写真は、鍼灸治療室前から、避難所となっている大槌高校の廊下です。
この廊下奥が避難所の体育館です。
左の扉が鍼灸室の扉です。
子供さんを対象としたスキンタッチ講習の案内を貼りました。
スキンタッチとは、
乳幼児から小学校の低学年のお子さんに、保護者の方が皮膚の刺激を与えることにより
体調を整える方法です。→ http://tokyo-st.jp/
初めて知ったのは、明治国際医療大学の同窓会研修会で、
徳島の篠原新作先生がプレゼンされた時でした。
今は、日本スキンタッチ協議会ができるまでになっていたのですね。驚きました。
もともと、子供用の鍼治療として、「小児鍼」というのがあります。
子供の鍼は刺すものでは無く、撫でたり、こする、で皮膚刺激をします。
スプーンや歯ブラシを使って、撫でたり、こすったりをお母さん、お父さんがすることで
刺激自体の作用と共に、タッチすることでのスキンシップを高めようというのが、
この「スキンタッチ」の狙いだと理解しています。
数年前からこの取り組みが目立つようになり、おもしろい良い取り組みだと思いつつ、
私は傍観していました。ただ、職場で田口玲奈先生が始めたのをきっかけに、一度だけ、
教室のお手伝いをさせていただきました。
今回、被災地で、このスキンタッチはとても良いのではないかと思いつきました。
専門的に勉強をしたことはありませんので、ネットで検索すると、協議会ホームページで、
すでに、震災後ストレスにおけるスキンタッチの応用が記載されていて驚きました。
さらに、『被災地の鍼灸師のみなさん向けに
「スキンタッチ指導マニュアル(pdf版)を無料公開いたします』、ということ。
まさに、バシッと、はまり、虎の巻を手にしました。→ http://s-touch.net/
そして、AMDAに歯ブラシとスプーンを用意してもらい、実施となりました。
当初は4月15日の予定でしたが、諸事情のため延期となり、4月18日に実施しました。
さて、楽しみ・・・でしたが、時間になっても誰もきません・・・。
見事に撃沈してしまいました。
実はこの日は、避難所にとって大変な一日だったのです。
避難所である大槌高校が20日から再開となるため、被災者の方々が大移動する日でした。
そのため、一般診療も鍼治療も患者さんが極めて少ないという一日でした。
この日ばかりはスキンタッチどころではなかったのです。日が悪かったのです。
その後、実施することができずに、今日の活動最終日を迎えてしまいました。
夜になると、避難所内では、エネルギーを発散できない子供達が、写真の廊下にわいてきます。
AMDAの青いジャンバーを見ると近寄ってきてくれて、ちっちゃい子が、ふと手をつないでくれるのです。
逆にスキンタッチをされてしまいました。
大槌町では、学校が再開し、避難所も少しづつ落ち着いてきています。
しかし、20日以降、少しづつ落ち着いてきた反面、自身の体調を振り返られ、
治療を受けるにくる方が増えてきています。
長引く避難所生活や、物資に限りがある生活、また、凄惨な光景の中での生活は、
とうてい安心できるものではありません。悲しい思いにも満ちています。
被災地でのスキンタッチは、確かに大事なものだと思います。
何組か、小児のいる家族の方に、簡単な説明パンフと歯ブラシを配り、次回につなげたことで、
このプロジェクトは成功とします。
*今回の実施に向けて協力していただいた、田口玲奈先生、
激励のメールをいただいた、徳島の篠原新作先生、
協力のお申し出をいただいた、盛岡の高橋典子先生
に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
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岩手親子スキンタッチ会の高橋典子です。
今井先生のご活躍は、篠原先生・田口先生からメールでお知らせいただいておりました。
私は4月24日に大船渡に行きますが、今後も長期的に被災地での活動をして行きたいと思っております。
この度は、大槌の皆さんの為に鍼灸治療ボランティア活動をしていただきまして、本当にありがとうございました。
今井先生のご健勝と、今後のご活躍をお祈り申し上げます。
2011/4/23(土) 午後 2:05 [ 高橋 ]
高橋典子先生、はじめまして!
今回は本当にありがとうございました。
先生方の応援をいただき、自分の中に確信が生まれました。
スキンタッチは大いに役立つと思います。
今後もよろしくお願いします。
2011/4/24(日) 午前 2:36 [ いまけん ]