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LASIK、近視矯正手術って、どうなの?するか悩んでるんだよねえ。と眼科医になってから、よく聞かれます。このブログでもrikoさんから質問頂きました。自分としては、こんなこと書くと、神奈川クリニックさんに襲われそうですが、よっぽど困ってない限り、止めとけば。。。といってます。確かに、メガネもコンタクトもなく裸眼で暮らせるのは魅力です。自分も、幼稚園のときから、近視があり、視力回復センターにも、何度も親に通わされました。いつも0.1ぐらいなんですが、涙を眼にためると、0.9ぐらいになり、すごいほめられたこと覚えています。今考えるとあれは詐欺ですね。小1から、分厚いメガネをかけていて、いじめられました。。。中学に入り、コンタクトにしたときは嬉しかったなあ。でも、コンタクトって、ハード、ソフトありますが、手入れとか面倒なんですよね。それに3ヶ月に1度眼科医で検査とか言われるけど、言ってる暇ないですよねえ。というわけで、近視の人が、近視矯正手術に惹かれるのは、よーくわかります。自分も医者になる前は、受けようか悩みましたから。
でも、眼科医になって、たくさんの患者さんと接するようになって、近視矯正手術は軽々しくするものではないなあ、と思っています。というのは、近視矯正手術は健康な眼に手術をするものですが、それで眼の表面(角膜)が後から濁ることが、少なからずあるということです。自分も何人かの患者さんに接しました。一度角膜が濁ると、角膜移植をしないと視力は回復しませんが、それは角膜は亡くなった方から頂かなければいけないし、待ってる方はたくさんいるので、ほんと大変です。また、移植したから必ず成功するとは限りません。
あと、もうひとつ、人間50歳ぐらいになれば、老眼になります。調節力が低下する、というと難しいのですが、遠くが見えても、近くを見るときに、必ずメガネが必要になります。そして、水晶体というレンズのところが濁って、必ず白内障になって、視力は下がります。結局、LASIKしても、老眼鏡は必要なんです。さらに、角膜混濁とか、困ったことが起こらなくても、白内障手術では、角膜を切るので、白内障手術で、角膜が濁る可能性はかなり高くなります。何にもない方でも、白内障手術で角膜が濁る方がいるんですから。
自分としては、何か、どーしても、メガネ、コンタクトが出来ない、それでは視力が出ない、といった理由がない限り、近視矯正手術はするべきではないと思います。それこそ、パイロットとか、どこかのプロゴルファーとか、裸眼(メガネ、コンタクトなし)で、視力が出ないと困る。。。という方なら話は別なのですが。。。というわけで、少なくとも自分は、LASIKは薦めてません。自分でもしたことないですが。。。
周りの眼科医でも、自分がLASIKした!という話は聞いたことありません。。。色々ぐだぐだ書きましたが、
眼医者がしないんだから、LASIKしないほうが良いですよお。
コンタクト手入れめんどくさいって人には、ワンデーアキュビューがお勧めです。朝つけて、夜捨てるだけですから、自分も使ってます。ツーウイークも安いし良いですけどね。あと、使い捨ては必ず、コンタクト屋で検査を受けるのでそれも安心だと思います。(ただ、コンタクト屋では眼科じゃない先生も、たくさんやってますが。。。自分も他科の先生に聞かれれば教えてます。。。眼じゃなくて頬っぺた見てる人もいるという話です。)
なんかずーっと言いたかったことなので、長々書いてしまいました。絶対するなとまではいいませんが、参考にしてください。一応眼科専門医なので。。。
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