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文カツ

(出陣暦(カレンダー)はタイトルの「国宝松江城…」を軽く一押し)
 
 皆様、武録、お読み頂き、だんだん辱なうござりまする。
 
 これは、拙者が武士として生まれ変わる前の話、

 「文学のかつ丼を科学する」

 食に対する共通のイメージを文学作品を主に取り上げながら解説する。

 初回はタイトルにもなっている「かつ丼」

A)一番分かりやすい、「力みなぎる」=縁起かつぎの「テキにカツ」もここでは?

・東海林さだお(98)「アイウエオの陰謀」p86「「もちろんカツライスも考えましたよ。でもなんとなくカツ丼のほうを」

・遠藤哲夫(99)「ぶっかけめしの悦楽」p89「 すきやきやカツ丼やラーメンなどにくらべたら、特別なごちそうではな
かった。中学生の頃だってバターのトーストのほうが、うらやましいぐらいだった。でも、いま、カレーライスの話だけをきかれたら、あれはごちそうだったというだろう。カレーライスはいつまでもごちそう気分でたべられたからだ。」

・東京新聞(11)「新聞記者の内観体験記」p18「 子供に対する自分。<たまに家族そろっての晩めしで、妻が腕を振るってくれたトンカツ。どっちが大きいかで長男と長女が争(p19)い、一方が泣き声になった。」

・上原橿夫(77)「職場の行動科学」P148「 動機づけとは、一般に、行動を引き出す心的エネルギーが、ある一定の対象に向けられた状態のことを言う。
 例えば、朝から何も食べずにいる人が、空腹感、欠乏感を感じている。この状態は、心的に食欲が刺激されている状態である。ちょうどその時、あるレストランの前を通りかかり、窓越しにビフテキを料理しているのが目に入った。その人の欠乏感は、一気にこの店に入ってビフテキを料理しているのが目に入った。その人の欠乏感は、一気にこの店に入ってビフテキを食べようという方向に向かった。この時、この人の食欲(欠乏感)は、ビフテキを食べるという目標によって動機づけられたわけである。この人は、エビフライでもなく、カツ丼で(p149)もなく、ビフテキを食べるという行動に向かうだろう。
 食欲(食べるのに対する欠乏感)があれば、すべてビフテキを食べるという行動が起こるわけではない。ビフテキを焼いている光景を眺めたという環境があって、初めてその人の行動は、ビフテキを食べるという行動に向かったのである。」

・深田祐介(96)「昼食難民と東京都」(「地球味な旅」p156-158)P157
 成人病を気にする中高年と違って、若いサラリーマンにとって、昼食はまさにエネルギーの補強である。私の若かった頃には、うな丼を二杯食ったり、ラーメンとカツ丼をひとりで食う豪の物もいて、皆、昼食をむさぼり食っては、メチャクチャに働いていた。
・深田祐介(96)「社長の昼めし」(深田祐介(1996)「地球味な旅」新潮社p11-13)p12「 昼食の約束のない日、社長は午前十一時頃になると、落ち着かなくなってきて、冒頭に挙げた四つのパターンを吟味し始める。そして、
「今日の社員食堂のメニューは何かね」
 と秘書に訊ねる。
 この質問がきたら、要領のいい秘書は、大抵嘘を吐くのだそうだ。
 社長は、日頃しつこくて量の多い食事を取る機会が多いし、血圧、尿酸値、血糖値、中性脂肪などの数値が気になる年齢でもある。
 だから「今日の社員食堂のメニューに蕎麦があります」などと答えれば、それでキマリになってしまう。
 そこで「今日のメニューは牛肉のホイル焼きです」とか「カツ丼です」とか出まかせをいう。
(p13)
 すると社長は「じゃ和食堂へ行って刺身定食でも食うことにするか」と諦めるのだそうだ。」

草間時彦 「浅草歩き―私の東京の味」(宇野信夫・加藤楸邨監修「東京歳時記第3巻 秋」p101-106)p115の友禅のは川端康成の「古都」(2006/4/20)を思い出した。そしてここもp102「現代の浅草の洋食屋で、私が好きなのは西浅草の河金。大正七年創業。トンカツとカレーライスの代表的な店である。ここのトンカツで、すごいのは百匁トンカツと二百匁トンカツ。百匁といえば三七五グラム、二百匁はその倍だから七五〇グラム。二百匁トンカツを一人で食べるお客が何人かいるというから、浅草は活力の溢れた街(p103)である。私も若かったころは、二百匁は無理としても、百匁トンカツなら食べられるのではないかと思ったが、けっきょく挑戦しなかった。今では、沢村貞子さんのご父君のようにカキフライでビールというのが精一杯だ。目の前に、百匁トンカツを威勢よく食べているお兄さんがいると、こちらが萎縮してしまう。
 「ソースかけカツ丼」というのはここの専売品。
 丼のご飯の上に、揚げたてのトンカツときざみキャベツを載せただけのものにソースをかけた丼。トンカツは百匁ではない。せいぜい百グラムである。あっさりしていて、値段も手ごろだし、昼飯には好適。このソースの代わりにカレーをかけると河金丼。つまり、カツカレー丼である。これも河金の発明品だそうだ(浅草の河金は昭和六十二年三月より休業中、下谷・千束にて営業)。」


B)有名なところで言えば、
取調室の「かつ丼喰うか?」と吉本ばなな「キッチン」
・いずれも「頑なに喋ろうとしない或いは自分でも気づかない(=無意識)心の本音を語ろうとする」

・西村京太郎(71)「悪への招待」((83)講談社文庫版)p389「 沢木は、すぐ、薄暗い調べ室に入れられた。
 まず、昼食が与えられた。あまりうまくないカツ丼だった。腹がすいているはずなのに、沢木は食欲がわかず、半分以上残してしまった。
 食器が片付けられると、刑事が、
「さあ、始めようか」
 と、張り切った声でいった。」

・吉本ばなな 「満月-キッチン2」  
特にp151カツ丼の部分が一番記憶に残っている(くわしくは「文学のカツ丼」を参照)。確かに、食欲と性欲はリンクすることが多い(爆笑問題のピープルでも、そういう心理テストがあった)が、おいらはそうではなく、本音を言わせたい時の小道具ではないかとにらんでいる。そうしないと、取調室のカツ丼の説明がつかないからだ。あれほど一般に広まっているのだから、イメージの一例として取り上げて差し支えはないと思っている。
・吉本ばなな 「ムーンライト・シャドウ」  
p186のかき揚げ丼がかつ丼と効用が似ているような気がするのだが。ということは「揚げ物の丼」が「本音を語らせたい」ということ?


・岡田哲(00)「とんかつの誕生」P8「 実は、筆者にも、似たようなカルチャー・ショックの体験がある。一九六二年(昭和三七)に、約二ヵ月をかけてアメリカの一六都市を業務視察した。日本からの観光旅行はまったくできない時代に、当時の持ち出し枠一杯の五〇〇ドルの外貨を持って、アメリカの軍用輸送機を改造した四発機に搭乗しての、困難な海外旅行であった。
 今日のように、国内旅行とほとんど変わらない、快適な海外旅行ができる時代とは雲泥の差があっ(p9)た。いくたびも給油と機体整備のために離着陸を繰りかえしながら、二日がかりでロスアンゼルスに到着する。当時の日本にはまったくなかった、高層建築・高速道路・大駐車場・スーパーマーケット・自動販売機・世界中の酒や煙草を売る店など、ただただ物珍しく感激・驚嘆している間はよかったが、しだいに旅の疲れが出て、四〇日後ようやくニューヨークにたどり着いた頃には、豊富なアメリカの食べ物にも辟易して、まったく食欲を失ってしまった。
 心配した商社の人が日本人クラブに連絡して、特製のカツ丼を用意してくれた。そこは学生寮のような粗末な建物で、飾り気のない椅子とテーブルしかなかったが、わかめと豆腐の味*(口に會)汁、三切れのたくわん、大盛りの本格的なカツ丼を、日本の割り箸で食べ終わると、日本食の懐かしさが涙とともに込み上げてきた。そして、再び、全身に力がみなぎってきた感覚を今も鮮明に覚えている。忘れられない味の思い出の一つである。
 その後に、しばしば聞いた話によると、海外でホームシックになったり、体調を崩したりすると、とんかつ・カレーライス・コロッケという日本の「三大洋食」が食べたくなるという。日本の洋食には、明治以来の先人たちの努力と執念のこもった、不思議な魔力が秘められているに違いない。」



B-b)あくまで警察のカツ丼
・三宅彰(97)「風よ、撃て」p40「 中沢留吉が短くなった煙草を吹かしている。留吉の前には、空の丼が並んでいる。ラーメンとかつ丼の丼である。留吉は満足そうな顔をしている。」



千葉憲二「腹と一緒に心も満たす」  雑誌・新聞の記事
20160223の朝日新聞の「ふれあいまち中華」から「 「かもめ食堂」だけじゃなくて、中華からカツ丼、カレーライスまで出してる町の食堂って、いつもそこにあることに意味があるんだよ。店主の顔が丼に映り、腹と一緒に心も満たす。それと、時間だな。子どもの頃に家族と一緒にとか、貧乏な学生時代に通い詰めたとか、人生の記憶と結びついている。」


・(16)「疾風の勇人」  コミック
第38話 社会党浅沼
「まさかここまでとは…完敗だ
カツ丼も三杯しかノドを通らん
/どうします書記長…
ここはいっそ不信任を…/
バカ よせ 国民の不興を買うだけだ
解散総選挙はなしだ!!!」


めしばな タチバナ

マニュアル

 (出陣暦(カレンダー)はタイトルの「萬侍事…」を軽く一押し)
 
 皆様、武録、お読み頂き、だんだん辱なうござりまする。


俺たちの仕事には、絶対に失敗しないマニュアルは存在しない。
それなのに失敗は許されない。

----- 小林由香「救いの森」 ----- 


 
ご覧の風景は
 
 
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 「楽しい!」製造業
 
 雲州粋縁
 
 
We are SAMURAi Company
 
亀田山社中
 
 
でお届けしました。  
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 皆様、武録、お読み頂き、だんだん辱なうござりまする。

 昔々、十年一昔。
十年前にこんな侍がおりました。

 
 
Unexisted samurai who existed
실재한 실재하지 않았던 사무라이
实际存在了的没实际存在的武士
Não existiu samurai que existiu
 
実在した実在しなかった侍の話
 

 
(出陣暦(カレンダー)はタイトルの「萬侍事…」を軽く一押し)
 
 
 皆様、武録、お読み頂き、だんだん辱なうござりまする。


 旧飲食部ジョイント企画。「文学のかつ丼を科学する」、満を持して登場。

 食に対する共通のイメージを文学作品を主に取り上げながら解説いたします。


「今、何を食べたいか言ってごらんなさい。あなたがどんな気持ちか言ってみせましょう」

「ふだん何を食べているのか言ってごらんなさい、そしてあなたがどんな人だか言ってみせましょう」
ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン(Jean Anthelme Brillat-Savarin)

下司味礼賛  古川緑波


 例えば「焼き鳥」

文学を食す

朝日新聞be(170527)「焼き鳥はたれと塩、どっちが好き?」------たれ59%・塩41%
「 焼き鳥は串から外して食べていいのかわるいのか―。tyっと前、そんな話題でネットやテレビの議論が白熱しました。串一本でそんなに盛り上がるのは、それだけみぢかな食べ物だからでしょうか。今年はとり年。「たれで食べるか、塩で食べるか」という根本的な問題(?)について尋ねました。

人生は甘くないけど

 焼き鳥好きの記者。それがゆえの悩みがある。例えば取材先と焼き鳥を食べに行く。将棋の対局のように、相手が1本目を食べたらこっちも1本食べる。相手が2本目に手を出したらこちらも2本目に手を出す。そして相手が3本目なら3本目に…と順調に進めばいいが、結局、最後は記者の方が多く食べているので恥ずかしい。」





 
まずは、レギュラー語ル志スで、是非、リクエストを。
 
 
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 「楽しい!」製造業
 
 雲州粋縁
 
 
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亀田山社中
 
 
でお届けしました。

絶望

 (出陣暦(カレンダー)はタイトルの「萬侍事…」を軽く一押し)
 
 皆様、武録、お読み頂き、だんだん辱なうござりまする。

トークライブでも推薦の「イサック」が受賞したことから、これからも発見・報告していきたいと思いまする。


三木といい、鳥取といい、城攻めに対する苛烈さが常軌を逸しておるわ。人に絶望を与えるには如何なる手段をとるべきか
 あの男の戦略はまさにその手本よ。


 
-------- 「信長協奏曲」  -------


 

 また、時代劇衣装(代官、牢人、忍者、足軽、落武者)の時代劇コスプレもご用意。こちらは一品お買い上げの方へのサービスですが、300円の小物でも一品は一品。つまり、通常衣装レンタル料500円のところを今回は300円にてご奉仕する、ということになっておりまする。
 

 そして、マニアックな案内は「城内パワースポット」「城内怪談」「ガチ城攻め」に、「ジオパーク的松江城」が仲間入り。この機会に貴殿・貴女も、マニアの仲間入りをされては如何。


 皆様のご来「城」、お待ち申し上げまする。


 
ご覧の風景は
 
 
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 「楽しい!」製造業
 
 雲洲粋縁
 
 
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亀田山社中
 
 
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