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皆さま、ご無沙汰です。
久しぶりの投稿は、今月亡くなったSteve Jobsについてです。
SteveJobsのStandor大学の卒業式での式辞は有名ですが、それを述べた2005年からさかのぼること1年。 当時、Jobsは膵臓がんを宣告されていたといいます。
手術の末、がんを克服したとはいえ、死を覚悟した経験があったうえでの式辞だけにその一言一言に重みを感じたものですが、Jobsが亡くなった今、改めてその重みを感じました。あの式辞で、彼が言いたかったのは、今を受け入れ、その今だからできることに最善を尽くせ、ということだったのではないかと思います。
思い起こせば、この式次第の前後から、Appleは破竹の快進撃を続けます。 2005年にiTuneのビデオサービス開始、2007年に当時、業界筋から無謀とも言われた携帯電話端末事業に参入し、スマートフォンという一市場を築きました。
また、リーマンショックの金融危機にもかかわらず、業績を落とさず、2010年にはiPadでタブレットPC市場を創造します。
マーケットはそれを評価し、2000年のITバブル期につけた株価のピークを2005年で上回り、今年の夏には、エクソン・モービルを抜いて、世界一の株式時価総額企業になりました。
私の知る限り、シリコンバレーのCEOは長くても50歳までには引退しています。
Jobsが50歳になったのは2005年ですので、そういう意味でもここ5~6年のパフォーマンスは驚異的です。
ちなみに、Jobsのここ数年間の年俸はたった1ドルでした。Jobsの職業観を感じます。
K |
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ゴールデンウィークに旅行の計画を立てようとしても、宿がとれない、チケットがとれない、車が混む、と気を揉めたことがある人もいるのではないか。 先週、そういったストレスを解消する画期的な試みを話し合う話し合いが始まった。 渋滞・混雑を緩和することで観光需要を掘り起こし、消費・雇用を喚起することを目的に、政府の観光立国推進本部(本部長・前原誠司国土交通相)は3日の作業部会で、春と秋の大型連休を地域ごとに分散する試案を提示したという。 これは、もともと星野リゾートで有名な星野佳路氏が政府に提起していた案がベースとなっているようだ。 昨年3月の政府主催の「有識者会合」で、星野氏は、5月の連休を地域別にずらすことで混雑の解消や観光需要の平準化を図るなど、「休日改革」の持論を説明していた。 それでは、今回の具体的な案は、どういう内容だったか確認してみよう。 ・ 試案では全国を5地域に分ける。 ・ 春と秋に地域ごとに週をずらして3日分の休みを月曜日から水曜日に配置し、土日を合わせ五連休にする。月曜から水曜に配置する地域と、水曜から金曜に配置する地域を組み合わせる案も。 ・ 春は憲法記念日(5月3日)、みどりの日(同4日)、こどもの日(同5日)の3日分を活用。秋は海の日、敬老の日、体育の日を、それぞれ7月20日、9月15日、10月10日に固定して3日分の休日を確保。 詳細はいろいろあるにしても、私は、今回の話を聞いて、素晴らしいプランだと思った。 なぜならば、政府はほとんど予算を掛けずに景気を喚起することができる一方で、我々一般消費者は、交通機関や宿泊・観光施設の混雑に煩わされることなく、休日を楽しむことができるからだ。 たかが休日、されど休日、休日を過小評価してはいけない。 ある調査では、「成人の日」「海の日」「敬老の日」「体育の日」を月曜日に変更するという「ハッピーマンデー法」の経済効果について、年間7,000億円〜2兆円の効果があると推測されているという。 また、今回の連休の変更でより休暇が多くなるという前提で考えれば、経済産業省・国土交通省・自由時間デザイン協会 (2002)の有給休暇の完全取得によって、約12兆円の経済活性化効果があるとした試算も参考になるかもしれない。 3連休と5連休といった連休期間の違いや、年2回という連休回数をどう考えるかによって、今回の地域毎の連休分散の効果も変わると思うが、少なくとも1兆円くらいの上積み効果は出てくるのではないか。 また、連休が分散されることで、従来は、この週で終わり、とされていたものもも、分散期間全般にわたるために、サービス業に従事する方々の安定雇用という影響も見込まれるだろう。 ということで、万事、いいことづくめのように思えるが、産業界の反応は、今のところ、冷ややかなようだ。 主な声を拾ってみよう。 ・ 「製造業では工場により休日が異なると、在庫増加や納品までの期間延長につながり、国際競争力に影響する。地域ごとに金融機関や青果市場などの営業日が異なると企業の資金繰りや食材の調達にも支障が生じかねない」(日本経団連) ・ 「全国展開している企業の業務効率が落ちることが予想されるし、本来の祝日の意味がなくなってしまうという議論もある。地域分散型の連休創設による手形決済日のずれが、企業の資金繰りに影響」(日本商工会議所・岡村正会頭) 善し悪しは別にしても、既にグローバルなオペレーションが、一般化しようとしているなかで、上記のようなコメントに対して、やや時代錯誤的な印象を受けるのは私だけだろうか。 また、石原慎太郎 東京都知事はこう言っている。 ・「無意味な試みだと思う。観光客の移動を考えればナンセンスな案だ」 ・「頭の悪い政治家が考えたんじゃないの。官僚は小利口だからそんなことは考えないと思うな。ただの思いつき、大反対だ」 一言でいうと製造業と自民党の重鎮には、受けが悪いようである。 前述については、産業別抗争(2次産業vs.3次産業)、後述については、政党間対立(自民党vs.民主党)の色彩が強く、いずれも消費者の目線での指摘ではなさそうだ。 また、マクロ経済でみれば、政府は借金だらけだが、国民はそうではない。 1,500兆円ともいわれる個人資産をどうやってポケットから引き出すか。 しかも、政府の予算をほとんど掛けずに、しかも、我々、国民ひとりひとりがメリットを享受できるなら、やらない手はないではないか。 皆さんは、地域別に連休を変える今回の試みは賛成であろうか?それとも反対? K P.S. 週一回更新してきたブログですが、大学での講演準備に備えるため、来週からしばらくお休みしたいと思います。 仕事を続けながら、準備をするとなると、週末しかまとまった時間がとれなくなるためです。 もちろん、その時々の時事ネタの意見をご紹介したいときは更新させていただきますが、不定期となることは十分に予想されますので、ご容赦ください。 それでは、また、皆さんに私の意見をご披露できるのを楽しみにしております。
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先週、アメリカ議会の公聴会で、一連のリコール問題に絡み、豊田社長が証言した。 そもそも、公聴会に(たとえ世界の大企業のトップとはいえ)日本人が発言すること自体が珍しいことだったし、米政府の政治的プレッシャーは行き過ぎた印象を拭えないものの、今回の問題の背後にある製造業のグローバル化の課題を垣間見た気がした。 私には、2008年に起きた金融業界のグローバル化の課題からやや遅れて、製造業のグローバル化の課題が浮き彫りになった感がある。 2008年の金融問題は、サブ・プライムローンを証券化し、それを細分化して世界中にばら撒いたものが、ローンの返却が見込めなくなった時点で証券が焦げ付き、問題が拡大した。 今度のリコール問題は、グローバル化を進める中で、効率化と利益の最大化を追い求めるあまり、設計・部品の共通化の結果、一部部品の不具合ですら、全世界に波及するかもしれないという規模のリスク(サブ・プライムローンの「細切れ証券」と同様)と、その対応如何で世界的に批判を浴びかねないという評価低下のリスク(=Reputation Risk)の可能性を浮き彫りにしたと考えている。 今回のリコール問題については、既に対処済みのアクセル・ペダルの不具合の問題が蒸し返され、また、技術的に不具合と確認されていない電子制御装置がやり玉に上がるという、恐らく当事者(特に関わったエンジニア)からすれば、やりきれない想いであろうと思う。 ただし、顧客から問題が指摘された時に、例え技術仕様では問題ないとしても、迅速、かつ、適切に対応しようという姿勢が足りないと、業界トップの会社といえども、一気に足元をすくわれてしまうことを示唆している。 まして、不適切と思われた対応の裏に、会社が利益を第一にした形跡がある、または、社内の体制維持を優先したと捉えられる形跡があると見られれば、なおさらである。 トヨタの品質への取り組みに関する評価は高く、ほかの企業が学ぶくらいだし、かくいう私も、大学院時代にはトヨタを日本の製造業のベンチマークとして研究したこともあったので、トヨタの取り組みが中途半端でないことは想像がつく。 ただし、そんなトヨタがリコールに端を発し、お家芸としてきた品質について、昨年、破綻の危機に直面し、品質ではトヨタに劣るとの評判だったGM、Ford、Chryslerを援助しているアメリカ政府から攻撃を受けるとはなんとも皮肉である。 ただ、最強とも思えたトヨタにも弱点があったのかと改めて思わせたのは、豊田社長の次の発言である。 「事業拡大のスピードに人材育成がついていけなかった」 2008年の金融危機直後の業績悪化の際の問題点として、トヨタが指摘されたのは、事業を拡大した結果生じた製造設備に関する減価償却費負担の大きさだった。 一度、大きな設備を持ってしまったにもかかわらず、想定した売上を達成できないと、売上を費用が上回ってしまうため、無駄遣いをしなくても、損失が自動的に発生してしまうことが起こる。 ただ、それは会計上の数字の課題であるわけだが、今回は、それを運用する人材のこと、いわば「ソフト」の課題があったことを示唆したわけだ。 また、報道では、日本本社に意思決定が集中し、現地でのリコール対応が遅れたとの指摘がされている。 もし、これが事実なら、経営オペレーションの課題を浮き彫りにしており、トヨタが会社として取り決めた様々なルールが、「対応の遅れ」と指摘されていることと同義だ。 だとすれば、厳密な社内ルールを重んじるトヨタにとっては、根本的な課題の修正を検討せねばならなくなるだろう。 また、私が気がかりに思っているのは、これら拡大路線とその弊害は偶然起こったわけではなく、例えば、2004年の製造業派遣などもそのContextのなかに含めて考えるべきで、これら一連の出来事は、金融業界で起きたFRBとWall Streetの関係ではないが、やはり、日本の経団連と政府、そして、トヨタのようなトップ企業が連動して、取り組んだ結果なのではないかと思うのだ。 というのも、2000年になってから、御手洗現会長が就任するまで経団連の会長を務めてきたのは、何を隠そう、トヨタのトップだった奥田碩氏であり、奥田氏の会長就任期間に製造現場への派遣社員採用が可能となったからだ。 裏を返せば、トヨタの内部で、一連の経営を取り仕切り、いわば実質的な経営の実権を握っている経営層や、それまで、トヨタの海外拡大をサポートしてきた政府・実業界の課題を、一手に握って、豊田社長は公聴会に臨んだという言い方もできるかもしれない。 冒頭の会見を見ていただければわかるが、電子制御の欠陥といった技術的な課題は明確に否定しつつ、「TOYOTA WAY」を説明し、今後、その課題の克服に懸命に取り組むことを必死になって説明している豊田社長は、いささか痛々しい印象すらある。 それは、豊田社長のバックには、トヨタ自動車はもちろんのこと、日本政府・自動車業界に収まらない日本の実業界が控えているためだろう。 ただ、私には、この公聴会での発言はもちろん、一連の会見で、豊田社長の創業家ならではの責任感、そして、顧客に対しての謝罪の姿勢が、ひしひしと感じるのだが、いかがだろうか? これは、豊田社長でなければ発することができないメッセージだろうが、本当の課題は、今後、それがどう実行されるかである。 今回の問題は、トヨタ単独や日本の製造業にとっての課題ではなく、製造業全体のグローバル化の課題だと思うので、今後のトヨタの動向に注目したい。 とりとめもなく、気付いたことをまとめたが、皆さんのご意見をお寄せいただければ幸いである。 K
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アメリカにCharter Schoolという制度があるのをご存じだろうか? 通常の公立学校とは別に、地域住民、教師、保護者などが、学校の特徴や設立後の目標などを定め、行政の特別認可の下で行う独自の学校教育のことである。 当初は、コンピュータ・リテラシー教育、理科教育に特化した学校や、不登校の子ども達を対象にした学校などを目的としたものが多かったようだが、最近は、人口構成比率に伴った人種別の入学者数を制定する学校が出るなど、教育政策的な色彩も併せ持つようになってきたようだ。 そんななかで、脚光を浴びている学校のひとつが、Promise Academyである。 Geoffrey Canada氏が設立し、ニューヨークのハーレムの子どもたちに教育、医療、福祉を包括的に提供するサービスを無料で提供している。 Geoffrey Canada氏 学校の名前の「Promise」は、この学校で学ぶハーレムの子供たちを全員大学へ行かせることを約束した学校だからだという。 現在、Promise Academyには、幼稚園〜高校1年まで1,200名が在籍している。 クラスは、生徒6人につき先生1人、土曜も講義があり、夏休みは3週間。 校内には内科も歯医者もあり、複数のクリニックも併設されている。 入学は抽選で選ばれるが、Promise Academyに入学できなくとも、Harlem Children’s ZONEとよばれるこの地域にはPipelineという補習制度があり、フォローする制度が整っている。 しかも、最も驚くべきはその実績だ。 New York州のデータによれば、小学3年生全員が算数で全国を上り、公立学校に通う白人生徒の成績も上回った。 それに加え、Promise Academyを調査したHarvard大学経済学部 Roland Fryer教授はいう。 「一般的に、17歳の黒人の国語の読解力は13歳の白人と同じと言われており、人種間で4歳も差があるといわれているが、Promise Academyでは、算数と国語の学力差が”小学校の段階”でなくなる」 「また、中学からPromise Academyに入学した場合でも、数学で3年以内に学力差をなくし、国語では差を半分にした」 また、公立学校に通っていて、Pipelineの補習を受ける生徒の9割は大学へ行っているという。 その裏には、厳しい競争原理と生徒へのユニークな「ご褒美」の仕組みがある。 設立者のGeoffrey Canada氏はいう。 「生徒が大学へ行けなければ講師も、補習講師も理事もクビ」 また、生徒は州の学力テストでAをとると、Disney Landに行くことができ、高校生になると成績優秀で皆勤賞となれば月々120ドルの褒賞が渡されるという。 ご褒美の考え方は、日本では賛否が分かれるかもしれないが、設立者のGeoffrey Canada氏の考え方は一貫している。 「お小遣いのためであれ、勉強すればよい。」 また、ウォール街からの寄付で賄われている、年間7,600万ドルの学校運営費を単純計算すると、年間一人当たり5万ドルになるため、その運営費は高いのではないか?との指摘もあるが、 「いやいや、非行で刑務所に入れば年6万ドルの税金がかかる。少年院では10万ドルの税金がかかる。それでいて見返りがない。」 この裏には、子どもを将来の社会を担う貴重な存在と捉え、その子どもたちに、積極的に「投資」すると同時に、犯罪などの社会の負の側面を減らそうという、2つの効果を狙う姿勢が見てとれる。 この春から、子ども手当を開始する日本だが、パブリックの取り組みとして、貧困・不平等・教育問題を解決する、このような取り組みはほとんど聞かれない。 それは、社会としてそこそこの安全、そこそこな教育は最低限受けられるために、本腰が入らないのかもしれない。 このPromise AcademyやHarlem Children’s ZONEがあるのは、深刻な人種差別、貧困、犯罪など深刻な社会問題を抱えるHarlemだからこそかもしれないが、もし、それが有効であるならば、取り入れない手はないだろう。 皆さんのご意見はいかがであろうか? K P.S. Harlem Children’s ZONEの取り組みは、YouTubeサイトで見ることができる。 |






