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10月29日(月)NHKホール NHK音楽祭 第2弾
あの、マゼールがなんとN響初共演。今月すでにN響定期で二度4回の演奏会でますます信頼を高めたようだ。
やはり、N響でもあまりみる光景ではないが、満席?でも以外にも、今回座った席は通常の自由席1500円の席が2000円の指定席が、安かったせいもあるのか、ちらほら空席が。。。。。。月末だと、それは忙しい方もいるはずであろう。でもやはりもったいなかったのではないだろうか????なぜって?それは、じっくり話しましょう。。
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番
グリーグ:ピアノ協奏曲
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チャイコフスキー:交響曲第4番
指揮:ロリン・マゼール
ピアノ:アリス・紗良・オット
NHK交響楽団
今年、82歳を迎えるマゼールは、足を気にしながらも颯爽と歩き、ステージに現れると
やはり生き生きと、若さが溢れ、自信とともに表情には頬笑みがあり、期待感を生んでいた。
レオノーレ序曲が始まると、とにかく、若々しく瑞々しい、そして一番のポイントは、ティンパニーの叩きの歯切れの良さ。確かにベートーヴェンでありながら、このインパクトは凄い。やはりN響の素晴らしく統一されたアンサンブルがすでに1曲目から目が離せない。これってやはり歴史的演奏会の予感?と感じる。
グリーグのコンチェルトは、以前テレビで拝見したことのある日本と、ドイツのハーフのアリス・紗良・オット。
3階から見ていたのにもかかわらず、なんと素足で登場。あ〜確かにテレビで見た時のドキュメント画像では、ダイナミックで自由がテーマのような人だっただけに、なるほどと少しうなずく。
多少のミスタッチはあるものの、とにかく豪快に弾きこなす、暗譜で振っているマゼールとて予断を許さずN響を引っ張っていくのは面白い。
しかし本領発揮は2楽章からだった、なんともアリスの得意な歌い方と自由なスタイルがメロディを助長させ膨らませていくのだ。ひとつのドラマが鮮やかに広がった。
この後のフィナーレもとにかく、ゆったりと創り上げる旋律、でもしっかりと踏み込む。誰しも力が入る演奏だったに違いない、こうなりゃ後悔なのは良い席で聴きたかったな〜〜〜。
でもそのあとに弾いたアンコールのリストのパガニーニの練習曲がなによりの彼女の心ではなかろうか。。。。
しかし、このあとチャイ4を前に、待ちきれないどうも心弾むこの休憩時間。。。。。
金管が鳴り響く1楽章冒頭。確かにもう少し残響が残って聴きたいNHKホール。でも、3階までこの臨場感は伝わる。たぶんいつも以上にオケメンバーも気合いが入っているに違ない。
とにかく、マゼールは歳を感じさせない棒さばきと、テンポに対してのメリハリ。それにはコチラ聴き手をも巻き込まれそうなインパクト!!!まさに、この物語が読まれていく。これがマゼール・マジックか?
とにかくこのN響の弦と管の安定感の良さ、見事だ!金管楽器もけして突き刺さるようなロシア的な音ではなく、優しさある美しさかつ、力強さがどこかいつものN響とも違う。
二楽章もとにかく、甘く切ないメロディがオーボエと、そしてチェロを伝う。なんかこれはホントに素晴らしくて酔ってしまう。3楽章のピッチカートの力強さも半端でない。
で、待ち焦がれた、終楽章!アシュケーナージの時も素晴らしい出来だったが、やはりこのマゼールって聴き手巻き込む程に心をえぐり取られるという表現が確かだろうか。。。。とにかく歌の泣き方と、聞かせどころが抜群だ。これほどに単純と言われるチャイ4にこの充実感と飽きさせない創り方。誰しもが感じている瞬間だったに違いない。それが渦のように弾け、多くのブラボーの叫びが物語っていただろう。
この感動があるにもかかわらず、マゼールはコレデモカ〜〜〜とアンコールに
グリンカの「ルスランとリュドミュラ」序曲をもってきた。とにかく元気ハツラツ!!!
こんな弾けたこの曲を聴くのも久々。とにかくティンパニー打撃の楽しいこと。チェロトゥッティのソロ部分をピアニッシモにしたりと、ホントおちゃめっけたっぷりと。
やっぱり、緊張感をもって聴いた交響曲をこんなに癒してくれるとは。
ほんと、是非もう一度N響を振って欲しいものだと、改めて考えて帰る帰りは楽しかった。
やっぱりお金を出して行く演奏会だからこそ、いつもこうあるべきだな〜〜〜と。
しかし今日の2000円は安かった。。。。ラッキー。
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