軍事評論家熊谷直の社会評論

アジアを中心にした社会・軍事の情勢やニュースの分析

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

 ①鬼怒川の堤防決壊で常総市に大きな被害が出たが、洪水後の空中からの映像を見ると、江戸時代に流域が変更された旧川道に沿って決壊箇所から洪水が流れていることがわかる。最近の河川改修では川を直線にすることがあたりまえになっているが、計画者は予想される災害の判断に自然の地形を判断要素に加えて、もう一度考え直してみることが必要だろう。  
 ②行政の縦割りについても、災害のような広域が関係するものについては融通が利くように防災計画の見直しができる制度として法令を考え直すことが必要だ。常総市の東に住んでいた人が、東のつくば方面に避難する方が安全であったと語っているとおりで、役所としては避難所の運用経費の関係もあり隣接の市町村に避難する計画は立てにくい。私の住んでいる八王子市の豪雨で体験としてわかったことは、同じ避難所に指定されていながらすぐ近くの都立高校は、よほどのことがない限り避難所開設がないので、がけ崩れなどが予想される所を通って遠い市立小学校に避難するよう指定されている。これは上下の縦割りの弊害である。  
 ③防災に限らずまた官民を問わず担当者は、足で仕事をすることが大切だ。すぐやる課を設けて蜂の巣の駆除までしている市があってその活動が市民に受けているが、最近は世の中が忙しくなったためか、自分の目で見て確認しつつ仕事をすることをせず、下請けに調査させその報告だけで処理してしまう大企業も多い。下請けは人材不足で定まった手順の処理しかしない。子供のときからの引きこもりやIT化でその傾向が強くなっている。せめて元受けや担当公務員がインターネット画像で確認することぐらいは行われてもよいと思うが、事件が起きてからあの時もう一歩突っ込んでいればという小学校などでの事件が、起こるべくして起きている。近所付き合いが希薄になると、危ないと思っても声かけができないなど、これも問題だ。
 ④大雨や噴火など地球の異変で災害が起こっているのは日本だけでない。太平洋の真ん中でも気づかれない海底噴火などが起こって海水温度を高めているのではないか。最近アメリカでも日本の洪水報道に隠れてしまってわれわれが知らない大雨被害があった。ただ、ハイカーやドライバーの被害が多かったのはアメリカ的だ。あらゆる方向からの地球規模の地殻や気候の変動を分析するのは、気象庁などの限られて員数の人に任せておけばよいというものではあるまい。

転載元転載元: 軍事評論家熊谷直の社会評論

 ①鬼怒川の堤防決壊で常総市に大きな被害が出たが、洪水後の空中からの映像を見ると、江戸時代に流域が変更された旧川道に沿って決壊箇所から洪水が流れていることがわかる。最近の河川改修では川を直線にすることがあたりまえになっているが、計画者は予想される災害の判断に自然の地形を判断要素に加えて、もう一度考え直してみることが必要だろう。  
 ②行政の縦割りについても、災害のような広域が関係するものについては融通が利くように防災計画の見直しができる制度として法令を考え直すことが必要だ。常総市の東に住んでいた人が、東のつくば方面に避難する方が安全であったと語っているとおりで、役所としては避難所の運用経費の関係もあり隣接の市町村に避難する計画は立てにくい。私の住んでいる八王子市の豪雨で体験としてわかったことは、同じ避難所に指定されていながらすぐ近くの都立高校は、よほどのことがない限り避難所開設がないので、がけ崩れなどが予想される所を通って遠い市立小学校に避難するよう指定されている。これは上下の縦割りの弊害である。  
 ③防災に限らずまた官民を問わず担当者は、足で仕事をすることが大切だ。すぐやる課を設けて蜂の巣の駆除までしている市があってその活動が市民に受けているが、最近は世の中が忙しくなったためか、自分の目で見て確認しつつ仕事をすることをせず、下請けに調査させその報告だけで処理してしまう大企業も多い。下請けは人材不足で定まった手順の処理しかしない。子供のときからの引きこもりやIT化でその傾向が強くなっている。せめて元受けや担当公務員がインターネット画像で確認することぐらいは行われてもよいと思うが、事件が起きてからあの時もう一歩突っ込んでいればという小学校などでの事件が、起こるべくして起きている。近所付き合いが希薄になると、危ないと思っても声かけができないなど、これも問題だ。
 ④大雨や噴火など地球の異変で災害が起こっているのは日本だけでない。太平洋の真ん中でも気づかれない海底噴火などが起こって海水温度を高めているのではないか。最近アメリカでも日本の洪水報道に隠れてしまってわれわれが知らない大雨被害があった。ただ、ハイカーやドライバーの被害が多かったのはアメリカ的だ。あらゆる方向からの地球規模の地殻や気候の変動を分析するのは、気象庁などの限られて員数の人に任せておけばよいというものではあるまい。

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事