クラシック音楽は、なくならない

〜日本の四季〜コンサートも暑い!熱い!

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山田和樹/東京フィル

3月18日(日)15時 オーチャードホール 来週には桜祭りがあるというのに雨が降って一段と寒い東京。春はまだこないのか?最近東京フィルばかりだが、こうなると他のオケも聞きたくなるのだが、ネットで海外オケなど見ていると確かに耳もこえる一方、確かに日本のオケの品質は素晴らしいとうなづくのだ。
 
さて、今日は我らのマエストロヤマカズです。それも、ベルリオーズのシンフォニーファンタスティックだ。2009年ブザンソン国際コンクールで決勝での課題曲、自然のままの表現そしてベルリオーズの世界を繰り広げた一幕は小澤征爾氏の心をも動かせ、サイトウキネンにも招待されることにもなる事は語り継がれているが、果たしてまた今日拝めるのだろうか?と息を飲み込むような会場の雰囲気だったように思えた。
 
本日のプログラムは
 
伊福部昭:交響譚詩
ラヴェル:ピアノ協奏曲
 
*******
 
ベルリオーズ:幻想交響曲
 
ピアノ:小山実稚恵
指揮:山田和樹
東京フィルハーモニー交響楽団
 
実は今日の席は発売と同時に良い席(1階席7列)を購入してにんまりとしていたのだが、オーチャードホールはいつも間違ってチケットを購入してしまう。オケ公演になる前列5列分は舞台として設置されてしまうのだ。また、俺としたことが。。。。。。結局前から2列目か・・・・・・・・・・。とほほ。でも良く考えてみる、この曲だからこそ、マエストロやコンマスの三浦さんの表情がよく観察できると思い、まあ、良しとしようという感じだった。だが、音響のバランスは完璧とは言えないのだが、前回のエッティンガーの時よりは、オケの位置が後ろだったのでそれがまた吉とでたのだろうか。
前半 伊福部氏といえば、ゴジラや座頭市など映画音楽でも有名だが、旋律は日本的な内容を音楽に盛り込むのが重視されているようで、なんとも昭和チックな音色と共に情緒豊かに会場にも風情ある「サクラ」が咲いたようなニュアンスにも感じた。マエストロも以前言っていたがあまり取り上げられないプログラムを名曲と共に紹介することをやっていきたいという事を思い出したが日本人だからこそ、その美意識は伝えられるような気もした。
 
そして2曲目からは、西欧、フランスの美意識との対抗となる。ラヴェルのピアノコンチェルトではさすが、実力派ピアニストの登場で、堂々たる演奏であたかもキャンバスに1粒ずつ描かれて行くかのようなタッチで置かれていく。こうなると、演奏ではなくこの曲の美しさが光ってしまうのだが、なんといっても2楽章から始まるピアノのソロの美しさについホロっときてしまうのだ。美術館でもいって、目の前にある絵画を前に笑みを浮かべながら鑑賞しているかのようにその時だけ時間がゆっくり流れているような感覚になるのだ。うーん凄い引き込まれ方なのだ。
 
こうして、休憩。日曜日のマチネ公演ならではの雰囲気で、ロビーも緩やかで、そして気分良くアルコールを飲まれる方も多かったように感じた。誰かの会話が聞こえてきたが、生ハムのオードブルが置いてあり、「あれはタダで配ってるの?」なんていう声が聞こえ良く見ると、その場所には値段が書かれておらず、少し離れた上に値段が書いてあるのを見て、そんなはずないやろーと苦笑してしまった。私と言えばコーヒーを飲み幻想に対して万全な体調に整ったのである。
 
さ〜〜〜。幻想だ。。。。。緊迫感の中から、怪しげなで悲しげな音が鳴り出す。特に1楽章はコンクールの画像が妙に頭から離れない。ぶっちゃけ言えば変態チックいや、でも自分を失わず、でもオケともにどう対向するかのだ。かのバーンスタインも、「史上初のサイケデリックな交響曲」というほど、幻想的、幻覚的な部分が多く点在し描写されているのだから。さて、結果的に1楽章はコンクール時ほど、狂気にはならず冷静さを持ちつつこの交響曲の構成を仕上げていた。2楽章の頭は得意な舞踏会なのだが、内から出るあの表現を十分に保たせつつ躍らせると楽しいのだが、今分に低音弦楽器が目の前にあるにもかかわらず響いて来なかった。
3楽章も、どうものんべんだらり、テンポが遅めに取られテヌート気味でアクセントがない為に大事なメロディが緊迫感を消失してしまい、途中で飽きてしまった。
 
終演後にマエストロとも話したが今回はこの曲4回目だとか、ん?初めが1999年の藝大学祭。その次にコンクール時、そして2011年のパリ管、そして4度目が今日ということなのだろうか。その割に暗譜で指揮していたのにもこの曲を熟知しているからであろうか。しかし、驚いたのは4楽章からは遂にスイッチが入ってしまったのだから、やはり凄い。終楽章はまさに、豹変、いや、「再び狂気」と共に、珍しくあの怒涛のフィナーレを迎えることになるこれ圧巻。やはり恐るべしファンタスティック!!!!!
東京フィルもテンポ速い最後も崩れることなく、この近くで見ていた私は彼の表情が見えるところで「キター!」とニンマリしながら、あの豪快でアグレッシブな最後を迎えたのだ。確かにまだ課題もあると思うが、まだ4回目、次は9月に大阪フィルと、そして来年には4月にはイギリス、フィルハーモニア管弦楽団ともこの演奏が聴けるようなので、まだまだ楽しみである。。。。
 
 

尾高忠明/東京フィル

2月24日(金)サントリーホール 昨日は春を先取りのような天候にサントリーホールのあるアークヒルズはなんとなく暖かく包まれていた。今回は嬉しいことに、私の友人からの招待枠での入場だった。実はこの公演気になっていたが購入まではいってなかったもので、それも後半はチャイコフスキーの交響曲第5番。こうなると、是非コンサートにはなかなか行けない方や、全然聴いたことのない方をお誘いするのも私の使命かと考え、ジャズヴォーカリストとご一緒に。それも、サントリーホールだから音響は言うこともない。
 
さて今日のプログラミングは、
尾高惇忠:オーケストラの肖像
尾高尚忠:フルート小協奏曲
 
   *******
 
チャイコフスキー:交響曲第5番
 
高木綾子(フルート)
尾高忠明(指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団
前半二曲は邦人作曲家、それも指揮者尾高氏の兄と父の作品。これはめったに聴くことは出来ない珍しい選曲。
1曲目は、当日ご本人もいらっしゃっていたが、元来の現代作品。。1993年完成の曲だが、やはり忠明氏によっての再演数も恵まれているとのことで、BBCウェールズ響や札幌響、名古屋フィル、神奈川フィルなどと続いているようだ。解説書にもあるが、平和と繁栄の陰に潜む危機的状況という表現し、それへ不安、願い、祈りという現代社会への肖像だという。確かに所々への不協和音調が見事マッチしていた。
 
2曲目は、父、尚忠氏。あまり理解していなかったがなんと39歳という若さで他界とのことだが、この曲の作曲は1947年、戦後の日本の中にもかかわらず、見事なフルートコンチェルトが出来上がったものだ。出だしから、見事なドラマティックさと、日本の美意識をふんだんに盛り込まれた作品。東洋的な節がこの戦後の日本、苦しい、しかしこれからの明るい未来を表現している。それに答えるオケと本日ソリストの高木氏。実にビューティフル!!こんな作品があることにも驚いたが、また改めて日本冥利に尽きるというのはこのことだろうか?
前半見事な曲調なパワフルさに驚きながらも、休憩はまたも、ジャズシンガーがフルート協奏曲は楽しくて体が動きそうになったというのがまた面白い。コーヒー飲みながらあっという間に15分は過ぎてしまった。
 
さて〜〜後半のチャイ5はどうなるか。
以前、藝大フィルでロミオとジュリエットを聴いたことがあるが、イメージでは素晴らしく縦が揃っていたような気がしたのだが、最近この3カ月でチャイ5を今回で4回目。どうやらすでに記憶はグチャグチャである。
今回頂いたチケットは1階の前方の上手より。どうしても、金管は天井の反響板がありながらもどうも、頭上で響いている。しかし、奏でられる音楽は熱しているにも関わらず、尾高さんの棒のせいか、頭のトゥティはわざと揃っていない。お互いが感じるままに優雅なチャイコフスキーだ。変則的なリズムも起用し、ハッとさせられるスリリング的だか、見事なアンサンブルが形成されていた。確かに、自分の聴いていた所からは物足りなさとあまりにも雑さがオモシロイように展開されたのがなにより驚きだった。それだけ、信頼されきった東京フィルのおまかせチャイ5という感想だ。
 
2楽章にはいるも、艶やかなホルンのソロにいつにもまして快調である。しかし、始まってすぐに、近くのおっさんがまあ、綺麗なホルンの旋律をよそに、手をおさえずむなしく、くしゃみのパーカッションがなんと6回も響くのだ。これでは、集中力もあったものではないだろうか。でも一番はこの2楽章の出来が一番良かっただろうか。。。
 
3楽章に至っては、尾高氏はテンポを早めにとり、妙に早く終わらせたがるバージョンに感じた。確か弦楽のアンサンブルなどのテクニックは良いのだが、最後の3小節四分音符なんて、まさに投げ捨ててたな。。超レガートたっぷりなのに最後はフェルマータがない風。
まあ、結果的に無事着陸するチャイ5になったのだが、実は自分にはあまり経験のないチャイ5だったのは事実であろう。まさに自由奔放のまま感じるままに音を流す感じが。。。それとは逆にあまりにもインパクトやアクセントが突きすぎているものが耳に残り過ぎていることをまたも反省。
 
しかし、2年前のエッティンガーの時のチャイ5は、コンマスの三浦さんも必死に食らいつく姿の方が私には鮮明に残っている。ともあれ、今回のコンサートでは収穫は、クラシックコンサートに初めて来た人をチャイ5で涙ぐませることが出来たこと、やはりもともと音楽をやっているからだろうか、そこから感じるエネルギーや奏でられる旋律に心をうたされたというのだから。最後にクラシック音楽ってやっぱり音楽の原点だねという言葉とともに、考えさせられた。また、私はこのような音楽をやはり多くの方々に聴いていただく為にお誘いする使命を改めて感じたコンサートだった。
 
 

山田和樹/東京フィル

2月4日(土)狛江エコルマホール
先週もヤマカズを聴いたばかりだが、今回はまた聴きどころが違う。それこそもう10数年彼の演奏会を聴いてきてるが、実はあまりにブラームスのシンフォニーがない。確かに一度はアマオケで聴いたような気もするが今回プロオケでは自分にとっては初めてとなる。今回わざわざ狛江まで出掛けた理由はそこだ。
当然ホールの名前こそよく聞いていたが入るのもこのホールで聴くのも初めてだ。とにかく駅前から徒歩1分。なんとアクセスのよさには驚くが、スーパーの上にホールがあるがゆえにちょいと出入り口は分かりにくい。
ともあれ、今回はこのホールの主催でチケットもすでに完売。確かにホールキャパは700席ほど。まあ、今の人気なら当然だろうか。しかしいざ会場に入ってみると、ほんとに近所の奥様方が集まっての身内のコンサートに感じるくらい、アットホームで温かみを感じる。これほどまでにホールも狭い場所なのに、この団体は地域コミュニケーション事業も多く活発ななのもこうして来られるお客様のリピート性の高さがあるからだろう。
ただ、残念なのは今回はフルオーケストラ。天井も低く。客席の音響はかなりのデッド(残響がない)すぎるのだ。
確かにこうしたホールは昔より少なくなってきており、逆に聞くほうも演奏する方も一筋縄ではいかないだろうか。
どこのホールも建て替えや、多くの経費をかけて駅前開発の一環でイメージをもかえて贅沢過ぎる程のホールを作られている時代だけにこうして頑張っているのも素晴らしい。
 
さて本日のプログラム
 
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
 
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
 
     *******
 
ブラームス:交響曲第1番
 
ヴァイオリン:依田真宣
指揮:山田和樹
東京フィルハーモニー交響楽団
 
舞台一杯にオケが乗っているがとにかく狭そう。さて、どう響くやら。。。。。
さて音が鳴り始めるが、、どうしても客席側には残響が残らない。でも逆にそれが緊張感を与える。
一言!超〜〜ダイレクト!!もう、ハンガリー狂詩曲なんて打楽器は抑え気味で始まるも、テンポが速い所もばんばん全てがダイレクトに素直に伝わる。絶対にやりにくういだろうな〜。聞く方も音は1940代のステレオって感じな程。それが妙な緊迫感と絶妙な音のハーモニーが面白い。
 
そして、メンコン。久々だ。依田氏はマエストロ山田氏とも学生からの繋がりも深く、気がしれている仲だろう。
阿吽の呼吸でリードし、好演をし最後には二人のハグもほほえましかった。。
 
さ〜〜〜〜〜ブラ1。
どっしりといつもの構えから。。。。。ん、思っていたよりテンポは速い。でもなにより前半より落ち着いている。
う〜〜ん。こりゃええわ。確かにもう少し残響が欲しいが、妙に懐かしい。高校時代、フルトヴェングラーやトスカニーニのブラ1を聴いていた時代、いやそれこそストコフスキーの時代がぴったりかもしれない。全ての音がダイレクトだからこそ非常に綺麗な旋律をも微妙なタッチで調整しなくてはいけない。なぜか懐かしいのに熱い!!
お〜〜なんだが久々。集中力そしてこの一体感をこの響きのもと、会場で感じる。
確かに残響の長いホールで慣れているプロオケだからこそ逆に大変だったろう。特に金管楽器の軽く長く出す音には苦労していたことだと思う。
 
第2楽章に入ってからも、聞かせどころのオーボエのソロを先頭にマエストロらしい美しい旋律が。。
第3楽章に入って改めて感じたのが、テンポの緩急が非常にうまく操り一定のテンポではなく、心地よい連動感のある攻めるテンポが印象的だった。
これがヤマカズのブラームス。長年望んできたものがようやく聞けたわけだが、やはり今度はサントリーホールで聴きたいのが本音だ。
4楽章ホルンやフルートのソロ後の弦楽器の主題部分では、すでにオケに一任済みであえて振らず。緩やかな旋律が奏でられ、勇ましさより優しさたっぷりの主題に酔いしれた。
 
終演後多くの温かい応援団的拍手に包まれたわけだが、なによりいつものように全身全霊で振る彼の気迫に多くの方々がこのブラ1を称えていた。
 
こうして終演後、満席の客席の中から珍しく知っている方に声をおかけした。それこそ、マエストロ山田和樹氏ともに交流も深いテノール歌手の松原氏。久々の対面に喜びつつ楽屋に伺う。どうやら彼もミュンヘンでの留学を終え、かっぷくもよくとても充実しているように見受けられたのがなにより嬉しい。。
さて楽屋でも恒例のマエストロとの面会もなぜか、前回よりなぜかラフだ!!!これも狛江だろうか。。。
音響については、客席とはどうも違っていたようだ。とにかく「凄いことに!」なってたよとの事。確かにあの白熱ぶりがその答えなのかもしれない。
 
また、是非3月にと会場をあとにしたが、とっても素晴らしい夕日が富士山とともに送ってくれた気がする。
 
 
 
1月28日(土)  サントリーホール  
待ちに待ったコンサート。ロシアンプログラムと意欲的なプログラムにやはり心躍る!!
今日は久々オフクロと赤坂デートと思い12時30分に待ち合わせ。何を食べようかと見ていたら『着いたよ』という電話かと思いきや、珍しくハプニング!唐突に、あ、今日いけない!と何がなんだかわからない。結局は単なる時間の聞き違いで、12時30分を14時30分の違いで頭んなかはパニックで電話して来たのだった。まあ、よく考えたら食事を一緒にできないだけで、開演には間に合う。確かに、親も今年70歳、高齢にはなったが、まだまだ行動力はあるのだ。
ということで、自分はカフェをしながら溜池山王で開演20分前まで待つ。
 
開演には無事到着し、クロークにコートを預け客席へ。お〜見事に8割以上は埋まっておりさすが、都響!盛況ぶりが嬉しく思う。確かに今日の選曲のせいもあるかひときは女性の姿が多い、また和樹氏k効果か年代的にもきちんとバランスもとれておりファミリーも多い。
 
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ
 
アルチュニアン:トランペット協奏曲
 
         *********
 
ラフマニノフ:交響曲第2番
 
 
トランペット:マティアス・ヘフス
指揮:山田和樹
東京都交響楽団
 
エフゲニー・オネーギンも始まり、まずまずは荒々しくないのがマエストロ流!着実に膨らましながらこのポロネーズを仕上げる。確かにもっとリズミックに弾けてもよさそうだが、さすがそこは1曲目正確にまとめている。
 
さてさて、お楽しみのアルチュニアン。なんともこのあたりの作曲家は妙な現代風の割に田舎情緒たっぷりな旋律で変則リズムが最高だ!ソリストはジャーマンブラスでも有名なヘフス氏。
なんともあの響きにはうっとりする。シェエラザートのような美しいメロディが浮かび上がるのもこの曲のいいところだし、なんともアラビアンを感じる異空間。中間部のソロなんて絶品!!!!サントリーホールでの残響がまた美しくも綺麗に伸びる。う〜ん優雅だ。後半なんてやはりハチャトゥリアンをも思い出す勢い!あ〜やっぱりマエストロの得意技だな〜。あのような情感たっぷりでかつ、早いタンギングな曲こそ呼吸のタイミングが素晴らしい。多分終了後、アンコールも考えていなかった感じに慌ててオケに指示を出すも中間部のミュートをつけるバラードをアンコールに!もはや二度もうっとりさせられるとは。終わったと同時の観客のくしゃみも笑ってしまったが。。。。
 
今回は2階席のセンターだがちょい下手より。音響は、やはりサントリーいいんだな〜。
きちんとコーヒータイムを済ませ後半ラフマニノフにがっちり備える。聞く方も万全。
 
とにかくこのところの都響は炸裂ですな。素晴らしいの一言。
もうラフマニノフの出だしの弦セクションの怒涛の響きがやばい!!!もう、すでになにかを予感させる。
ここまで繊細を失わないで緻密に構築され流れている。ちょっと久々に全部は行けてないが山田氏の演奏会の中でここまでの完成度をオケが出したのないような気がする。これはオケが素晴らしいのか?もう、すでに自分でも判断できていない、確かにマエストロ氏へのかいかぶりか?といわれればそれまでだが。
最近の都響はインバルの再来もあり、とにかく成長が凄い。ヴィオラに店村氏も加わり弦の前列などはサイトウキネンオケのメンバーが常駐揃いだ。
 
緊迫感 は継続のまま、2楽章へ普通、テンポが遅すぎて逆にダレてしまったりするが逆にココは緩急が豊かに織りなす。もちろん早すぎという意見もあるだろうが、けして都響は崩壊しない。これもありじゃない?と思いこの長い60分の過程の構築がとにかく見事。ここまで高い水準でオケの集中力も切らさずに奏でるメロディが心に突き刺さる。
 
問題の3楽章!!すでに音の沈みと湧きあがるメロディに冒頭から涙が溢れて止まらない。あ〜〜俺としたことが、なかなか鼻をすすることもできずなにか呼吸を忘れさせる。こりゃ虜になる。とにかくどっしり構えテンポを揺らせ過ぎない。
確かにこうなると、ラフマニノフの旋律がすばらしいのだろうか。作品と演奏するオケとそれを操るマエストロの呼吸があってこそ名演がうまれるのだろうか。とにかく終わって静かな深い深呼吸をするのであった。3楽章終わったところで、心でブラボー。今思い出しても。。。。。
 
さてファイナル。すがすがしく高らかに響く金管のサウンドとさりげない木管のうまいアクセント。
どれをとってもスペシャルである。多分演奏する方も快感であったに違いないと思うのだが。
フィナーレはそこまでどんちゃん騒ぎにならずに締めるところもマエストロ流。。
ある意味やはりエロリズムの塊でもあるがゆえに、あ〜〜〜。勝手に納得と我ながらにうなずく反面。
それによって揺さぶられた心は奪われたのである。そんな感情をもって、階段をおりてゆく。。
 
楽屋へ伺うももう、言葉にならない。ハグはしたものの、なんか言葉になってなかった。
きちんとオフクロを紹介しつつも、さすがにオフクロは俺よりしゃべっている。なんだか図々しくサインまで貰っている。ちゃっかりしているが、来週もブラームスを聴きに伺うが、またその時に!なんて気持ちで会場をあとにした。
 
 
とにもかくにもこのようなリズムチックさには脱帽だ。やはり全曲のアルチュニアンといい、ラフマニノフといいこの都響の弦の綺麗さと管の弾け方は純情じゃない。是非ハチャトゥリアンの「スパルタクス」フリギアとスパルタクスのアダージョなども取り上げてもらいたいものである。都響最高!!!!素晴らしい。。ありがとうございました。
 
 
1月24日(火)東京文化会館大ホール  おとといの雪で足元を気にしながら上野の文化会館へ。公園の中の西郷隆盛像の横では、人の気配がないのになんとバレンタインの為か時期外れのイルミネーションが、寂しく灯っている。これは必要なのか?と、どうでもいいようなことが頭をよぎる。
このフェスティバルは何年ぶりだろうか?昔はよく聞いていたのだがやはり何においてもチケットが安い!!
券種は3種でA、B、Cとある。それが3800円、2800、1800なのだから、かなりお買い得?
しかしその気持ちとは別に開演前10分前になっても、なかなか客席が埋まらない?あちゃ〜〜やっちゃったか?
それとも昨日の雪の影響で足元が悪くご高齢の方は遠慮したのだろうか?ざっとみただけでも空席が目立つ。
ん?指揮者?それとも選曲が悪かったか?なんともすでに遅しである。
とにかく5階と3階と1階の左右はガラガラ。あ〜〜。なんか嫌な予感が。そして始まる。
 
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より「花のワルツ」
 
            ピアノ協奏曲第1番
     
          *********
 
         チャイコフスキー:交響曲第5番
 
ピアノ:上野優子
指揮:川瀬賢太郎
日本フィルハーモニー交響楽団
 
しかしなんだか、この選曲もおかしい。なぜに花のワルツが最初でこの曲だけなのだろうか?
インパクトないし、普通すぎる奏で何のためなのか?この為だけにハープもいる。客よせの割に人が入っていない。そしてぱっとしなかったのが、コンチェルトである。とにかくこの曲は有名すぎるし、昔から難曲であるといわれているがこの曲、なぜに指揮者ともにピアニストも選んだのだろうか?いい所を1つもだせず、冒頭からミスタッチの連続。おまけに弾けていない。あ〜〜〜このシリーズも落ちたものだと逆に主催者を疑いたくなる。
私にとってまず今回のマエストロの川瀬賢太郎氏は東京シティのブラ4に続き2回目であるが、だからこそ、彼のが何をしたいのかをやはり気になってしまう。まあオールチャイコだからなにかあるだろうか?とやはり期待したくなる自分がいる。
とにかくこのコンチェルトの1楽章は聞くに堪えがたい。あまりのミスタッチというか、弾けてなさが炸裂で言葉もない。そう考えると彼女は、なんならラヴェルやショパンとかロシアものより違う選曲にするべきだったのでは?
マエストロはもう少し早く振りたかったのだろうが、弾けなさにもうあのテンポで我慢するしかなさそうな感じがしたしオケもパワフルな音で対抗するように3楽章のフィナーレ、ピアノのソロの最後の前のティンパニーの1音などは、まるで、マーラーの6番のハンマーでも落とされるような激音。なんとも。。。。。。。そして最後はなぜかブラボーが数名。。。。。。こうなると来年こそはまだ、若手演奏家には実力派のソリストで決めてほしいところですよ。
 
と前半は終り、こうなると後半に期待せざるおえない。折角の良席少し上の3階だが前列だけに、音は悪くない。
 
よく考えてみたら、この曲ばかり聞きすぎか?先日はサンクトペテルブルグフィルやコバケン&洗足オケ。この3カ月で3回目だろうか。さあ、賢太郎氏!いざチャイ5をどう振る?
ぶっちゃけ結論。前半の仕切り直しのせいか確かに熱い!。でも荒い。なんだかロシアオケ風とも言えるような雑さが見える。とにかく少しでも合わせようとアウフタクトの呼吸音ばかりが目だつ。でもその必至感がオケも熱くさせるが、それでも木管や弦などは綺麗に決まらないように見えた。でもよかったと思えるのはまだ30歳前の川瀬賢太郎の若さほとばしるチャイ5である。あのドライブ感だけは伝わった。
1楽章と2楽章は続けて行くところは間髪いれず先に進み見事なホルンのソロを響かせたが、それよりもようやく一体感が調和されたのはようやく終楽章だろうか。それにしても川瀬氏はどうしても俺はこう振りたいんだという意識は高かったのでないだろうか?それについていくオケも結構必至である。とにもかくにもまだまだ、このパワフルさを武器にがむしゃらがここで出たのは幸いである。
 
なんとアンコールはチャイコフスキーの弦楽セレナードの2楽章である。あ〜これは面白かったがこれをやるなら前半に全曲聴きたかったし、それならもう少し5番を細かく仕上げてもよかったかも。またしても今回は辛口コメントが炸裂すぎたかな〜〜。今度は土曜日の山田和樹氏のラフマニノフだ!
 
 
 
 


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