軍事評論家熊谷直の社会評論

アジアを中心にした社会・軍事の情勢やニュースの分析

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 オリンピック入場行進は、その国の状態や歴史を考える一つの手がかりになる。西欧の人々は陽気だ。特にイタリア人はその典型。東欧の人は表情がやや硬い。ロシア人はドーピング問題があったにもかかわらず、選手は気にしていない様子。結局政治の問題だからではないのか。アフリカや太平洋の第二次大戦後の新独立国の選手は現地人が主体のようだが、中南米のスペインやポルトガルの植民地であった国の選手に原住民系の顔立ちの人がいないと感じるのは、宗主国の昔の原住民抑圧政策のためではないのか。アメリカでもインディアンは隔離されたためか、選手に選抜されるような比較的恵まれた成長期を過ごすことができた人が少ないためではないかと考えている。黒人は虐げられているとは言いながら、リンカーン時代の政策のおかげでインディアンよりは存在感がある。それでもプールやテニスコートなど、金持ちが自宅やホテルなどで特別の時間を過ごすことで技能が磨かれる種類のスポーツ選手に、黒人の姿を見ることは少ない。
 あまりリラックスしていない東洋人の入場行進のなかでもで目立ったのは、北朝鮮の選手団であった。服装だけでなく顔つきが、金王朝の臣下ですとでも表現することが適当な硬い顔になっている。逃亡しないように見張りの要員も交じっているのだろうか。日本人選手にはアメリカ流の影響が出ているとはいえ、必要以上に羽目を外すことはしない高校球児的なまじめな態度が残っている。
 街中を歩いている外国人に国籍や仕事を聞いて回ることは難しい。しかしテレビでオリンピックの入場行進を見ているだけで、このような観察ができるのであり、私にとってありがたいことであった。
 

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