軍事評論家熊谷直の社会評論

アジアを中心にした社会・軍事の情勢やニュースの分析

全体表示

[ リスト ]

 中国艦5隻が宗谷海峡を太平洋に向けて通過したとき、日本列島を一周して尖閣方面に向かうことを予測しておいたが、まさにその通りになった。電子偵察機や海警船と連動して行動している。これが何を意味しているのか。ほとんど同じように宗谷海峡を抜けてアリューシャン方面で演習に参加したロシア艦隊の行動を、中国艦隊と対抗して行動したという意味不明の状況分析をしている報道が見られたが、対抗ではなく中露が共同して、米本国からアリューシャン方面に侵攻する仮想敵に対抗する演習を行なったと見るべきであろう。中国艦隊は、米軍と共同して行動する日本の自衛隊を牽制する演習を行なったといえよう。
 また安倍総理は、南シナ海が東シナ海に続いて危険な状態になったので東南アジアの国と対応を協議したという報道もなされているが、中国の海洋進出は南シナ海のほうが早い。ジャーナリストはもう少し世界に目を向けた判断をして欲しい。このようなところにも、平和ボケした日本人の現状が示されている。
 いっぽう北朝鮮の金正恩が朝鮮戦争休戦の記念式典に姿を見せたが、演説はしていないという。発表されている壇上で手を振っている彼の写真も、不自然なところがある。何らかの変化が起きているのかもしれない。
 また中国は、琉球は日本が中国から奪ったものだという主張を国際的に、宣伝し始めている。政治家ではなく評論家としての気楽な立場でいうと、中国に対抗して、江戸時代のはじめに明の遺臣の父と日本人の母の血を引く鄭成功がアモイや台湾を領有していたことがあるので、その方面には日本の権利もあると主張したい気持ちになる。遼東半島も日清戦争の結果、ドイツやロシア、フランスが干渉してくるまでは、講和条約により日本のものになっていた。これは清国時代にロシアが武力で、中国領であったシベリア・沿海州方面を自分のものにしたのと国際法的には同じであり、戦争に勝ったほうが領土を手に入れていた。歴史をさかのぼると、何とでもこじつけを言い立てることができる。清代の中国は、チベットや新疆を侵略した。自国の歴史やロシアの行動に難癖をつけることなく、日本にだけ難題を吹きかけてきているのは、日本外交が弱腰に過ぎるからであろう。攻めの外交が必要である。

「軍事評論家熊谷直の社会評論」書庫の記事一覧

閉じる コメント(1)

私も同感!フィリピンには例えば、退役ちかい、はつゆき型護衛艦を譲るなどより積極的な対応をして中国牽制すべきと。

2013/7/27(土) 午後 4:39 [ マイティマウス ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事