もう先週のことですが、 10月18日(土)に東北大学川内北キャンパスで行われた、 仙台城跡二の丸北方武家屋敷地区第15地点現地説明会に行ってきました。 この日は快晴。 東北大学埋蔵文化財調査室長の阿子島先生の挨拶のあと、 調査員である藤沢先生から調査内容について説明がありました。 調査区は以前プールがあった場所で、この地区の中でも遺構面の残りが良い場所でした。 後方に見えるサークル会館建築の事前調査では、屋敷の建物を構成するとみられる多数のピット(柱穴)が発見されたそうです。 調査では溝によって分けられた4つの区画(屋敷地)がみつかりました。 溝は区画の他に排水の機能を持ち、写真手前にある沢跡に合流します。 屋敷地は区画ごとに平らに造成されており、写真左上の区画と右上の区画で高低差があるのがわかります。 現在丘陵地で造成される、ひな壇状の宅地と同じような構造です。 調査の結果、2つの屋敷地の大きさが復元されました。 その大きさはおよそ1000坪。 伊達氏一門や片倉氏などの重臣を除けば、仙台藩でもかなり上級の家臣たちの屋敷です。 調査では、左の写真にあるような塀跡(掘立柱列)の他は、屋敷を構成する建物跡は見つからりませんでした。 屋敷を区画する溝の内側は、ある程度の面積を生垣や屋敷林占めていたため、遺構の見つからない空間があるのではないかと考えられています。 木々に囲まれたお屋敷が並ぶ、当時のたたずまいがしのばれます。 出土遺物の見学コーナー。 平箱で30箱ほどの遺物がみつかりました。 17世紀の遺物として、織部の皿や信楽焼とみられる四耳壺のほか、中国・漳州窯系の皿がありました。 他には18世紀の肥前の碗皿や大堀相馬の皿など。 上級武士のくらしを想像させます。 【参考文献】
東北大学埋蔵文化財調査室 2014 「仙台城跡二の丸北方武家屋敷地区第15地点現地説明会資料」 |
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お疲れ様でした。ご自身の記事は非常に詳しくいつも感心して拝見させて頂いています。ブログにこういった学術的なことを残すのは非常に意義のあることと察しております。情報を頂き感謝しております。
きょうも有意義な記事に触れさせて頂きました。ありがとうございます。
2014/10/27(月) 午前 4:31
>ミックさま
コメントありがとうございます。機会がありましたら、ぜひ遺跡見学会にもお越しください。
2014/10/29(水) 午後 11:37 [ kroraina2 ]