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私は高校時代、野球部に所属していた。 現役時代に甲子園出場の経験はないが、3年生の時のチームは県大会の優勝候補に目されるほどのなかなかの実力校だったと思う。 私の世代が成し得なかった夢を後輩が叶えてくれ、以後、春と夏に何回か出場する高校となったので、恐らく名前を聞けば、「あぁ、あの学校」ということになるかもしれない。 そういう生い立ちなので、この季節になると、俄然、高校野球が気になる。 実家が遠く離れているので母校の試合を観戦することはできないが、最寄の球場で、表題のブランド校同士の試合が行われるということで、居てもたってもいられず、昨日、球場に向かった。 さすがにブランド校の対戦とあって、試合会場の保土ヶ谷球場は普段は解放しない外野スタンドも開放するほどの満員ぶりだった。 移動中の満員バスの中で、「これは球場に入れないかもしれない...」と試合前から、ブルーになってしまうほどの人の多さであった。 そこまでして観戦した甲斐があったというものだが、試合自身は非常に良いゲームだった。 慶応は日米プロ野球チーム13球団のスカウトが見守るほどの実力派投手を擁し、今年の神奈川代表の本命と見られていた。 片や、桐蔭学園のほうは今年はシード校に選ばれず、4季連続出場を目指す慶応と異なり、前評判では格下と見られていたかもしれない。 実は、私は現役時代から桐蔭学園にあこがれていた。 洗練された野球スタイルという表現がぴったりのチームだったのもあるが、何よりも、プロ野球選手も多く輩出しているある意味、「普通の」競合校とは異なる雰囲気を感じさせる学校だったからだ。 卒業後の進路選択で自分に正直な選択をする選手が多いなぁという印象があったからかもしれない。 私のなかでは、大学進学後に、ジャイアンツの1位指名を断ったある投手のことが特に印象に残っているのだが。。。 とそんなこともあり、私は桐蔭学園を応援していたのだが、その前評判に劣っていた桐蔭学園が昨日の試合で勝った。。。高校野球はわからないものだ。 ただ、元野球部の私の目には、勝利の分かれ目は監督の采配にあったと映った。 (読んでいただいている方に関係者の方がいらっしゃったら恐縮です) 8回表の慶応の攻撃、ランナー1塁の場面で手堅く送らず、エンドランを仕掛け、1点差を争う終盤で、結果的に貴重なランナーを活かすことができなかった。 対してその裏の攻撃で桐蔭学園はピンチヒッターで出塁したランナーをスコアリングポジションにおいて、その前の守備から入った選手が難しいボールだったが、スクイズを成功させてその差を広げた。 こういう実力校同士の場合、チャンスはそうそうやってこない。 たった1回のミスは致命傷になりかねず、一方で、それを活かせれば勝負に勝つ、というシビアな結果となる。 私は、いつもひたむきな選手には甘く、監督には厳しい目を向けてしまうのだが、この試合は、まさしく監督の采配で、結果を分けてしまったと思う。 ただ、両校ともに選手は本当に実力があるし、よく頑張ったと素直にほめてあげたい。 いい試合をありがとう。 K この試合の模様をYouTubeにアップしてくれた方がいらっしゃるようなので、興味のある方はご覧ください。 |
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