軍事評論家熊谷直の社会評論

アジアを中心にした社会・軍事の情勢やニュースの分析

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 森本敏拓大大学院教授が新しく防衛大臣に就任するが、民間人の起用として賛否両方の声がある。私と同じ軍事専門家であり私の防衛大学校卒業よりも6期後輩の第9期卒で、同じ航空自衛隊の仲間であったという点で、あるていど大臣としての行動の予測がつくので、所見を述べておきたい。
 過去に、防衛大学校出で防衛庁長官(防衛大臣の前身)に就任した最初の人は、中谷衆議院議員であった。中谷氏は防大第24期卒陸上自衛官の経歴を持つが、比較的若い時に父親の後を継いで政治家に転身しているので、政治家としての経歴が長い。自衛隊は階級社会であり、自衛官としての旧階級の上下が退官後も影響することがある。一方で防大卒の期の古さが階級よりもものをいうことがあり、それを森本氏が、どのように大臣としての勤務に生かしていくかが活動に大きく影響する。しかし政治家との関係ではそれがまったく通用しないので、うっかりすると落とし穴にハマる危険性もある。ただ防衛問題についてはもちろん専門家であり、学者としての知見に裏打ちされたものもあるので、外務省勤務の経験と自衛官として米軍を相手にして交渉をした経験や米人との交友関係がそれに加わって、事務屋的な役割はうまく果たしていくであろう。野田総理はそのあたりに期待しているとおもわれる。
 気をつけるべきは、普天間問題で沖縄の人を相手にすることに、慣れていないと思われることである。うっかりすると地元市長選挙についての発言で揚げ足を取られた沖縄防衛局長のような失敗をすることになりかねない。心して責任を全うされるよう祈っている。

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本当に素晴らしい人選だと思います。

2012/6/4(月) 午後 10:21 メディグ


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