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うーむ、久しぶりにショックを受けた。
コッポラの「テトロ」
カサヴェテスをさえ思わせる濃密な映像とドラマ。モノクロ映像に差し挟まれる回想はカラーだ。
ジム・ジャームシュをさえ思い起こしてしまう。古いフランス映画をも。
だが、やはりコッポラなのだ。
光と影の使い方はこれみよがしの重々しさでなく、
父と子の葛藤を主題にしながら、人間の心を抉りとるような描き方もしない。
コッポラは「これは個人的な映画だ」と語っているという。しかし彼の眼差しはとても客観的で
その分、観客の眼差しは、人物たちの心の中へと深くおりていくことになるのだ。
美しい。そして温かなものを残す映画だ。
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