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Yamabiko Works
ライトセーバーのオモチャを作るのに、なんかもう必死です。

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前回の続きです。

主軸手回しハンドルに機能を追加するアクセサリーの材料として、これを買いました。
イメージ 1

32丁と60丁の歯車です。素材はS45C炭素鋼、モジュールは1です。

センターの貫通穴は、32丁のほうがφ8、60丁のほうがφ10。

チャックを逆爪に変えてこれを掴み、中ぐりバイトで穴の周りをわずかにザグります。
イメージ 2

2枚の歯車の加工が終わったところです。

目の錯覚で32丁のほうが大きなザグリに見えますが、実際には2つの穴の径はほぼ同じです。
イメージ 12

もともとの貫通穴の径が違うので、この加工が必要でした。

主軸手回しハンドルの、軸の端面につけた段差にフィットするようになっています。
イメージ 23

これを軸に固定するとこんな感じに。
イメージ 25

ここで、さらにもう一つパーツを作りました。

といっても、市販のLアングルと角棒、丸棒を組み合わせて、適当な位置でボルト止めしただけですが。
イメージ 26

これを、ギヤカバー固定用のネジ穴を利用して旋盤にしっかりと固定します。
イメージ 27

ここに先ほどの軸付き歯車を固定すると、こうなります。
イメージ 28

これで、「主軸割り出し」が可能になりました。

主軸割り出しとは、チャックにくわえた工作物をある一定の量ずつ回転させ、等分割するやり方です。

歯車をピンで押さえた状態で加工やケガキを行い、一旦ピンを緩めて希望の歯数だけ歯車を回転させ、

再びピンで固定して・・・ といった作業を繰り返すことによって、正確な等分の上での加工ができます。

今回用意したのは32丁と60丁の歯車なので、この2枚の使い分けで

2、3、4、5、6、8、10、12、15、16、30、32、60 分割の作業に対応できます。

ここからさらにしつこくもう一つ、往復台用ドリルチャックを作ります。

材料はこれ。市販の六角軸ドリルチャックとベアリングです。
イメージ 29

まず、ドリルチャックの六角軸の付け根の部分を旋削します。

ホントは六角軸の部分だけを旋盤のチャックに掴んで加工したかったんですが、

かなりしっかりと連結されていたため外すことができず、仕方なくこんな風に加工しました。
イメージ 30

削り終わった状態です。
イメージ 3

ここにベアリングをはめ込み、最終的にロックタイトで接着します。
イメージ 4

次に100mm×100mm、15mm厚のジュラルミン板の加工。

端から15mmほどの箇所に、6.5mmのドリルで貫通穴を2か所あけます。
イメージ 5
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これを以前作った鉄のベースの上に、M6のボルトで固定します。

ダイヤルゲージとスコヤで主軸との直角、平行をチェックしてみましたが、まあ許容範囲内でした。
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ベースに固定した状態のまま、センタードリルで穴をあけます。
イメージ 8

これで、主軸の芯高と高さの合う位置に穴があいたことになります。

次にこのジュラルミン板を面盤に仮固定し、センターを出します。

大体の位置で軽く固定しておいて、先ほどあけた穴に先を削った丸棒を差し込み、

丸棒の反対側を心押し台センターで押さえた状態で丸棒にダイヤルゲージを当て、

面盤を手で回転させながら、ダイヤルゲージの針が振れ無くなるまで

ナイロンハンマーで軽く叩きながら位置の微調整をします。
イメージ 9

センターが出たら板の四辺をしっかりとクランプし、切削開始。

まずはセンター穴をφ19弱まで拡張します。
イメージ 10

奥から4mm程の位置で、段差をつけて穴を広げます。
イメージ 11

ここの穴の内径は結構シビアに仕上げる必要があるので、最後はバイトではなく、

研磨用のナイロン不織布で慎重に慎重に調整しました。
イメージ 13

切削が終わったら、面盤からは外さずにパーツクリーナーで入念に脱脂、

硬化促進用のプライマーを吹いた後、ロックタイトを塗布します。
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ここにベアリング付きドリルチャックをはめ込み、センターで押して固着するのを待ちます。
イメージ 15

こんな感じで固定されました。
イメージ 16

この往復台用ドリルチャック、本当を言うと、「使いこなす本 応用編」で紹介されていた

「ミーリングスピンドル」というやつを作りたかったんです。

でもそれを作るとなると、それだけでまた数カ月くらいかかりそうだったので

とりあえず簡易版として、簡単に手に入る材料で作ってみました。

ベアリング自体のガタがあるので精度的には微妙だし、使うのはちょっとコツがいるんですけどね。

いずれは、もうちょっとしっかりした物を作り直したいと思っています。



さて、これでかれこれ3カ月以上にわたって作ろう作ろうと思っていたアクセサリーが全て完成したので、

ちょっと試しにこれらを活用してテスト切削をしてみました。

まずはφ10のアルミ丸棒の端部をφ4まで削り、ダイスホルダーでM4のネジを切ります。
イメージ 17

ネジが切れたら端から20mmほどの位置で切り落とし、

チャック側に残った丸棒のセンターにM4のタップを立てます。
イメージ 18

このネジ穴に最初に切り落とした部分をねじ込み、端面を整えてセンターに穴をあけます。
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次に割り出し装置を使いながら往復台用ドリルチャックで穴をあけます。

こんな風に、電動ドリルの回転をフレキシブルシャフトで伝えることでスピンドルを回転させます。
イメージ 19

無理やり感も甚だしい気がしますが、良いんです。とりあえず穴があけられれば。

割り出しで6等分の穴をあけ、外径を削って整えれば、どこかで見たようなパーツの出来上がり。
イメージ 20

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それっぽい形にすることだけを考えたので、サイズとか細かい穴径とかは全く気にしていません。

というか手持ちのφ10の丸棒から削りだしたため、最終的な外径は約φ7.4と

どう考えても小さすぎますが、一応やりたいと思っていた加工は出来ました。

同じような手順で、これまたどこかで見たような、こんな加工もできます。
イメージ 22

(内側に切ってある雌ネジは今回の工作とは何の関係もありません。念の為。)

課題が色々残ってはいるものの、頭の中で思い描いていたモノを苦労しながらもなんとか実際に作り上げ、

それが機能した時って、最高に楽しいです。

今回製作した道具で、加工の幅が結構広がったと思います。


明けましておめでとうございます。

結局、去年はオフ会のレポートの後に忙しくなってきたため製作の時間がとれず、

記事の更新もできませんでした。

で、この正月休みはその憂さを晴らすべく、ここ数カ月の間「使いこなす本」を読みながら妄想し続けていた

旋盤用アクセサリーの製作を、一気に進めることにしました。

とりあえず、必要になる物の目星をつけて、去年の内に材料を発注。
イメージ 1

大晦日にわずかに空いた時間で、Dorkman saberのポンメルを作るときに失敗した材料を使って、

これだけは作りました。旋盤用のダイスホルダーです。
イメージ 2

今までも作ろう作ろうと思いつつ、とりあえずは必要なかったので

製作が先延ばしになっていましたが、この先に使う予定があるので作っておきました。

柄の部分は、使わなくなった安物のタップハンドルの柄を流用しています。

年明けからは一気に本腰を入れて製作開始。

まずは材料の快削鋼を切り出し、中心にφ8の貫通穴をあけた後、外径を削ります。
イメージ 12

段差をつけながら切削中。
イメージ 18

ちなみに今回、試しに超硬ロウ付けバイトを念入りに研いで使ってみました。

ハイス製のバイトとの比較がしたかったからです。

結果は・・・ 特に変わりませんでした。デンスバー(鋳鉄)とかならともかく、

アルミや真鍮、快削鋼といった被切削性の良い素材なら、ハイスで十分だと思います。

外径を削り終わったら、トップスライドに10度の角度をつけて

固定振れ止め(初めて使いました)で支えながら、端部を中ぐりします。
イメージ 19

中ぐりが終わったら、トップスライドの角度はそのまま動かさずによけておき、すり割りを入れます。

ホントはメタルソーかすり割りフライスを使いたいところですが、刃もホルダーも持っていないので

手鋸で引きました。

イメージ 20

・・・が、そうしたら、十文字に入れた切り込みの内、片方の切り込みが結構豪快にナナメってしまいました。
イメージ 21

これ、一旦刃が斜めに進みだすと修正するのがムズいんです。

まぁこれでも機能的には問題無いのでそのままにしようかとも思いましたが、

さすがにちょっと気になるので、エンドミルによる修正を試みます。

でもその前にもう一つのパーツ、テーパーナットを作ります。

まず、快削鋼の丸棒のセンターに、あらかじめM8のタップを切っておき・・・
イメージ 8

角度を保ってあったトップスライドで、外径をテーパーに削ります。
イメージ 9

こうして作ったテーパーナットは、先ほどのパーツの内径のテーパーと、雌雄がピッタリと合うはずです。

で、すり割りの修正ですが、ここで使うのが去年の夏ごろに作ってあったコイツ。
イメージ 22

丸棒(せいぜいφ15くらいまで)のセンターに、芯と直交する穴をあけるための治具です。

2つの小さなVブロックは、こんな風に作りました。
イメージ 23

Vブロックの溝は、一応主軸の芯高に合わせてあります。
イメージ 24

差し込みバイトや中ぐり棒等を作る時には、こんな風にして使います。
イメージ 3
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使ったLアングルが肉薄すぎてたわむので、後ろからドリルチャックにくわえた丸棒で押さえながら使います。

正直、精度的には微妙ですが、少なくとも目見当で丸棒の芯を狙って、フリーハンドで穴をあけるよりは

確実に良い穴があけられると思います。

これをそのまま使おうと思うとVブロックが小さすぎるので、鉄のLアングルを挟み込む形で強引に固定します。
イメージ 5

本当はバイスをもう一つ使って二点で固定したいところですが、削りたい場所が場所だけに仕方ありません。

2mmのエンドミルを使って、慎重に溝を掘っていきます。
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しっかりと固定できていない状態での切削なのでビビり痕が見えますが、こんな感じになりました。

下手な手鋸の跡よりは、幾分かはましだと思います。
イメージ 7

あとは、ホームセンターで買ってきたこの材料と組み合わせます。
イメージ 10

ヤスリ用の柄と、長穴付きのステンレスのフラットバーです。ヤスリの柄は中心にφ6の貫通穴をあけ、

M6のボルトが通してあります。

これで、このアクセサリー用のパーツが揃いました。
イメージ 11

フラットバーの長穴の中心部は径が大きくなっているため、ここに合わせてパーツの端面を削っておきました。
イメージ 13

組み合わせると、こういう感じに。
イメージ 14

「主軸手回しハンドル」の完成です。ハンドルの反対側にカウンターウェイトを付けたいところですが、

とりあえずそれはまた今度。

実際に使う時には、旋盤主軸の貫通穴に差し込んで・・・
イメージ 15

ボルトを締めるとすり割りを入れた先端部が拡張し、ガッチリと固定されます。
イメージ 16

最近は外しっぱなしですが、ギヤ部分のカバーを付けたままでも使うことができます。

これを作ったのは、まず第一に手回しでのネジ切りをしたかったからです。

旋盤によるネジ切りは、主軸モーターを動かしたり、止めたり、を頻繁に繰り返し、

少しずつバイトを切れ込ませていくことによってネジ山の形を作っていくわけですが、

モーターが、スイッチを切った後もある程度惰性で回ることを考慮すると、バイトの逃げ場所を十分に

広く取っておく必要があります。たとえばDorkman Saberで言えば、こんな感じで。
イメージ 17

この場合は雄ネジだからまだ良いんですが、これが雌ネジの、行き止まりの穴付近に切るネジとなると、

ネジ山の削り残しが無く、且つ、バイトを被削物に衝突させないように、惰性で回る分も計算に入れて

モーターの回転を止めなければならないので、非常に困難です。てかムリです。

(広口の瓶の蓋のようなパーツのネジ切りをイメージしてもらうと分かりやすいでしょうか。)

突っ切り等で、ビビりが出て上手く削れない時にもゆっくりとした手回しが効果的なようです。

なのでどうしても欲しいアクセサリーでした。

そしてもう一つ、重要な使い道があります。この主軸手回しハンドル、市販品も見つけたんですが、

そのもう一つの使い方をしたいがために自作したのです。(市販品でも出来たかもしれませんけど)


続く。 

旋盤を導入してから、いつのまにやら半年が経過しました。

少し前、えぬむらさんからリクエストを頂きましたので、ちょっと文章が長くなりますが

僕が使っている機械や道具についての簡単な紹介と、今まで使ってみての感想等を書いてみようと思います。

ただし、あくまでも僕の主観に基づいた感想であり、人によっては全く違うことを感じる場合もあるであろう事を

お断りしておきます。



まずは旋盤について。旋盤市場さんの、PSL−400VDRという機種です。

イメージ 1

現在、ホビー用ミニ旋盤として市場に出回っている物は、一部を除いてほとんどが中国製です。

この機種も中国のメーカーのOEM製品だと思われます。

ネットでちょっと検索をかけると色々と情報が出てきますが、どうも中国製の旋盤は

(当り外れもあると思いますが)工場から出荷されてきた状態ではまともに使えない物が多く、

実用に耐える状態にするために結構な手間をかけている方がたくさんいらっしゃいます。

そんな中、この機種の購入を決めたのは

① ジブ研磨等、最低限でも手を加えてある割には安価
② 400mmという心間距離
③もう少し高価な整備済みの機械であっても、結局は調整、改良が必要

の三点が理由です。

①についてはこの通りですね。ジブ(刃物台のスライドの調整用の金具)の研磨調整は、

初めて旋盤に触る人間にとってはちょっとハードルが高く感じました。

②について、心間距離とは、旋盤の主軸側と心押し台にセンターを取り付けて、

その先端の間を測った場合の最大距離を言います。ザックリ言えば旋盤のサイズですね。

ただし心間が400mmあるから400mmまでの長さの被削物が加工できるかというとそうではなく、

実際には250mm〜300mm弱あたりまでです。

さらに被削物を中空にする場合は、そのぶんの長さのバイトをセットする必要がありますので

がんばっても150mmくらいが限界でしょう。(この記事の9枚目の写真を見てもらうと分かりやすいと思います)

ライトセーバーの全長が約300mm前後、いくつかのパーツに分割するにしても

長さが80mm〜100mm前後のパーツが多くなるはずなので、

旋盤の心間距離は最低でも300mm、大きければ大きいほど良い、と思いました。

でも、この旋盤より1ランク上の機械となると値段も重量も跳ね上がるので、

サイズと価格、重量のバランスを考えました。

③ついて、これは機械工作系の掲示板で見つけた書き込みから知りました。

趣味としての機械加工を長くやっているその方は、

「機械にはどのみち手を加えて改良、調整するのが当たり前。今、自分が旋盤を買うとすれば、
(手を加えるのを前提で)比較的安いネットショップで売っている機械を買うかもしれない。」

といった主旨の書き込みをしておられました。こういった先人の生の意見って貴重です。

この書き込みを見て、「あ、こういうことなのね」という感覚がなんとなく分かった(気がした)ので、

万が一機械に不具合があっても自分で何とかしてやろう、と腹が決まったわけです。

で、しばらく使ってみての感想ですが、

「改良したい点はあるけれど、十分に使える」

工作機械について使える、使えない、というのは主に精度が出るか出ないかという部分だと思います。

例えばミニチュアのエンジンなどを作ろうと思うと、特にシリンダーとピストンのすり合わせ等、

段違いの精度が要求されると思います。

僕が作りたいのは、当然ながらライトセーバーの模型なわけです。

セーバー製作に精度は必要無い、とは言いませんが、

購入した状態からそれほど手を加えていない状態のこの旋盤でも

仕上げを慎重にやれば、狙った寸法の±0.05mm以内くらいまでは追い込めるので

これで十分だと思っています。



この旋盤を、こんな台に乗せて使っています。

イメージ 2

台は、2×4材と1×4材、それに市販の棚板を組み合わせて作りました。

納品の前日まで時間がとれず、半日で急いで間に合わせたためにちょっと強度不足気味。

そのうちに筋交いでも入れて補強してやろうと思っています。

ちなみに最近、駆動ギヤをネジ切り用としょっちゅう組み替えるので、画像左側についていたカバーは

外しっぱなしです。周りの物の巻き込みだけ注意すれば特に問題ないと思います。

その隣に工具箱を置いてあります。

イメージ 5

この工具箱自体は、もう10年以上前に買った物です。今回の旋盤導入で、久しぶりに日の目を見ました。

ここに写っている中で新たに買った物といえば、一段目の引き出しに入っている

プロトラクター(角度計)とピッチゲージぐらいでしょうか。引き出しはもう一段ありますが、

そこには今はほとんど使わない道具が収めてあります。六角レンチが無駄に多いのが気になります。


測定工具各種。

イメージ 6

なにげに重宝するのが、写真左下の小さい差し金。ちょっとした計測や、バイトと被削物、主軸との

直角、平行を出すのにとても便利で気に入っています。

厳密に直角を出す場合にはスコヤを使った方が良いんでしょうけど。


アナログ式のダイヤルゲージです。ヤフオクで買いました。

イメージ 7

三爪チャックを付け替えた時の振れの測定や、横送り台の上にバイスをセットする時の平行出し等に使います。

一目盛りが0.01mmです。


ドリルやらセンターやら。

イメージ 8

左から、心押し台用ドリルチャック、回転センター、センタードリル(三本)、鉄工用ドリルφ12.5、同φ15です。

セーバーを中空にする時、細いドリルから徐々に穴を開けていって、φ15まで開けてやれば

中ぐりバイトが楽に入ります。ここに写っていない、もっと径の細いドリルは、

ホームセンターでセットで売っていた安物を、間に合わせで使ってます。

ドリル刃も物によって品質が全く違うので、そのうちにヤフオクに安く出ている

NACHIとかのドリルセットを買おうと思っています。バラで買うとめちゃくちゃ高くつくので。


主に使っているバイト各種。

イメージ 9

左から4本は完成バイトから研ぎだした物、その右三本は、鋼材と、一番右に写っているφ3のハイス丸棒を

組み合わせて作った差し込みバイトです。

クイックチェンジ刃物台は便利です。というか無しだとかなり効率が落ちてキツイと思います。

替えのホルダーがもうあと何個か欲しいところです。


ホームセンターで買ったシャコ万力。

イメージ 10

今のところ、セーバーよりも治具を作ったりするときの方が出番が多いです。

これがあるだけでも結構加工の幅が広がると思います。


オイルストーンとダイヤモンドシャープナー。

イメージ 11

これがあれば切削途中でも、ちょっとした研ぎ直しならすぐにできます。

オイルストーンの、もう少し粒度の細かい物が欲しいんですが、なかなか見つかりません。


マシンオイルと切削用オイル。

イメージ 12

左のマシンオイルは主に各部の清掃や、作業後の油引きに使っています。

もうちょい粘度が低くても良いような気がするので、無くなったら次はミシンオイルを使ってみようと思います。

右の切削用オイルは、水で20倍くらいに薄めて使います。水が混ざると途端に真っ白になります。

アルミ材を普通にバイトで削る場合はそれほど効果を感じませんが、

大径のドリルでの穴あけ時、刃物がビビり出したときなんかは効果絶大です。

コーナンプロで買いました。まさかこんな物が置いてあるとは思わなかったのでビックリ。


ケミカル系各種。

イメージ 3

写真にはCRCが写っていますが、研磨剤が入っているため旋盤本体には使いません。

各部の潤滑には、ホワイトグリースを使っています。

今度、ISOLAさんお勧めのモリブデングリースとの比較をしてみようと思っています。

一番右のパーツクリーナーは、各部についた油汚れや、削りあがったパーツの清掃に使います。

強力な脱脂力がある上に勢い良く噴射するので、吹き付けるだけでかなり綺麗になります。

最近は200円くらいで手に入るようになったので、遠慮なくガンガン使えるようになりました。

ちなみに、僕はパーツ塗装前の脱脂の最終仕上げにもこれを使ってます。

揮発が早く、ウエスでふき取る必要が無いので、ホコリが付くリスクを減らせるからです。

ただし、相手がプラやレジンだとひょっとしたら素材に悪影響があるかも知れません。


そして超重要アイテム、参考書として「ミニ旋盤を使いこなす本」+「応用編」です。

イメージ 4

機械工作系のHPやブログを拝見すると、ほとんど必ずと言っていいほど紹介されている本です。

ミニ旋盤の使い方を紹介した、いわばマニュアル本ですが、機械の通り一遍の使い方だけではなく

長い年月の中で職人が考え、見つけ出してきたのであろう貴重な機械加工の知恵が

惜しげもなく詰め込まれています。

そして技術書でありながら、こんなにも著者の人となりがにじみ出してくる本も珍しい。

根っからの工作好きじゃなければ書けない本です。

実はこの本、一年以上前に買ったんですが、それが旋盤購入を決意する、決定打になりました。

一冊が4000円強と、本の値段としては安くは無いかも知れません。

それでも十分すぎるほどに、値段以上の価値がある本だと思います。

初版は20年以上前ですが、未だにこれ以上の参考書として紹介される本が見当たりません。

それほど内容が濃く、完成度の高い本なのです。



と、かなり大雑把でしたが、普段使う頻度が高い道具としてはこんな感じです。

旋盤のアクセサリーとしては、面板や固定振れ止めも買いましたが今のところあまり出番がありません。

旋盤に関しては往復台のガタが気になっていたので、

今日の昼間、往復台の改良を行っていました。(応急処置ではありますが)

それも合わせて書こうと思ってたんですが、やたらと長くなったのでまたの機会にしたいと思います。


まずはDorkmanセーバーのネック部分のパーツが出来上がったわけですが、

このパーツは唯一、三爪チャックとバイトを使って普通に削り上げることのできるパーツです。

次に作るパーツはどの部分にしても

・ねじ切り

・少なくとも50mm超の中ぐり切削

が発生します。(ポンメルの中ぐり距離はそんなに長くはならないと思いますが。)

そのためにはまだ作らなければならない治具等があるんですが、前回はとりあえずセーバー自体の

パーツを作ってみたくて見切り発車してしまいました。

でもここで必要になる道具は一旦作ってしまえば後々かなり活躍してくれると思いますので、

はやる気持ちを抑えて必要なアクセサリーの製作をすることにしました。

まず、鉄板の土台に穴を4か所追加してM6のタップを立てます。

イメージ 1

その後、炭素鋼の角棒と市販のLアングルを切断した物を組み合わせて各所に穴開け、ネジ切りをして…

イメージ 2

こんな感じのバイスを作りました。

イメージ 6

こうして書くと、まるですごくあっさりと完成したように見えますが結構時間がかかりました。

実質、今日一日はほとんどこのバイスを作るために費やしてしまいました。

実際に使うときは、こうやってダイヤルゲージを当てた状態でクロススライドを動かして針の振れを見て

アゴの位置を微調整し、主軸に対する直角を出します。(精度が必要ないときはこの工程は省略します。)

イメージ 7

そしてもう一つ、長い距離のボーリング用に、中ぐり棒を作りました。

といってもこれは生鉄の丸棒の両端にセンタードリルで穴を開け、中央にバイトを差し込む穴と

バイトを固定するイモネジ用の穴を開けただけです。

イメージ 8

こんな風に、チャックを外して主軸側に面盤と固定センター、心押し台側に回転センターを付けて

両端をセンターで支え、回し金で固定して面盤と一緒に回転させて使います。

イメージ 9

本来やろうと思っていた使い方とはちょっと違いますが、試しに転がっていた端材を削ってみました。

イメージ 10

イメージ 11
切削の途中で主軸の回転数を変えると、切削面の様子が変わりました。

回転数を上げるとほんの少しですが切り込みが深くなるようです。

おそらくこの中ぐり棒自体が遠心力でたわんでいるものと思われます。

イメージ 12

まだこれ一本しか作ってないんですが、φ10の丸棒に対して長さが300mmなので細長すぎです。

φ15の丸棒でも作る予定ですが、今回のRvDセーバーは3/4インチブレードを使うつもりなので

これが必要になるのです。

先日、ヤフオクでこのドリル刃を¥210という価格で落札することに成功しました。(ちなみに送料¥500)

これくらいのドリル刃をもし新品で買ったら、一本¥10000でも足りないと思います。

イメージ 13

φ21.5とφ20の極太ドリルです。今まで持っていたドリルの最大径はφ15だったので

中ぐりの下穴用にもう少し太いドリルが欲しかったのです。

恐らくですが、元はテーパーシャンクのロングドリルだった物を

切断、加工し、チャックで掴めるように改造した物だと思われます。ミニ旋盤にはもってこいです。

旋盤に装着するとこんな感じに。

イメージ 3

イメージ 4

普通に考えると、旋盤の大きさに対してどう見てもオーバーサイズです。本当に有難うございました。

って感じなんですが、まあそれは良いんです。下穴用だし、若干の無理は承知の上なので。

でも、3/4インチ用のブレードホール(φ19.1)の加工には径が太すぎて使えません。

なのでその場合にはφ15のドリルを使って下穴を開けることになるんですが

そこにサイズピッタリのφ15の中ぐり棒を突っ込んで加工することはできないので、

穴径をせめてφ17〜φ18くらいまで広げてやるために、このφ10の細い中ぐり棒が必要になるという訳です。

まぁこれもあくまで頭の中だけで考えてることなので、実際にやってみてどうなるかは分かりません。



そして先日作ったねじ切りバイトを使って、雄ネジを切る練習をしてみました。

イメージ 5

何しろ初めての経験なのでねじ切り用のギヤの組み替えに結構手間取ってしまいましたが、

ねじ切りの作業自体はそれほど難しくは無かったです。一回切り込み過ぎて失敗しましたけど。

バイトの切り込み跡が徐々に形になってゆき、しっかりとしたネジ山になった時にはちょっと感動しました。

さて、これで一応準備はほぼ整いましたので、次はエミッターパーツを作ってみたいと思います。


下準備あれこれ 2

続きです。

なんとか鉄板に6か所の穴を開け、加工は終了しました。

これを実際に旋盤に組み付ける時は、まず旋盤のトップスライドを外します。

イメージ 1

トップスライドは、その下のクロススライドにM5のビス2本で固定されていますので、これを外します。

イメージ 2

外すとこんな感じ。

イメージ 8

旋盤の機種によってはここにT溝が切られていて、直にワークやアタッチメントを固定できるモデルも

あるようですが、比較的安価に出回っているこのタイプの旋盤ではそれができません。

かといってクロススライド自体にタップ加工とかするのはちょっと・・・ 失敗したらシャレになりません。

そのためにわざわざ土台を新造する必要があったのです。

イメージ 9

こんな風に固定します。裏面のフラットバーは、

見ての通り既存のクロススライド固定用ビス穴2か所の位置が偏っているので、

土台のズレやガタを防ぐためのストッパーとしての機能を狙いました。

裏からM6のボルトを通します。

イメージ 10

このボルトを手掛かりにすれば、土台にしっかりとワークを固定できます。

ちなみに下はあくまで「こんな感じ」という雰囲気を出すために撮った写真なので固定方法とかはデタラメです。

イメージ 11

心出しさえしっかりとして固定してやれば、こんな風にチャックにドリルを咥えて下穴を開けることができます。

イメージ 12

イメージ 13

ドリルで穴を開けた後は、バイトによる中ぐりではなく「裾えぐり」という方法で

丸棒を中空にする加工も可能になりますし、エンドミルやフライカッターを使って簡単な

フライス作業をすることもできます。もっともこれだとZ軸(上下)方向には動かすことができません。

それをやろうと思うと専用のバーチカルテーブルというやつが必要になるんですが、それはまた今度。

これでだいぶ加工の幅が広がりました。

あと、いくつかバイトを自作してみました。といってもほとんど完成バイト(未研バイト)を削っただけですが。

イメージ 14

左から、右片刃バイト、雄ネジ切りバイト、中ぐり用バイトです。

左2本は全身ハイス、中ぐり用も切れ刃部分はハイスです。

右片刃バイトはちょっと前に作ったやつで、えぬむらさんに贈ったエミッタープラグ2個のうち、

発光タイプの外径と端面はこれで削りました。その結果、超硬ロウ付けバイトよりも切削面が

綺麗に削れるように感じました。ただしこれは、僕のグラインダーに超硬チップを研磨できる

砥石が付いていないため、ロウ付けバイトを十分に研げていなかったのが原因かも知れません。

ねじ切りバイトは作ってはみましたがまだテスト切削はしていません。

中ぐり用は、やはりエミッタープラグを作る時にちょっと苦労したので、使いやすさを考えて作ってみました。

イメージ 3

イメージ 4

S45C炭素鋼の角棒に、3mmのハイス丸棒を差し込んでイモネジで固定してあります。

全長もちょっと長めにして、有効長が最大80mm強あります。

ただし、実際にはバイトのビビりが激しく出ると思われるので、どれくらいの深さまでが実用可能かは

まだ分かりません。そして見ての通り、通常の中ぐりバイトとは刃の向きを逆にしました。

これは作業時に少しでも自分から見えやすい箇所で切削を行うためで、このバイトを使うときは

当然主軸モーターは逆転させて使います。ちょっと試しに削ってみました。

イメージ 5

イメージ 6

こんな感じで、中ぐりはバイトの刃先が奥に進むと目視による確認が非常に難しくなります。

それを少しでも緩和するために、自分から見て遠い側での切削を行い、死角を少なくするようにしました。

まぁ、ある程度以上の深さになると結局は見えなくなりますが・・・

それよりも、細目の刃先で削った切削面が非常にキレイに仕上がったのには驚きました。

イメージ 7

今まで削った中では、一番滑らかに削れたかも知れません。刃先の形状が良かったのか?

と、言うことは・・・ 片刃バイトも、もう一回研ぎ直してみようかな。


な〜んてことをやってるうちに、やっと取れた休みの一日があっという間に終わってしまいましたとさ。



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