軍事評論家熊谷直の社会評論

アジアを中心にした社会・軍事の情勢やニュースの分析

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  4月13日朝、ついに北朝鮮は人工衛星打ち上げロケットの発射をした。11日に金正恩を党の第一書記に選任して事実上、国家の権力を受け継いだことを内外に明らかにしたのであり、その威信を国内に示すためには、予定されたとおりのロケット発射をすることが必要であった。そのためには12日に、お祝いの花火のような形で発射をすることが望ましかったといえようが、この日は打ち上げが行われなかった。天候は申し分なかったので、どうも前後の状況からみて、燃料の注入など整備上の問題が起こっていたと推定される。しかしいまさら発射を中止するわけにはいかない。上からの圧力があり現場の技術者はあせって、むりをしたであろう。
 日本時間で7時40分といわれている打ち上げは、防衛省の発表では高度120キロメートルまで上昇したものの失敗に終わったとされている。しかし私は、発射直後の高度数千メートルで異常が明らかになり、二段目の切り離し態勢になる前に、地上からの爆破指令が行われたのではないかと推定している。日本側のレーダーなどで航跡が確認できず、アメリカの監視衛星が4ッに分解したことを確認したとしているからである。さらに悪意を持って推定すると、技術者たちは失敗の確率が高いことを知りながら、爆破準備を整えてから発射したとも思われる。そうだとすると、北の内部は、権威権力政治が行われているものの、一枚岩ではないとも考えられる。技術者たちが今後どのような行動をとるのか、あるいは処刑されるのかに注目する必要がある。
 いずれにしろこの失敗は、金正恩新王朝に大きな打撃を与えることになった。王朝の威信に傷がついただけでなく、国連など国際的な場でも、発射を強行したという事実のために責任を追及され、アメリカの食糧援助も難しくなって、国民の飢えを解消することがいっそう難しくなったからである。中国も、北はいうことを聴かないので、かばいきれないという態度を示している。
 続いて、来月にも予定されているらしい北の核実験がどうなるのか。国際的には実験が難しくなったことが明らかであり、技術的にも未熟であることを今度の失敗が示したので、アメリカの態度によっては、北が、しばらく実験をしないこともありうる。
 これで金王朝がしばらく静かにしてくれれば、日本にとっての脅威の時期が、いくらか先に延ばされたことになる。日本としては今度の発射で、国民にいざというときの対応についてについての心構えを植えつけることができ、自衛隊も移動展開の訓練をすることができたので、国防上の利益があったというべきであろう。しかし他方で小沢一郎議員のように、自衛隊の行動をあざ笑い民主党の票を減らすことに貢献した人もいたことに、国民は注目をしておくべきであろう。
(註 昼ごろの報道によると、情報が錯綜して最大水平飛行距離120キロメートルであったのを、高度と誤って最初の報道がなされたようであり、上記の私の推測が正しかったと推定される。また発射時間についても疑問がある)

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