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hand
いつからか
感じていた
小さな細い手
突き出された手
無数にあるそれは
儚い暴力みたいな
凍えてるみたいな
手
口にもしない
できない
だけど感じている人は
いっぱいいるみたい
掴もうとする
けれどもその先は無い
突き出す 伸ばす
衝動と
嘆願と
主の御手は
止まっている
触れるものを庇うように
あと一言で
傷つける
あと一瞬で
争ってしまうような
その手前で
表情を逸らしたり
ほんの一瞬
優しさ添えたり
雨音がずっと
続いている間
針の音と涙みたいな音
選別しながら過ごす
御手を思う
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