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ちょっと前になりますが、テレビの2時間ドラマで横山秀夫原作の「半落ち」をやっており、 こんな話だったっけ?・・・・???? と思ったので再読しました。 寺尾聡主演の映画も有名ですが、こちらはまだ見ていないのでそのうち見たいと思っています。 請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。全面的に容疑を認めているが、犯行後2日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。感涙の犯罪ミステリー。
「MARC」データベースより テレビドラマというのは、CMを入れて2時間で作らなくてはいけないため、 かなり編集した作りになっていましたが・・・まあ仕方ないですよね。 この作品を再読して、 初読の時、ストーリーの先が見えず最終章まで一気に読んでしまったことを思い出しました。 当時は、最後の「落ち」を知って何となくスッキリしなかったのですが、 今回は何となく自分の中でうまく収まったのは、自分の置かれた環境がそうさせたのかもしれません。 この部分を語ると完全にネタばれしてしまうのでなかなか書きにくいのですが・・ アルツハイマーによって自身が崩壊していくのに耐えられなかった妻から請われて殺害した主人公が、 その一方で自分が救えるかもしれない命のために黙秘して生き延びるという状況は 理解できるのですが、2日間の行動を黙秘する理由になるのだろうか・・・? その点が何となくスッキリしなかった理由でした。 でも、自分の父が白血病で他界した今、主人公が黙秘した理由は分かります。 期せずして、昨日TVで東野圭吾の「手紙」を見ましたが、やはり犯罪という因子は 自分の近くにあることを知らないか、知っていてもなるべく遠い所において欲しいものです。 難しいテーマを含んでいますが、「半落ち」は命の重さを丁寧に描いた秀作であると思います。 余談ですが、 「半落ち」はかつて直木賞を受賞し損ねてしまったのですが、その時の審査員のコメントから 「直木賞論争」にまで発展した経緯があります。(´・ω・`)ガッカリ・・・な出来事でしたね。 審査員のコメントが「落ちに当たる部分が現実には実行不可能である」ため、 その後ミステリの読者を含めて散々な言われようをしたのですが、 直木賞がノンフィクション作品を対象とするのではなく、 優れたエンターテイメント作品に贈られる賞であることを考えると、 何だか審査員のコメントは的外れである気がします。 #だって、事実はともかく主人公が信じている時点で成立する「理由」なのだから。 その後審査員の認識の方が誤っていたことが判明したのですが、
「読んで面白いと支持される物語」に真っ当な理由をつけることが果たして必要なのか・・・ そんな風に思ってしまった出来事でした。 |
読書
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ミステリがほとんどです。好きな作家である東野圭吾を中心に。
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秋から春にかけて、NEDO(ねど:新エネルギー・産業技術総合開発機構)から出す、 「ソーラー建築デザインガイド(太陽熱利用建築事例集)」 の出版のお手伝いをしていたのですが、先日ようやく出版の運びとなりました! 私は気象分野の執筆を担当したのですが、結構大変でした〜・・・・ 無事に出版できてよかったよぉ〜^^ 本屋さんには並ばないのですが、自治体などに配布されるのでもしかしたら目にする人もいるかも♬ ・・・・・でも、
原稿料も編集委員会の交通費も全然払われる気配ないんですけど・・・・・_| ̄|○ |
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そういえば、このエッセイって読んでなかったなー・・・・ ということで、東野圭吾のエッセイ、「さいえんす?」 人気作家の最新エッセイ集、文庫オリジナルで登場! 「科学技術はミステリを変えたか?」「男と女の"パーソナルゾーン"の違い」「数学を勉強する理由」……元エンジニアの理系作家が語る、科学に関するあれやこれや。人気作家の最新エッセイ集が文庫オリジナルで登場!(Amazon) まあ、例によって真面目みたいな、そうでもないようなヒガシノ節が炸裂しているわけですが これを読むと、東野圭吾って「理系」の端っこにいるんだなー・・・などと思ってしまう。 私などは経歴から判断すると理系には違いないとは思うけど、文系に近いような気がする(笑) 血液型占いちょっと信じたりしてるし^^; 理系にも文系にもこのエッセイは楽しめる内容ですが、一つ私も同感だなーと思った話題が、 「理系の職種の給料について」 東野さんは、デンソーのエンジニアから作家に転身したわけですが、編集者とのやり取りの中で、 世の中の人間の多くは理系職種の給料が特別だと考えている ことがわかるわけですね(笑) もちろん、理系職種と言っても特別に給料がよいわけでもなく、普通なんですけどね^^; 私も「天気予報の仕事をしてますよ」とか言うと「給料いいんでしょうね・・・」 と言われることがありますが、実際は公務員よりも安いです..._| ̄|○ 思うに、 お金の出入り額が大きい職種(銀行、証券)が一番給料いいんじゃないかと思うんですけどね・・・ まあ、それはともかくとして、 「日本プロ野球3リーグ制の提案」とか、「巨人の堀内監督は本当にヘボなのか?」とか 理系的な分析をしているこのエッセイ、結構面白いです。
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職場で「鴨川ホルモー」面白いよねー!という話をしていたところ、後輩が 「僕の大学の時の友達が作家になって本出したんですけど、次読んでみます?」 と言って、この本を貸してくれました。 「太陽の塔」森見 登美彦 京大5回生の森本は「研究」と称して自分を振った女の子の後を日々つけ回していた。男臭い妄想の世界にどっぷりとつかった彼は、カップルを憎悪する女っ気のない友人たちとクリスマス打倒を目指しておかしな計画を立てるのだが…。 (Amazon) 「太陽の塔」といえば、岡本太郎氏が『芸術はバクハツだぁ〜!』と 才能を爆発させまくって大阪万博のために作成したこれ。 実物を見たことないですが、芸術がバクハツしている感じです(笑) さて、森見 登美彦氏の「太陽の塔」ですが・・・・ うーん・・・・ この本、2003年のファンタジーノベル大賞を受賞しているそうなんですが、 いわゆるファンタジーというよりは「妄想」ですね。 何となくストーカーの独白のようであまり引き込まれませんでした。 審査委員からは絶賛されているのですが、残念ながら私にはあまり面白いと思えませんでした^^; 男性の読み手はまた違った感想を持つのかもしれませんが、 同じ「京大もの」だったら「鴨川ホルモー」の方がファンタジーっぽくて面白かったなぁ。 ごめん、後輩くん!
私にはあわなかったみたい^^; |
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昨日は長崎に行ってきました。寒かった〜^^; 今シーズン初めて「雪が降っているところ」に遭遇しました・・・ さて、出張のお供の1冊。 「鴨川ホルモー」 万城目 学 なんじゃいな? というタイトルの本ですが、そもそもの出会いは先週金曜日に本社の部長から来たメールから。 Sさん、Aさん
Tです。 このところ、「これは」というお勧めがなかったのですが、久しぶりの大ヒット。 「鴨川ホルモー」万城目 学 1260円 わけのわからない題名ですが、是非是非。 友人から勧められ、土曜日の18時から24時で一気に読みました。 *私の時代とは20年近いギャップがあるのですが、「やってることは変わらんなー」と懐かしく思いました。 メールの内容から「京都または京大ものか?」という感じでしたが(部長とSさんは京大出身)、 何だか面白そうだったので「来週長崎に出張だから、その時読みたい〜♪貸して〜☆」 と言って貸してもらいました。 さて、どんなお話かと言うと・・・ 謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり! (Amazon) ・・・って、これじゃよくわからないですよね(笑) 京大に入学した安倍君は、葵祭のバイトの帰りに高村君と出会い、 2人一緒に京大の謎のサークル「京大青竜会」に勧誘されるんですね。 同じ1年生の女の子に一目ぼれしちゃったりして、思わず入会しちゃった安倍君ですが このサークル、実は「ホルモー」なる式鬼バトルを繰り広げる、歴史のあるサークルなんですね。 京大「青竜」の他にも京都の3つの大学が「玄武」「白虎」「朱雀」となっており、 「ホルモー」王座をかけて戦うんですね。 これが真面目に進行すると、昔のジャンプみたいな展開なんですが・・・・・ 鬼たちは茶巾しぼりだし、バトルはポカスカバトルで血はでないし・・・・。 何ともユーモラスな展開なんですよね。 恋や友情、陰陽バトルを繰り広げる大学ストーリーで、 何となく先は読めちゃうのですが、ホラー要素あり、ミステリ要素ありの面白い作品です。 勢いがあるので、一気読みしてしまいますが、帰りの飛行機で2回目読んでも面白かったです。 お勧めです!
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