|
久々の投稿です。
しかも楽器の話題ではなくて映画
しかも、、、1年ほど前上映の映画「LALALAND」について
個人的に非常にツボにはまった映画でした!
人生で初 映画館で「2回」みました。3回見ようかと迷ったほど
何がいいって
「音楽がいい!」
「衣装がいい!」
「街並みがいい!」
「画が映える」
「ジャズだから」
んで一番いいと思ったのは「夢を追う人の映画」ということ
主人公のセブもヒロインのミアも自分の信じる道、夢へと努力するがどちらも空回りしている
そんなか出会った二人は似た者同士でもあるためか魅かれあう
最初は二人とも自分を大きく見せようとするが(そういったところも似ている)次第に互いの悩み、夢を理解しあい共有していく
この映画を見るうえで絶対に欠かせないポイントが
「夢をかなえるために二人とも葛藤しているというところ」「自分の夢を本人が誰よりも信じている」
というところ
ここを踏まえておかないと「なんじゃこりゃ」という映画になってしまう。
映画を見ると必ずほかの人がどんな感想を抱いたかというのが気になってレビューなどを読み漁るのですが、
LALALANDに関しては賛否両論が多く、中身を読み解いていくと上に書いたような事をあまり読み取らずに観た人が多いのかなという印象でした。
ガッカリしないために注意しなければならないポイントがいくつかあって
「恋愛映画、ラブストーリーではないということ」
(要素は大いにあるがラストを見ればわかる通りそれを伝えたい映画ではない)
「夢を追う(かなえる)映画とはいえスポ根ものではない」
(努力している様子が描かれていないと書いていた人がいましたが、夢に対しひたすら努力し成功を勝ち取るサクセスストーリーでもない)
※その辺は伝えたいところと違うため描かれていないだけで努力はしてると思いますよ^^;
「ジャズの素晴らしさ!を伝えるための映画ではない」
(もしそうであればもう少しうまくとります。少し古い考え方の頭の固い主人公を描くはずもありません)
ジャズ観に関しては前作「セッション」同様 監督の主観、偏見が色濃くでています。
これはわざとだと思います。
これもある意味ジャズに通ずるところだと思いますが
「みんなに受ける音楽をやりたいわけじゃない!」
「俺がやる音楽、やりたい音楽、目指す音楽をやっていて、そこに人が集まっただけだ」
ジャズってそんな音楽だと思います。
ジャズってそもそもお客さんのウケだけを狙ってやってる音楽ではないと思うんですよね。
「こうすればお客さんが喜ぶ」よりも「俺がやりたい音楽はこうだ!」って感じだと思うんですよ
それがその時代の人にウケれば有名になりウケなければ無名のままというだけで
偏屈だと思うし意固地だと思うし融通聞かないなとは思いますが、アーティストって大体そんなものだと思います。絵画の世界においても「死して価値が上がる」なんてものも多くありますし
こだわりをなくした時点でそれをやっている意味がなくなってしまうというか
かなり横道にそれましたが、
映画の中で主人公のセブとヒロインのミアが喧嘩してしまうシーンがあるんですよね。
人によっては「なぜそのくらいのことで怒るの?喧嘩するの?」ってなるようですが、
もし本当にそう思うのであればこの映画の面白さはなかなか伝わらないと思います。
良し悪しではなくて映画との相性というか・・・
お互いがお互いのことを本当に理解しているからこその喧嘩だと思います。
ミアのセリフとして「私にとってジャズはよくわからない、でもあなたのおかげで好きになってきた。私はあなたが今やっている音楽(商業的な音楽)は好きだけど、あなた自身は本当に今やっている音楽が好きなの?」
と
これはこの映画の本質ですよね。
ジャズが廃れて、今や古い音楽となっていることを憂うセブ。でも自分はジャズを信じている!と熱く語っていたセブの気持ちをミアはよく理解していたんだと思います。
世間に好まれる(ダイレクトに言えば金儲けにつながる)音楽をやって裕福になり好きな人と一緒になることが幸せなのか
世間からはあまり好まれないけど自分の信じる音楽をやって夢をかなえるか
人によってどちらが幸せかは異なると思います。
ですが、もしこの映画の中で「前者」をとるのであれば、この映画で伝えたかったことはなんだったの?ってなってしまいます。二人の悩み葛藤、努力が水の泡です
それこそ「なんじゃこりゃ」の映画になってしまっていたと思います。
なので個人的にはラストはかなり秀逸かつ「必然」であったかなと
ラストに関しては「二人の夢をかなえつつ一緒になる」というストーリーもあったのでは?と思われるかもしれませんが、おそらくその場合はどちらか一人の夢をあきらめざる得ない状況になっていたと思います。
ラストの「もしもこうであればよかったかも?」というようなシーンがありますがかなり夢の世界として描かれている気がします。
と、物語に関して小難しくいろいろ書きましたが、その辺を抜きにしても本当に楽しめる映画です。
マジックアワーをうまく使ったダンスシーンがいくつかあったり
おしゃれな街並みを歩くシーンであったり
ジャズバーでのジャズの掛け合いであったり
オープニングの壮大なミュージカルシーンであったり
個人的には人生の中でもかなり心に響いた作品でした。
一番好きな映画といっても過言ではないです。
前作「セッション」では「あれ?」と思った部分がそれなりにありましたが、本作LALALANDはそんなことも忘れるほど綺麗な映画でした。
まあ、どちらも監督の真意ではあると思いますが。
次回作も期待大です。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー


