軍事評論家熊谷直の社会評論

アジアを中心にした社会・軍事の情勢やニュースの分析

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 いつもは堅い話ばかりなので、いくらか砕けた話を書こう。過日、やや涼しい日に岩槻を歩いてみた。東武の東岩槻駅で降りて大宮の方向に300メートルほど歩くと元荒川に出る。電車の鉄橋と並んで、やや上手に歩道橋がかかっているが、そこから見ると、水辺の緑の景色と電車のくすんだ色がマッチして美しい。
 その先にあるのが久伊豆神社だ。3000坪ほどの神社の森に埋もれている社への、長い参道を見つけるのに苦労した。飛鳥時代に土師氏により創建されたというだけに、風景にも歴史が染みついている。
 若い元気な神官さんにお宮の名前の呼び方を聞くと、久伊豆はヒサイズと読むということが分かった。「お参りするとクイズに当たるのではないでしょうか」と冗談をいうと、真顔で、「以前、アメリカ系のクイズ番組のために、ロケが行われたことがあります」という返事が返ってきた。
 境内に、水ではなく河原石が敷き詰められた立派な池庭があり、昔から人々の信仰を集めてきたところのようだ。戦前は、この地方で陸軍の大演習が行われたこともあり、指揮官の宮様の奉納品もある。
 由緒があるこのお宮は、岩槻城の守り神であったこともあるそうだ。クイツと言われていた時代もあるらしい。そのころは、玖伊津と表記したのではあるまいか。後で調べてみたら、埼玉県内のほかにも久伊豆神社があった。
 残念なことに、ここのお宮の石燈籠も先日の震災で笠石の落下があったようだ。最近、古い神社やお寺の地震被害が目立つが、文化財の復旧はあとまわしにせざるを得ないのであろう。考えさせられた小旅行であった。イメージ 1イメージ 2

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