|
前触れもなく、突然あの上司が職場に復帰すると、
すぐに反響がありました。
「会った?」
誰に
なにせ、わたしの前に不意に現れましたから。
休憩時間に、開口一番その話になりました。
当然批判はネガティブなもの!
それぞれ顔を近づけ、声を潜めます。
あの上司が階下で、タバコをふかしているかもしれないからです。
「どうして戻ってきたのかな〜?」
「そりゃ〜マネージャーの器じゃなかったからでしょう〜よ!」
想像は出来ました。
問題解決するというよりは、トラブルめ〜か〜さん!
みんなの意見も一致していました。
どう考えても、困った人としか言いようがなかったのです。
事実、わたしだけがトラぶっていたわけではありませんでした。
多くのひよこたちが、あの上司の餌食となり、
毎日のように、マネージャー室に呼ばれていたのです。
その間は、生産性が落ち、
仕事に支障をきたしていたのは明白でした。
職場はまたしても、厚い雲に覆われたようなものでした。
マネージャーのポジションを取り上げられたとなると、
友だちであり、推薦してくれたマネージャーを頼って、
ここに戻って来るしか道はなかったのかもしれません。
気の毒ではありますが致し方のないことでしょう……
ヘイ
ウェイキーウェイキー
WAKE UP
あっ、そうでした!
そんなのんきなことを言っている場合ではありませんでした。
ここに、この職場に……
あの上司が戻って来たということは……
ただちに……
自分を守る体制を整えなければならないということです!
さもなくば、再び、
オオカミの餌食になるということでした。
しかし、どうすれば……
わたしには良い策などありませんでした。
傷も癒えた頃、
また、やって来るとは……
本当になんという人生のシナリオでしょうか!
わたしは、その事を考えるたびに不安な気持ちになりました。
つづく
ありがとうございました。
|
バック・トゥ・ザ・ヒューチャ―2
-
詳細
全1ページ
[1]
コメント(9)
全1ページ
[1]





