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中国の習近平軍事委員長(共産党主席)が軍備を強固にするよう軍に訓辞をしたとして、尖閣諸島に実力行使に出るのではないかとする推測がなされている。自衛隊で毎年行われている年始の訓練のなかに、空挺団などの離島奪回作戦を思わせるものがあり、それに反応したとも言われている。しかし私は、中国が当面、これまでと大きく変わった行動に出ることはないと思っている。
中国の相手は日本だけではない。南沙諸島の問題でフィリピンをはじめとする東南アジア諸国と対立的になっているし、中国が、ロシアのウラジオストックは、本来中国のものであるともいいはじめているので、ロシアとも対立が始まっている。新疆ウィグル族支配とその方面の希少金属生産などの関係で、もともとその方面でもロシアと対立があった。またミャンマーの国内問題に関係するが、ミャンマー北部のカチン族とミャンマー政府との内戦の関係から、避難民が国境を超えて中国側雲南省に入り込んでいるのを拒否するために、実力行使をしていることも、軍事的な問題である。インドともチベット問題などで国境付近で争っている。最近、パキスタンとインドがカシミール方面で久しぶりに軍事衝突をしたのも、裏に中国のインド・パキスタンとの関係が絡んでいるのではないかと推測される。
このように中国は国境全てで隣国と争っているのであり、そのような状況にいつでも対応できるようにしておくことを指示したのが、習近平の訓示の趣旨ではなかったか。
もちろん日本もその相手のひとつになっているので、気を許すわけにはいかない。安倍政権は極端な日中対立の道を歩むのではなく、だからといって中国に譲歩するのではなく、国連と米国を味方につけて現在の安全保障体制を維持する必要があろう。普天間問題やオスプレイ配備問題は、沖縄だけの問題ではない。のらりくらりの時間稼ぎの沖縄政府(琉球政府・琉球王府)の伝統的な態度に振り回されて損をするのは、結局は多くの沖縄の人々であり、日本人全部である。
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