前に座ったのはご年配の4人は一斉に手で耳をふさぐ。思わずその仕草が気になり過ぎて佐渡さんを見落としていた。断頭台のように階段を組み打楽器奏者がゆっくりと階段を歩むのも演じきる様。舞台の踏台を足場にしてハコと呼ばれる組台を使いその上に厚めの板で蓋をする。そこにハンマーで振り落とすのだから激音がこだまするのだ。この譜面では計3回。
そしてCDで聴くより佐渡さんのそこから始まるフィナーレの構築にはエネルギーと情熱度は高い!!
最後は静かな1打で終わるが、妙に満足。
日本フィルの好演もさることながら、打楽器群や木管、金管に至っては期待以上だった。ブラボー!!!!!
やはり恐るべし佐渡さん。是非番号違うマーラーも聴いてみたい。
 
 
この幸福感で満たされた気持ちで会場を後にできる喜びをかみしめるのだった。
 
 
 
 
5月4日(金・祝) 東京国際フォーラムCホール 16時開演
 
今年はこの1公演のみと思い、東京駅仕事後、駆けつけることになった。確かに、ラフォルジュルネは値段も安くてお手頃なのだが、3歳以上の公演がほとんどの為、多少のお子様の騒ぎが気になるものの、そこはさすがいつもの教育のおかげで、特にこの日は静かだった。ラフなスタイルで夫婦ともにそして親子連れ。こうしてクラシック音楽を聴きにいく週間ができるなんてほんと日本も良い国というか、幸せな国だと思う。
 
さてさて、今回下野さん実は2年前のサイトウキネン。そして昨年の震災での公演での「新世界」と聴いているのだが、毎回面白いものがあるので、注目している。特に絶好調の読売日本交響楽団とのカップリングとくれば楽しみだ。
 
グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲
 
ムソルグスキー:展覧会の絵
 
 
下野竜也:指揮
読売日本交響楽団
 
休憩なしの45分の公演である。軽快にグリンカがはじまりスピード感が堪らない。
さて、こうなると真剣な向き合いが始まる。トランペットのソロの始まりはさすが、読響主席の長谷川さんの素晴らしい音が何かを予感させる。確かに多くの意見があって、読響さん以外の海外オケなどはひどい演奏も多いらしいが、やはり邦人こそ、へたな演奏は出来ないと感じているのだろうか?まあ、LFJに関しては国内オケの方がレベルが高いのかもしれない。
 
とにかく、下野さんの単調過ぎない飽きの来ない展覧会で見事に作り上げる様は正にシェフだ!!!
読響の見事なアンサンブルが絶妙に響きあうのが素晴らしい。久しぶりで国際フォーラムで聴いて音響面ではあまり定評の良いくないが、二階前席でバランスが良かったのもさすが、読響のコントロールの良さで下野さんに軍配が上がったのだろう。。。
 

小林研一郎/日本フィル

4月14日(土)14:30〜サントリーホール
今回のコンサートは見て見ぬふりの予定だった。なにせ、土曜日公演で、コバケンの十八番二曲のベト7とブラ1だったからだ。普通に考えて、う〜〜ん。どうなんだろう?って考えて購入には至っていなかった。
しかし、丁度1週間前に売り切れていたチケットが日本フィルサイトでそれも良席、2階センター2列という素晴らしい条件で、予約できてしまったのでこれはやはり目撃しておくべきという事なのだと思い、マニアック公演に出掛けてみた。でも良く考えると、素人公演だ!!。なにせ名曲2曲それも交響曲連続なのだから。普通の公演では演奏家としては絶対にタフ過ぎて考えられないだろう?しかし、購入してしまったのだから、やはりこの奇跡を見たくなってしまう自分はやはり素人か・・・・・・・・。ま、この1年で実はコバケンのブラ1は今回で3回目。昭和音大と日本フィル葛飾公演。実際にやはり裏切らない公演を見せてもらって毎回楽しめているからこそ、無視はできないのだろうか。。。。
 
ベートーヴェン 交響曲第7番
 
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ブラームス  交響曲第1番
 
小林研一郎(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団
 
 
当然この公演満席。。こうなると聴く方も緊張感と期待半分!!ここまでボルテージがたかくなる公演も珍しい!。さて、ベートーヴェンの交響曲第7番。落ち着きのあるテンポで、アクセントも十分。これは期待できそう。この緊張感の増す、ベト7が軽快かつコバケンならではの溜め方で、情緒を増す。
しかしコバケンはウマい所もっていくな〜〜って毎回思う。もちろん十八番だからこそ、なにもいわなくともとくに日本フィルならこその塩梅もあるだろうが、表現のアクセントも抜群である。ただ、ベト7においてはやはり前半一曲目になるので、オケの120%のうような熱演までは至らずだろうか。。。
 
ともかく、ようやく休憩。。。気になるのは後半ブラームスの1番である。
さて休憩ロービーにでると、やはり日本フィルの窮地というようなタイトルでオケが危ないという見出し。。
確かに資金面や、企業サポート面色々あるのだろうけど、やはり公演に足を運んでいただきたい故の事だろう。どこかのブログで見たのだが、苦しいいいながら高額のホールを借り公演をしているという文面があったが、確かにうなずける。もちろん、好条件の上での公演は観客には嬉しい限りだが、たまにはもっと安い場所を使った公演もいいのではなかろうか。。。。その分違う企業も見込めるはずだろう。。。
今は消して一流企業ばかりがお金を持っているのでも興味を持っているのでもない。
是非とも、当たり前の動員公演から脱却すべきだと思う!!。
 
さて、後半はようやくブラ1だ!
思いのほかそこまで、ティンパニーの打撃が重くなく始まるが、やはり想いはひとしおだろうか。。。
全てがホールに響く。やはり出来は前半とはまるでまた違って格別だ。1楽章の緊張感から冷めた2楽章が特に聴きどころ。終楽章もベト7と大違いのホルンにも脱帽。見事なフォロー。コバケン==裏切らないが段々と明確に。。。しかし、自分には先週FMで北ドイツ放送響の鮮烈なブラームスを聴いたしまったばかりにちょっと、届かなかった。確かに、ブラーボおじさんはすぐそこにいるし、公演は良かったと思うが実際に心ふるわせるまではいかなかったのだが、実はそこに落とし穴が。自分には違う感情があった。
 
実は左隣に、80歳くらいの老婆が1人で来ていたのだが、ブラ1が終わった後に、ブラボーこそ言わなかったが、自分にしか聞こえな声にならない歓声が聞こえた。そしてメガネを取り涙を拭いた。思わず目頭が熱くなってしまった。1人寂しくいた彼女は本当は今回はご主人と来るはずではなかったのだろうか。。。なんて創造、妄想が駆け巡る中、アンコールを求める拍手は鳴りやみマエストロが、いつものように話しだした。品のある低音の声で、本日はご来場ありがとうございました。とそして、思い2曲が続きましたので、今日は久しぶりにあの曲に致しました。コバケンのアンコールの代名詞。「ダニーボーイ」。なんでしょうか。この曲が流れている間、自分には涙が止まらず、勝手ながら、おばあさまの良き時代を思いそのメロディと共に心熱くしてしまったのだ。こんなにも演奏以外で泣くなんて、自分も歳をとったと。何度も聴くコバケンの演奏には定番の中にもマジックがあることを改めて感じた公演だった。

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