鍼灸の博物学

旧ブログ名-アメリカ生活とDuke大学、そして鍼の研究-から再出発です!

鍼灸の制度

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The New York Timesが5月1日に、
"Acupuncture Is Popular, but You’ll Need to Pay"という記事をpressしていることを知りました。

http://www.nytimes.com/2010/05/08/health/08patient.html?ref=health

概要は、鍼治療は頭痛や腰痛、妊娠時のうつ、関節痛みなどに応用されていて、2007年のNIH調査では、
3.1 millionの成人が鍼を受けているにもかかわらず、保健会社での料金のカバーがあまり進んでいない
ことをレポートしています。

日本ではアメリカにならって、いずれ民間保険会社が鍼治療をカバーし始めるだろう、という
安易な見解をおっしゃる方がよくいらっしゃいますが、アメリカの現状もこの程度なのです。

そんなアメリカも公的保険の導入を決めました。
財政問題を置いておけば、日本の公的保険制度は、弱者救済の立場としては正しいものだと思います。

今後、アメリカの公的保険制度の中に、鍼治療が組み入れられるかどうかに注目しています。

そして、日本でも、高度併用療養制度の規制緩和が検討されていることを視野に入れて、
今後、如何に医療的な鍼灸が扱われていく可能性があるのかを、充分にシュミレーションしなくては
ならない時期にあるかと思われます。

線維筋痛症の療養費

あいるさんによる、「線維筋痛症の療養費」に関する話題を トラックバックさせていただきました。

トリガーポイント鍼治療で有名な同僚のI先生が、
線維筋痛症の患者さんに対する鍼灸治療の保険利用をトライしました。

その結果がI先生のブログでレポートされていますので、アドレスをペーストしておきます。

http://blogs.yahoo.co.jp/mfdct919/31884245.html

ただ単に名目を変えて、療養費の支給を通すだけでしたら簡単なことですが、
「線維筋痛症」という診断名にこだわって得た経験ですので、大きな価値があるものと思います。

やはり一番の問題となるのは、保険医療機関での『療養の給付』と、
鍼灸治療の『療養費の給付』との併用ができない事です。

まず、この1点を解決しなくてはなりません。
まだまだ、活動を続けます。

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3月に公正取引委員会、総務省行政評価局へと出向き、
健康保険による保険診療とはり・きゅうの医療併療禁止の問題を改革しようと動いてきました。
半年が過ぎ、ようやく総務省を通じて、厚生労働省からの返答がきました。

この回答は、厚生労働省および総務省が医療併用の禁止問題について
初めてまともにだした見解ですので、
鍼灸業界ではトップニュースの部類になるかもしれません。

結果的には、「医療併用はできません」という結論です。
しかし、この回答、非常におかしい回答で、全般的につじつまが合って無く、
回答になっていません。厚生労働省も苦しいのが良くわかります。

そう簡単に、「併療を可能にします!」なんて答えが返ってくるとは思っていなかったので、
まずは思った通りの答が返ってきたという感じです。

最後のセンテンス、「・・・と解釈しています。」、なんて厚生労働省の勝手な解釈ですので、
それに振り回される必要は無いことです。

さて、何はともあれ、厚生労働省の見解を引き出すことができました。
これでようやく相手の言い分が判ったので、より論点をしぼってやり取りができるようになりました。

まだまだ、併療禁止問題への取り組みは続けます、というか、ようやくスタートラインに立てたわけです。次はこの回答に対して、確認書を作成して提出します。

それにしても、一個人の主張に対して、日本の行政はしっかりと真摯に取り組んでくれることがわかりました。日本はいい国です。
行政側がしっかり取り組んでくれている一方で、先方の言い分を聞かずして私がブログを利用してやいのやいのと言いつづけるのは真摯な態度にはならないように思い、しばらくこのブログの更新を休止していました。

しかし、今後は自分の意見と先方の意見を照らし合わせながら、その妥当性を吟味できる段階になりました。しかし、私の足りない脳ミソのみでは限界があります。鍼灸業界の英知を結集すれば、この併療禁止問題は解決できるように思いますので、皆様からの御助力をお願いいたします。

さあ、テンション アゲアゲ で、いきましょかー!

一年が経つのは早いもので、明日から鍼灸学会が埼玉の大宮で開催です。
すでに昨夜、東京入りをしていまして、今日は準備のお手伝いです。

今回は、先ず、金曜のセミナー「神経痛」のコーディネーターを担当しています。

最近、鍼灸の制度改革にどっぷり浸かっていますが、このセミナーも私にとってはその一環なのです。
なぜなら、「神経痛」は鍼灸の療保険取扱い疾患の第一項目だからです。

政治的な制度改革だけでは不充分で、やはり鍼灸は治療行為ですから、
科学的に学際的な有効性や機序を示さなくてはなりません。
鍼灸の保険は貴重な保険財政からの支出になるので、根拠の無い治療に適用するのは妥当ではありません。
フェアーな立場で制度改革をするならば、やはり鍼灸の効果に関する学際的な活動は不可欠です。
それ故、このテーマ設定に至り、「神経痛に対する鍼灸治療の効果と現状」を総括します。

演者の方々の準備も万全で、非常に楽しみです。

後日、このセミナーの内容は総説論文として、鍼灸学会ホームページで
フリーダウンロードが可能となります。
医師などから神経痛に対する鍼灸の効果や現状を求められる際には、
この論文を渡すと要望に答えられることとなるでしょう。
現状を把握することで、臨床に役立てて欲しいと願っています。

もし、会場でお会いする機会がありましたら、気兼ねなく声をかけてくださいね。

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