各党の代表と防衛大臣が出席したテレビの日曜討論を見た。主要なテーマのひとつであったアフガニスタンのテロ問題とイラクのテロ事件の意味を、一般の人が区別して考えることは難しいのではないか。宗教的な対立や部族間の問題が存在している地域にアメリカが自国の国益のために介入して始まった騒乱であることに変わりはない。世界的な目で見て、テロを終息させる必要があることでも変わりはない。
国内でも汚職だ、殺人だと世の中の汚い部分ばかりに目を向けていると、ときには息抜きしたくなる。久しぶりに相模湖の先の芸術村と呼ばれている旧藤野町で、紅葉狩りの散策をした。藤野駅からバスで温泉センターに行き、そこから6キロほど、山道や田舎道の紅葉を楽しんだ。季節は冬だが霜が遅い今年の紅葉は、盛りをいくらか過ぎた風情だ。都心から60キロぐらいの近間でありながら田舎の空気を楽しむことができるのがありがたい。あちこちに年寄りの小遣い稼ぎで、柿やゆず、大根、イモ類などの屋台が目立たない路傍に置かれている。
ただ土地の人も言っていたように車なしでは生活できないので、車道では危険を感じながらの散歩になるのが問題だ。もっとも車のナンバーは都心に近いものが多かった。昔は少なくとも1時間に1本のバスが遠くまで走っていたが、今では朝夕だけの路線になっていたり、廃線になっていたりする。お客さんがまばらで、そのうえ土地の人らしい顔が見られないバスから見る車窓の風景は、たそがれそのものであった。
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