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8月28日(日)松本文化会館
結果渋滞によって6時間かけてバスで松本まで、すでにオペラ2本分は聞ける時間をバスの椅子に拘束され、ようやく解放された。しかしこの後もホールの椅子で2時間の真剣勝負だ。
相変わらず、いつきても松本は熱い。いや暑い。でも去年よりはまだ涼しいだろうか?今回面白かったのは、苦労して6時間かけて乗ったバスの料金が2100円、松本駅からひとまず、ホテルチェックインと思い駅からタクシーに、10分程で宿に料金2200円だった。そうかんがえるとやたらに安いバスと高いタクシーっということになる。せっかく安くしたのにタクシーに乗る自分に笑えた。さてようやくここから本題。
本日のプログラム。
チャイコフスキー:序曲「ロメオとジュリエット」
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
*****
チャイコフスキー:交響曲第4番
ピーター・ゼルキン(ピアノ)
ディエゴ・マテウス(指揮)
サイトウ・キネン・オーケストラ
会場も満席な中この緊張感がたまらない。オケが入り始めたと同時に指揮者も入る。それからチューニングというスタイルだ。いよいよ。
チャイコフスキーのロメオとジュリエットでは、綺麗な旋律を艶やかにゆっり歌い上
げる。弦楽器の厚みと管楽器の派手過ぎない調和が贅沢な空間を醸し出す。勝手に想像をしていたマテウスより静かに丁寧に感じるのはかなりお行儀よいタッチでデンポもやたらめったら動かさない。うーん今回は2階の一番後ろのだが、このホールの良さは最後列なのに、ステージまでの距離が近い事で、音もしっかり聞こえるのが何より素晴らしい。 バルトークのピアノ協奏曲第三番では、唐突なアクセントなども控え、妙にキレイ。なんだか、2楽章などはラウ゛ェルとも感じた滑らかさだ。 さて、休憩、毎度ながら休憩は喫茶店でコーヒーをとドラ焼き片手に急いだのだがなんと営業していなかった。仕方なく缶コーヒーで一旦外にでて、石椅子で松本の夕暮 れの秋らしい空気を感じながら一息いれる。
後半はチャイコフスキーの交響曲第4番
最初のホルンの響きは騒がしく響かせず、あくまでおしとやか、しかしマテウスはときもかくにもティンパニーのアクセントは人一倍だ。よりによって天下ベルリンフィルの ライナー・ガーゼスが、鋭く叩き抜く。 しかしマテウスの曲の構築のさせかたは素晴らしい。まだ若いのに堂々と振っている姿はもはや、巨匠並だ。そしてロミジュリでも感じたが、チャイコ特有の叙情感たっぷりの旋律は日本人好みらしく演歌節のようにゆっくり口説き落とす用にも感じられる。消してパワーだけで進める物ではない。交響曲の2楽章などではとてつもなく寂しく響かせる旋律は絶品だ。 3楽章の弦楽のみのピッチカートもヴァイオリンの前列をみていても豪華、豊嶋さん(新日フィル) 矢部さん(都響)小森谷さん(読響)なんともこの豪華メンバーが弾く音も豪快だ。 そして4楽章、dramaticなテンポで押し通す。往年のロシア調風だが、当然綺麗なサウンド!贅沢この上ない空間が。金管低音までもが厚みのある旋律があのうるさく響く中からもきちんと聞こえる。 今回新たに、トランペットでマテウスの出身ヴェネズエラのシモンボリバル響からフランシスコ・フローレスも参戦。 この圧巻なバランスにはやはり度肝を抜かれる音だ。
こうして、今回の日本コンサートは最終日を迎えたわけだが、どうやら前日に小澤さんの復帰演奏もあったようで、オケも前日の疲れが多少出ていたのであろうか?
しかし、いつもなにか生まれるのが愉しくてたまらないのだ。
こうして松本も終わったのだが、帰りもバスで、5時間かかりバスはごめんかな??
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