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「がんす娘」誕生秘話

 令和元年6月29日(土)

今回は新たな呉の名物となった「うまいでがんす」を紹介します。雑誌やテレビで取り上げられて全国的にも知られるようになりました。
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4月中旬、RCCTV番組によれば、東京銀座にある広島県のアンテナショップ「tau」に来店したお客さん100人の内32人が「がんす」を購入していったとのことです。

呉の人はご承知の通り、「がんす」とは広島言葉で「〜でございます」という意味。「うまいでがんす」=「美味しゅうございます」です。
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「がんす」はタラ、イチヨリダイといった魚のすり身にみじん切りした玉ねぎと七味唐辛子を混ぜ、油で揚げたものです。

「さつま揚げ」(鹿児島)や「ジャコ天」(愛媛・呉)と違うのは、パン粉を付けて揚げていることです。これでサクサクとした食感が味わえます。
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たまねぎは甘みを持たせ、七味はピリッとした食感を与えてくれます。子どもはおやつ感覚で、大人はおつまみとして食べられます。おでんの具にしたり「がんすバーガー」などにもできます。
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製造・販売しているのは、呉市広古新開にある(株)「三宅水産」で、現在食品店やスーパー等約100店舗に卸しています。

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「がんす」は厚さ5mmほど、6cm×10mmの角形。1袋に2枚入りで238円。賞味期限は3日間です。価格は他のメーカーより少し高めですが、変わらぬ人気を保っています。

「がんす」誕生の経緯(先のTVで紹介された三宅清登社長の話)

三宅水産がかまぼこ屋として創業を始めた昭和44年当時、日本では、結婚式の引き出物には「かまぼこ」が必ず付く時代で、多い時には1月700万円の売上げがあった。
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当時コロッケ等の揚げ物が広く出回っていたが、高価なため庶民は簡単には食べられなかった。そこで、昭和50年頃、2代目社長の三宅勇三氏が手軽に食べられる揚げ物として「がんす」を作り始めた。

ただし、かまぼこ作りが忙しく、「がんす」はあくまでかまぼこの副産物としての扱いだった。
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その後、平成8年頃から、結婚式は「地味婚」が主流となり、かまぼこが引き出物として売れなくなった。10年以上そうした、厳しい時代が続いた。

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それを救ってくれたのが、3代目社長三宅清登氏の長女で、大学を卒業したばかりの三宅結花(ゆか)さんだった。

結花さんは、かまぼこに代わって「がんす」を看板商品とすることとし、当時のゆるキャラブームに倣って「がんす娘。」を考えついた。
(「がんす娘。」と「。」を付けるのが正式です。)
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独特の扮装で「いかがんす、うまいでがんす、がんす」と連呼。生きたゆるキャラで店頭販売を始めた。また、各地のイベントに参加して「がんす」のPRに努めた。そしてこれが受けた。
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「がんす娘。」は雑誌、テレビに登場し、インスタでUPされて人気に火が付き、年商が3倍に跳ね上がった。

結花さんは、昭和58年生れ、平成187月から「がんす娘」を演じている。ちゃんとしたゆるキャラを雇うのにお金がないから自分で演じることを考え付いたという。
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トレードマークは頭に付けた丸いがんす印。これは、バス停をイメージしたもので、いつでもお客さんに留まって戴ける様にとの意味だという。

この一文を読まれた方、ぜひ「がんす」を食べてみて下さい。そして「がんす娘。」を見かけたら、是非声をかけてあげて下さい。

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