本日も天真爛漫

向日葵婆の、あっち行ってちょんちょん。こっち行ってちょん。

全体表示

[ リスト ]

「氣」

イメージ 1

いやぁ、凄かった。
東京に住んでて良かったわ〜と思った、東京ドーム、1月13・14日二日間だけのステージ。
KANSAI SUPER SHOW 【太陽の船。】

山本寛斎は、ここ数年、妙にテンションの高い「いいおじさん」として
テレビでの露出が増えている気がするが、元々は、とてもトンガッタ
日本に居なかったタイプのファッション・デザイナーとしての印象が強い。
パリ・コレ一辺倒だった時代に、ロンドンで世界デビューしたというのが、
さもありなん〜、と納得できる。

そんな寛斎が近頃、博覧会だの、ワールドカップだのの大型イベントを手がけている
とは、知らなかった。 ただ、2004年・日本武道館での、
KANSAI SUPER SHOW【アボルダージュ】の評判がとても良かったから
1年半ぶりに今度は東京ドームでやるというので、どんなもんじゃろか?と見に行くことに。

大きな山車が出るとか、ボランティアの出演者が大勢いるとか、空中遊泳があるとか・・・
などなどの事前情報は、ことごとく、ちっぽけな想像の枠を遥かに超え、
ぽかんと口が開いたまま・・・の自分に気づき、あわわ〜と慌てる連続の2時間。

天井高60メートルのドームで「空を飛ぶ」というのは、劇場での宙乗りとは違って
レールを敷くわけに行かないから、どうするのかと思っていたが
なんと大型気球を打ち上げて、それを四方八方からワイヤーで人が持って、
その気球に、役者がぶら下がっているのだ。
ワイヤーを緩めて高くしたり、ひっぱって低くしたり、そのまま移動したり
だから、天井とは繋がっていなくて、役者はある意味「本当に宙に浮いて」いて、
息が合わなければバランスを失う、しかも、それが複数出てきて、すれ違ったりもするのだ!

エキストラは、
祭装束の「祭衆」が500人。リーダー的存在「黒子衆」が250人。
それだけの人数が、ドームのアリーナを所狭しと縦横無尽に駆け抜ける。
う・・・羨ましい、次は出たい。
笠で顔を隠し、日本女性が最も美しく見えるという、阿波踊りが200人余。
ドームを揺るがす日本のリズム、和太鼓衆は、なんと300人余。
その数に圧倒され、そのエネルギーに血がたぎる。

祭の中には、バイクモトクロスも出てくるのだが、これは昨日のリハで接触があったとか。
見る側もどきどきするが、これが、どっひゃ〜!な凄さで、空を飛ぶ飛ぶ飛びまくり。
そのたびに、あちらこちらからホンモノの火が「ボッ!!」と吹き上げられる。

蝶の国のシーンでは、数百人のエキストラが、白い布を持って走り回る後ろから、
ショットガン式の照明装置だか、プロジェクターだかを持った人が、
各々ひとりずつくっついて、その白い布に、蝶の映像を映し出す。
天井では、四つの気球にぶら下がる四人のエアリアル・ダンサーの腰に
四隅をくくりつけた巨大な白布が広げられ、またそこにも映像が映し出される。

主題歌を歌う長渕剛のステージは、長渕渾身の大サービス熱演。
恐らく、松岡のより多かった長渕ファンを、狂喜乱舞させていた。
私はこれまで、長渕本人に特に興味はなかったのだが
テレビ【くりーむナントカ】の『長渕剛ファン王決定戦!』が大好きで
奇跡とも呼ばれているらしい、その第二回目の本人出演を見て
ありゃ、いいんちゃうん?と思っていた矢先のライブ。
いやぁ、熱狂的なファンが多いのが、よっくわかった気がしたですよ。

他の出演者では、祭の国の王=アントニオ猪木に笑わせてもらい
バイクを引き連れて出てくる族の長?みたいな、伊勢谷友介と土屋アンナが
めちゃくちゃかっこ良かった。

面積も高さも巨大な東京ドームという空間を、無駄なくすべて使いきり
さらに舞台転換(エキストラがみんなハケるだけでも凄い時間だ)も、
巨大スクリーンを上手に使ったりして、全く冗長なところがない。
さらに各シーンごとの、流れは途切れず、かつ全く新しい世界の展開。
一糸乱れぬ・・はずはないのだが、そう見える群集。
花の妖精=上戸彩が自ら持つレーザー光線を始めとする、斬新な照明。
最後の50mの大気球=太陽の船のうちあげまで、新鮮な驚きの連続。
とにかく終演後、たった二回の公演の、ひとつを見ることが出来て
ほんとに良かったわ〜と、心底思ったのだった。

当初もっと凝ったストーリーがあったらしいが、二度目のチベット取材を経て
「ああしたい、こうしたいと思う気持ち、夢見る気持ちが、前へ進むちからの源」と
寛斎をして、シンプルなテーマに変更せしめたらしい。

アートディレクターの浅葉克己氏が書いている。韓国のある学者が言う。
   日本人に元気がなくなったのは「氣」という漢字から、
   日本人にとって一番大切な「米」を取り去り
   「×」にしてしまったからだ、と。

「元氣の押し売りなんて、うぜぇんだよ」と、若い人は言うのだろうか。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事