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by武田邦彦。
じっくり読んで感想を書きたかったのですが、返却期限が迫っているので、流し読みしかできませんでした。すみません。
まず、最初に言いたいのは、「おおむね同意しますし、目指すところは私もほぼ同じです」。
「ペットボトルのリサイクルや、容器包装プラスチックゴミを分別回収するために、却ってエネルギーを使うことになるので、むしろリサイクルは悪である」という主張には、心から同意できます。著者は、リサイクルに投じられる資金が、利権化しているとも主張しています。まあそういう部分はあるかもしれない。
「毒物で死なずに報道で殺される人たち」狂牛病発生時の獣医さんや、鳥インフルエンザの対応が遅れて自殺した経営者夫婦など。これは本当に同意できます。最近のマスコミは正義ぶって民衆の代表みたいに行動しすぎる。
しかし、読んでいくと、いろんな疑問点が生じてきました。
もちろん私は素人だし、一つ一つの疑問を調べる能力も余力もないので、印象だけで語ることをお許し頂きたいのですが。
・ダイオキシンは猛毒ではない。日本の水田に散布されたダイオキシンの量はベトナム戦争時の8倍にもなる。
→目からウロコの説なんですが、水田に撒かれてコメから摂取するダイオキシンと、飛行機で頭の上から散布されて、息から・口から直接摂取するダイオキシンとを単純に比較していいものか?
・南極大陸の気温はむしろ低下していた。
→気温が低下しているというのは過去のデータで、そんなデータがあるのに海面上昇を煽り立てた20年以上前の新聞記事を批判しているだけみたいです。
・南極の気温が高くなると、わずかだが海水面は下がる
一理あるんですが、実際に氷が減っているらしいというこの現実をどう理解すればよいのでしょうか?
wikipediaによると「頻繁に報道されている南極の融解は地球温暖化が予想される前からあったもので、温暖化とは直接関係ないといわれている」そうですが、南極で雨が降るようになったと事実もどう理解してよいのか私には判りません。
・地球には、今よりもっと気温の高い時代があった。温暖化自体は悪いことではない。急激に変わる事が問題である。だからむやみに「温暖化をこれ以上促進してはいけない」と叫ぶだけではなく、反対の説もあることを踏まえて行動すべき
→まったくその通りだと思いますが、そんな悠長なことを言っていられる段階ではないと思うのです。
とてもよいことを言っておられると思うし、特に最初と最後は非常に同感できるのですが、多少扇情的な文体によって、「だから温暖化は心配する必要がない」と今まで通りの大量消費生活を続ける人が多発すると思われます。こういう自分に都合のいい部分だけを取り上げるタイプの人が実際にダンナの職場でもいたそうです。
また、この急激な変化により社会に起こり始めている混乱や、失われる生物の多様性による影響について言及はあまりないみたいです。
というわけで、惜しいのですが、やはり自分の中で、この本はトンデモ本の領域を出ないものであると認定させていただきます。(しかしトンデモ本としては良いことを言っているとも思います)
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日本での CO2削減が 削減どころが増加してたとは。。 買い物袋にマイバック・・でも自宅でゴミ箱にスーパーの袋を利用していたら エコにはなりませんねー。(^_^)
2008/5/20(火) 午後 8:42 [ - ]
とうとう、お読みになられましたね。でんちゃんはTV出演の口舌しか知りませんので、なんともいえませんが、文脈上「惜しいのですが、」の意味がもひとつ理解できていません。
2008/5/20(火) 午後 9:42
豚の鼻さん、著者によると、レジ袋の原料となるポリエチレンは、
以前は捨てていたものだから、別にどんどん使ってもいいんだそうです。
でも、レジ袋を製造したり運搬したり、処分する時に余計なCO2を排出すると思うし、
ポリエチレンの有意義な別の用途を考えるべきだと思うので、
この点では著者には同意できませんでした。
2008/5/20(火) 午後 11:05
豚の鼻さんの世代は、エコな生活スタイルや価値観をしっかりお持ちだと思うので、
若い世代が承継していかなければならないと思います。
またご教示ください。
2008/5/20(火) 午後 11:07
denjiroさん、武田センセとは直接のお知り合いだと思っていました。
図書館の順番待ちでこんなに遅くなってしまいました・・・。
惜しい→良いことを言っているのに、「環境に配慮した生活なんて
する必要がないんだ」と思わせるようなタイトルと文章のため、
読者に本来の意図とは正反対の効果を生むと思われることです。
2008/5/20(火) 午後 11:12
環境問題はもう誰もが無視できない問題ですね。
効果が少しでもあるのなら今までの生活を見直して
行動したほうがいいし、もし逆効果なのであれば
考え直すことが必要かもしれませんね。
しっかりしないと。勉強になりました!
2008/5/25(日) 午後 8:47 [ ちさぞう ]
(´Д`)読書をぜんぜんできていないまゆです。反省しきり。
読書家のくひこさんに尊敬のポチを。
2008/5/25(日) 午後 10:05
chisaさん、今NHKで「北極大変動」という番組を見ていました。
恐ろしかった・・・・・。
北極の氷が溶けても海面は上昇しないとこの本には書いてありましたが、
それだけの問題ではないと思います。
海面は上昇しなくても、氷がなくなれば太陽光のエネルギーが吸収されやすくなり、
更に海水温度の上昇が加速されるとのことで、「既に臨界点を超え」ているそうです。
2008/5/25(日) 午後 10:30
しかし世の中では、氷が溶けた後の北極海の資源を取り合っているようですね。
一体「産業の発達」って何だろう・・・・・といつも思っています。
2008/5/25(日) 午後 10:31
mayuさん、情報は本だけから得られるものではないじゃないですか!
社会の中で積極的に情報を仕入れて、自分のものにしているmayuさんこそ
尊敬できる人です☆ポチありがとうございます。
2008/5/25(日) 午後 10:33
人間の果てなき欲望・・。かなりショック受けました。
社会公共の安全性を確保した上で、産業は発達していくべき
ものなのに、優先課題をすっ飛ばして進めてきたバツを
受けてるのかも・・。
過去はしかたないとしても、今後は産業分野全般(それに
限りませんが)温暖化対策を考慮したうえで活動することが
当然である流れになっていけばいいですね。
2008/5/26(月) 午前 5:47 [ ちさぞう ]
chisaさん、本当ですね。今すぐに対策をはじめなければ、結局全てが崩壊するのだということを、産業界にも認識してほしいです。
2008/5/26(月) 午前 10:07