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11月23日(水)東京藝術大学奏楽堂 藝大定期 吹奏楽第77回演奏会
晴れ渡る気持ち良い天気の中、上野公園を抜けると家族連れも賑わう動物園や美術館の人人・人。
公園の木々もだんだんと紅葉が見ごろになり、公演を見に行く前にこのような光景は素晴らしいし、とても気持ち良いものだ。ただ、人込みだけは勘弁なのだが・・・・・。
プログラム
ジョン・ウィリアムズ/オリンピック・スピリット
平野公崇/エスプリ・ドゥ・ジャポン〜赤とんぼ、江戸の子守唄、ずいずいずっころばし
ヤン・ファン・デル・ロースト/モンタニャールの詩
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サクソフォーンアンサンブル
サンジュレー/サクソフォーン四重奏第1番 第2・第4楽章
クレストン/ソナタ 第2、3楽章
R・シュトラウス/「ばらの騎士」組曲
指揮:山本 正治
東京芸大ウィンドオーケストラ
今回のお目当ては、やはりモンタニャールだ。今年の全日本吹奏楽コンクールをチケット購入出来ずに行けなかった事もあり、ココは「藝大ブラス」に期待するところだ。
久々の学内のホール、奏楽堂も改めてみると立派だし、音響も素晴らしい。ブラスだとやはり後方の方がいいのだろうか。
J・ウィリアムズのサウンドで高らかに鳴り響く!トランペットの高音は無理もし過ぎなくても素晴らしく綺麗に鳴り響くバランスも良いのが心地よい。ここまでリラックスして聴けるなんて、やはり藝大!!でも学生なんだけどな?アクセントが極端にないものだからそんな瑞々しさが逆に伝わらないのも皮肉なものだ。
エスプリ・ド・ジャポンは初演で、見事に日本風景画が描写されている作品になっている。しかし、ただの民謡的ではなくバランス良いハーモニーと重なり合うメロディが叙情的に現れつつも、今年の日本を表す、どこか追悼とともに気持ちを癒される雰囲気なモチーフが示されている。
が、ソプラノサックス・トランペット・トロンボーンのソロなどで盛り上がらせ一気に賑わうのも楽しい所だ。
そして、圧巻は大太鼓!!!いや和太鼓!!!側面を2人で2枚打ちだ!日本の風情「お祭り」!忘れさせていた日本人魂の粋を味わう。
そしてモンタニャール!もちろん、コンクール用抜粋版ではないので20分ほどだ。
面白かったのが、通常初めの嵐の音はマシーンを使うのだが、ドラとなんと和太鼓を器用に扱いその雰囲気を醸し出す。そして声での「ひゅうー」!ん?「ヒュー」を少し恥ずかしながら(遠慮がち)に言っているではないか?
うまく代用したものだ!全体的にどっしりとしたテンポでゆったり歌い上げるのが山本氏流だろうか、着実に焦って奏でられてしまうごちゃまぜなどは一切ない。ただ、快調なテンポも欲しい場所もありもどかしい所もあるが、
実に丁寧な構築されているところは、学生ではない感じだ。確かに昨年の東海大高輪台の演奏を聴きすぎている自分にはゆったりしたテンポだけに途中などは集中が欠けたように感じる。
何をやっても管が総崩れしないしないのが藝大だけに安堵感にどこかリムスキーコルサコフの王道を行く曲を聴いているようにも感じた。でも突っ走る高揚感が欲しかったのは自分だけだったのだろうか?
後半
サキソフォーンのアンサンブルで2曲。ウィンドでなぜアンサンブルと感じるだろうが、これが実はヒット!
妙に、溶け合う。確かにまだ四重奏のバランスは安定していないが、ソプラノサックスの唄心は素晴らしい。
実を言うと、少し抜き出過ぎるところなんかはTKOウィンドのオーボエのM氏そっくりだ。なかなかお目にかかれない。このオケからも、将来有望株は何人も出ることだろう事はやはり楽しみだ!
「ばらの騎士」吹奏楽で良くやりますな〜。リヒャルト特有の金管楽器全開!!そしてロングトーン。これは大変だわな。どうしても全体的拭いきれない、のんべんダラリに、一定の統一感は感じるもののこれはやっぱりウィンドよりフルオケで聞きたいかもしない。
やはり藝大ブラスすこぶる文句をつけられないだけに、教科書的だが湧きおこる若さや、情熱的なブラスにはならない分クラシック曲生かした選曲が合うのかもしれない。
リムスキーコルサコフの「ロシアの復活祭」をアレンジしてバンダやパイプオルガンをつけたりしたら面白いだろう〜〜。サン=サーンスのオルガン付きもいいかもしれない。
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