不思議の惑星の…混沌としたブログ

…最近二次どころか一次もあまりかいてないと思ったので神話でも描いてます。

学ヘタ

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学ヘタSSで時間軸は最近…か、月とすっぽんごろ〜辺りです。

登場:アル視点、菊、アーサー。

―――――策士?策に溺れる??―――――――――


ある日、アーサーとちょっと喧嘩した。


なので俺はアーサーの家に菊を連れて行くことにした。

「菊、この間またアーサーと喧嘩しちゃってね…
 謝りたいんだけど、俺一人じゃまた売り言葉に買い言葉になっちゃうだろう?
 今度の日曜、ついて来てくれるかい?」

部活中のまん研に突然訪問した俺に最初渋っていた菊だけれど、
俺がそう言って相談すると、

「それは…私などでお役に立てるのなら」と菊は快く言ってくれた。

ははははははは!!
抜き打ちお宅訪問!

きっとアーサーはいつも通り庭の手入れでもしていることだろう。
だっさい格好で!

果たしていつも格好良い生徒会長様として構内を取り仕切り、
制服はデザインこそ他生徒と同じもののオーダーメイドでぴったり作り上げ自分の体系が一番格好良く見えるように微妙なラインに気を使い一番似合うようにし、
学校行事はいつも完璧なフォーマルスタイル、
何処まで自分の服装センスにうぬぼれがあるのか菊が学校へ行くようになる前には一々私服だの服装の指導までして、そして今でも菊と会うときには完全な服装を着崩さず、
一寸でも俺が制服を着崩した格好をすると所かまわずいちいち口うるさく最新ファッションを認めないアーサーは

思惑通り着古してほつれを直したセーターと古臭くダサいズボンで泥にまみれて軍手をはめて庭にいた。

「やあ!アーサー!!」

先手必勝!庭にいるアーサーに声をかける俺、菊の視線を彼に止めさせる。

はたしてアーサーはどんな言い訳をするのか!
さあ!アーサーに幻滅するが良い!!菊!!

「え?なんだフレッド… …!!き菊!」

案の定、紳士然とした姿しか見られたことのないアーサーはあわて、

「…おはようございます、アーサーさん。すばらしいバラですね。」

いつもどおり穏やかな笑みでアーサーに微笑みかける菊。

……あれ?

「あ、ああ、一寸居間に上がって待ってくれ、着替えてくるから」

そういってふつうに部屋に戻ろうとするアーサーに
「え、良いよそのままで」と俺が言うとアーサーは
「お前のためじゃない、来客の前でこんな格好じゃ失礼だろう!」と怒る。

そんなアーサーに菊は穏やかに
「すみません、気を使わせてしまって。お気遣いなく」と微笑む。

アーサーが菊を居間に通して置くように俺に伝えて部屋に戻ると
菊が怪訝そうに俺に尋ねる。

「ちゃんとご連絡を入れておかなかったんですか?」
「あ、ああ、連絡入れて、気まずいからって逃げられたら嫌だろう?」

本当はちゃんとした姿で出迎えられたら困るからだけれど…。

その後、二人して居間でアーサーのお茶を出された。

「有り合わせですまないな、来る事を知っていたらスコーンぐらい準備していたんだが。」

「いえ、突然お邪魔したのは此方ですから、お庭のバラの手入れ、
 アーサーさんがなさっているんですね。」

「ああ、バラは肥料食いだし病気にかかりやすいし手間隙がかかるが、
 手をかけたその分綺麗な花を咲かせて答えてくれる」

「あのように熱心に植物の世話をするお姿が見られるなんて意外でした。とても素敵です」

滅多に人をほめる事をしない菊が、アーサーをほめている…。

その後も菊は彼の熱心な姿と植物やものを大切にする姿勢とに、感心していた。


…OH My God!

―――――――――*後書き*――――

学ヘタではない設定で

アーサー
「中途半端はかっこ悪い
 ダサい格好ならとことんダサく
 その方が返って格好良い」



「なんでアーサーさんと気があうのかなんとなく判りました!」
“変な方向で男らしい”のパターンが似ている!! (菊の、というより私の感想です)

アルフレッド
「君も家の中じゃ変なかっこうだもんね」
外じゃホモでも無いのにやたらおしゃれなのに!

(メリカじゃ「おしゃれな男子=ホモ」のイメージがあるそうな。そんな困る。
 「人前できちんとした格好するのは当然」、なのは英&東洋なの??)


というSS書こうと思ったんですがなんかこうなりました。

捏造学ヘタ―2

*某二次創作で、しかも学パロです。
*しかも本家の学パロと明らかに違う設定で学パロです。
 (なぜなら本家の学パロほとんど知らないから)
*その状態で二次創作って二次創作というよりただの妄想です。

それでも書いて見たくなりました。

*時間軸が前々回の学へた頃より前になります。
*出だしのプロローグが王とロッ様なのですが、どうしてもダークだった。でも精一杯ごまかしました。










「やあ、お見舞いに来たよ」

真っ白な部屋の中、ガラスの向こうでベッドに横たわる彼は答えない。ぼくを見てもいない。

「あのね、この間、君の弟へ手紙を届けてもらったよ。」

ぼくはぼくの声を聞いていないに違いない相手ににこにこと話しかける。
だってこうして会えるほど回復した事そのものが嬉しい事だからね。

「このままじゃ、君の二の舞だからね。」

もしくは君の学園生徒の。

「だから、ぼくが君の弟を守ってあげる。」

あれ?王君、ぼくを見た??
やあ、嬉しいな、目線を向けてくれたよ。

でもそれは気のせいだったのかもしれない。視線は向けてくれているのに、その瞳は生気が無い。
ぼくを見ているのに、その網膜に映っていてもきっとぼくを見てはいない。

ぼくの話もきっと聞いていない。

それでもぼくは彼の姿を見るだけで、嬉しい。

「さ、面会時間はもう終わりですから」

どうやらぼくは又時間いっぱいここにい続けていたらしい。
と、言ってもこの病院の面会時間はものすごく短く限られているのだけれど…。


「うん、じゃあぼくもう帰るね」

ああ…君の弟が違法な薬に過剰なまでに警戒するのは、本当、賢いね。


***

「これは?」

友人から渡された少し色のついた簡素な封筒。
たぶん、いつもの学校に来いという生徒会長殿の手紙…とは違う意匠の封筒だった。
それを渡しにくそうに手渡してくれた友人に菊は誰からの物?という疑問の意をこめてたずねる。

「なあ、学校、来たほうが良いと思う」

なぜ?今まで来ないほうが良いと言っていてくれたのに?

「君、イヴァン・ブランスキに目を付けられた」

は??学校にも行っていない私がどうしてそんな見ず知らずの方に??

「君の義兄さんだけど、入院した」

え?

「それで…」

え?



***


いつもの通り色々と外…学園の事を教えてくれた友人を玄関まで見送ると、
さくらは空になった黒地に金流水と小桜模様の湯呑みと茶道具を片付ける。

「なあ、このままってわけに行かないんじゃないか?」

あずまの声に思わず手が止まる。

「それ、どういう意味ですのん?」

窓の外から軽い風が流れ込んでくる。

「どういうってそういう意味だよ。何時までもこもっているわけに行かないだろう?」

友人のくれた手紙をとり、あずまが言う。

「いやや、外は皆野蛮人ばっかりや、東夷は気ぃあうんかしれへんけど、うちは嫌や」

冷静な東の声に京が泣きそうな声で駄々を捏ねる。
ああ、まさしく駄々だ。だけれどもそれは無理も無い駄々なのだ。

「嫌や嫌や嫌や!怖い!」

叫び、畳の上に跪き、神仏に「帰れ帰れ来るな来るな」と祈り始める京の声に、私達はその両肩を抱きしめる。
京は私達の中で一番怖がりだ。
それに、私はその時そこにはいなかったけれど、京は昔菊が他の子にされた事を忘れていない。
そんな京をあずまは困っている様に見つめている。どうしていいか判らないのだろう。
それでもあずまは必要だと思った事を言う。

「そりゃオレだって追い返せるんなら追い返したいが、
 態々手紙まできちんと出してくれて礼儀にも適っている、
 明日来るってんだから、せめて手紙の返事ぐらい…」

「嫌や!!そないに言うんならあずまが何とかしぃ!!」

その声を途中でさえぎり、京が叩きつける様に言い放つ。
とりあえず、泣くのは止めてくれた。
というか、泣いてはいなかったようだ。

「ふぅー。」

これ見よがしな深いため息に、一同の視線が一斉に大和へ集まる。

「しかたないのぉ、この手紙の返事はあずまが書きぃ、
 このイヴァンっツー奴がきたらワイがあっちゃるき。」

京と同じく、菊がされた事を忘れていない、そして一番警戒している彼がそういえば、流石に京も渋々頷いた。


***

「あれ…?」

気づくと私は台所で友人に出した茶器を洗っていた。
窓の外はいつの間にかなかなかいい色の茜色だ。

家族の帰宅の声に答え、ついでに玄関に赴くと、友人の靴はもう無かった。
友人は何時の間に帰ったのだろう?

最近、時々そういう事が増えた。





本家の開国ネタで各藩は全員いましたがそれでは流石に多いので絞りました。
それとこういう事にしました。
あと御前会議ではなく、御前会議で目立たなかった地方の評判とかを前面に出しました。

学ヘタ:悪口

*某二次創作で、しかも学パロです。
*しかも本家の学パロと明らかに違う設定で学パロです。
 (なぜなら本家の学パロほとんど知らないから)
*その状態で二次創作って二次創作というよりただの妄想です。

それでも書いて見たくなりました。

*時間軸が前回の学へたの可也後々になります。
*前回と完全に関係ない内容です。
*単発ネタ
*ギャグのつもりなんです。之でも。


―――悪口―――

ガラ、と音を立てて教室の引き戸を開けると、
ソコには教卓に寄りかかって得意げに

「菊は悪口言わないんじゃなくて知らないんだぜ、だから直ぐ…」


いつもの調子でなにやら得意げにルートさんとフェリシアーノ君とへ言っているヨンスさんがいました。

そして、次の瞬間、「あ、しまった」と言う顔で私を見て硬直。

……。

ああ、又いつもの調子で私の悪口を言ってたんだな。
と脳のどこかで察すると同時に、私は私のその推察に気づかなかった振りをする。
偶には貴方のことをちょっとは好きになれるシーンを目撃したい。
でもそれを望めないなら嫌いになるような所に気づきたくないんですよ。

でも語彙が少ないと言われるのは少々悔しいですね。

「悪口、ですか?知らないってことは無いと思いますが…
 何ならちょっと数えてみましょうか?」

ちょうど夕べ家族にも似たようなこと言われたばかりなのでちょっと気になった私はつかつかと黒板に歩み寄り、白いチョークを一本、手に取ると知っている悪口を次々書き出してみた。
まず定番の

“バカ”

“あほ、ボケ、カス、”

そして “ナス”

「ナス?」
「ヴぇ〜〜なんでナスが悪口なの?」

教室にいたルートさんが不思議そうに眉を上げ、フェリシアーノ君が不思議そうに訊いてきます。

「茄子単体なら悪口じゃありませんが、
 この三つの単語の連鎖の後に言われると自動的に悪口としてカウントされるじゃないですか?」


私の周辺だけでしょうか?

先に出たものの複合だけれど、と“ボケナス”も書き加え加えながら補足する。


“お前のかーちゃんでーべーそ”

実に小学生ナイズな悪口です。うーん、我ながら子供っぽい。決して自分の喧嘩では使いたくない。
羞恥で死ねそうです。

「お前のかーちゃん…」
「ヴぇ〜〜、やっぱりマンマの悪口って悪口なんだ〜」

相手本人ではなくその周辺を貶めるのは卑怯な気がしますが、


「“でべそ”だけなら悪口じゃないので付けないといけないんですよね。」

“へっぽこぴーのぽんぽこぴー”とやはり小学生ナイズな悪口を書きながら、
それにやっぱり定番ですしね。と、同意しつつ私はその“卑怯”も書き添える。

「たまに物語りなどだと“卑怯”もほめ言葉として受け取るキャラも居ますけれどね。」

基本は悪口ですよね。と受け答えしつつも手はよどみなく動く。
卑怯で思い出したもっと悪いもの…“卑劣”と卑つながりで“卑屈”
(…自分で書いてなんですが、もし言われたら卑屈って傷つきますよね…)

「へ〜〜」

「他にも物語でよく聞けるのは…」

“負け犬、あんぽんたん”

あんぽんたんなんて余り現実じゃ…漫画でも見聞きしなくなっている。ついでに

“鬼、悪魔、人非人。冷酷。冷血漢。冷淡。極悪。非道。”

も書き添える。
『酷い』も書き添えたかったけれど、『ひどく上手い〜』とか褒め言葉で使うときに勘違いされてはナンなので止めておきましょう。

「菊の事なんだぜ〜」

「仕事の鬼とか小悪魔とか、鬼・悪魔はニュアンスで悪口以外にも可能ですが、
 素で連なると明らかに悪口ですよね」

楽しげに人のことをあげつらうヨンスさんの言葉を聞かなかった振りして

「冷淡は悪口ではない場合もありますが…」

“トンマ、間抜け、すっとこどっこい、お調子者、へっぽこ、ちんくしゃ、とうへんぼく、野蛮人、我が儘、口が悪い”

「この辺と同じで本人の性格の分類とか、属性とかをただ単に事実として言う場合もありますが
 悪意が篭っていない事が伝わらないとただの悪口として受け止められますよね。
 まあ“間抜け”だのを事実として言われても普通怒りますが…。」

と、書きながら続けます。

「え〜〜?悪口なのに悪口意外にも使えるの〜〜?」

「そうです。
…まあこの辺は言った本人に悪気が無くとも言われた人にとって下手に図星でも怒りますし、
図星じゃなくても悪意が篭められていれば落ち込みますが…。」

と、“野蛮人”や“トンマ、間抜け”などを丸で囲んだり

あ、悪意が込められていなくても言われると“酷く”落ち込むものもありました
“差別(主義)”はどうしましょうね…

「悪口としてしか言わないでしょうし受け取れないならこの辺とか…」

“鳥頭、愚図、鈍間、愚鈍、負け犬、嘘吐き、根性曲がり”

「この辺とかを悪意こめて言えば明らかに悪口ですねぇ」

“ウザイ、しつこい、うっとおしい、鈍感、乱暴者、”

“お前の頭は帽子の台か? 頭悪いんだよ。性格悪い。性根が腐ってる。性根が腐ってる。”

文章になってますが、単語で無いと成らないと言う縛りはないし、
おまえのかーちゃんでーべーそ、がいいならこの辺りもいいだろう。

そろそろスペックが尽きてきました。
魔術師オーフェンでも読み直して置けば良かったかなぁ。

「あと之を言われると結構…」

言われて嫌だったのを書いてみようと“根暗、不気味”を書きかけたとき、

「うわぁあああああああああああああああん!!」

「傷ついた…え?」

「菊が酷いんだぜーー!」

なぜかヨンスが泣きながら教室を出て行きました。ああ、この後に続く言葉はたぶん…

「酷い菊とオレ、っていう自主制作映画を作ってアルフレッドさんに見せてやるんだぜ〜〜!!」

理由は分かりませんが泣きながら教室を出て行く彼を私はあわてて追いかけました。
先ほどさらっと無視したのが良くなかったのでしょうか!?

「ちょっとまって下さいー――!!」

何でいつもいつも映画とアル!?

***

追いかけっこを始めた二人をつい黙って見送ると、数秒教室に沈黙が落ちていた。
最初に会話を再開したのはルートさんだった。

「…ふむ…意外に結構あるな。それに幾つかが制約があるんだな。」
「ヴぇ〜〜、オレ、菊の知ってる悪口って“あほ”と“バカ”だけかと思ってた〜」

黒板に書かれた文字を見ながらルートさんの関心を持った声に続いて
フェリシアーノさんの感心したような声に、僕もアルフレッドに聞いた感想を言う。

「そういえばアルに聞いたんだけど、
 本田さんってあほは場合によりほめ言葉だったりするし
 バカも“何か極めた項目バカ”ならほめ言葉だったりして、
 単純に悪い意味だけってわけで使わないらしいから、結構難しいんだってね。」

その瞬間、ルートさんとフェリシアーノさんが驚いたような表情でこっちを振り向いた。

「へ…へ〜〜そうなんだ」
「う、うむ、それは難しいな」

***

うろたえる二人の心境は
“あれ?居たの?”と“誰だ?”
だった。



-----------------後書き---------------------

*マシューがフェリちゃんとルートをなんと呼んでいるのかちょっと分からなかったのですが
マシューは学ヘタではないほうで考えればフェリちゃんよりは年下なので二人とも
「さん」付けにしました。


ヘタサイトを回ると「日本語は悪口が少ない」という話題が結構あるので
「そうだっけ?」とかいてみました。

まあでべその何が悪いのか分からなかったりはするんですが、
でも文章になれば悪口として分かっている単語になるというのも書いて見ようと。
悪口は日本語の場合、
“単語”より
“前後の文脈と組み合わせた文章”とか
“文脈は悪口じゃないけれどこめた空気を感じ取れ!”のほうが多いんではないでしょうかね?
単語でもいいですがその場合ほめ言葉と表裏一体、な物がある。

捏造学ヘタ


*某二次創作で、しかも学パロです。
*しかも本家の学パロと明らかに違う設定で学パロです。
 (なぜなら本家の学パロほとんど知らないから)
*その状態で二次創作って二次創作というよりただの妄想です。

それでも書いて見たくなりました。

*話の視点が二人で、しかも時間軸が前後に移り変わります。





二学期の始まるその日、クラス中、いや、学園中がわいた。

いや、学園中の人間が驚愕したというのはオレの錯覚だったのかもしれない。
実際には驚いたのはほんの数人だったのかもしれない。
だがオレは、オレにとってはそれほどの驚きだったんだ。


その子が久々に登校してきたからだ。
その子のとなりにはオレの生意気な弟(ただいま絶賛家出中)。

どういうことだ?
オレがあんなに「学校来いよ」と言っても聞かなかった頑固な不登校児!

どうしてそんなに楽しそうなんだ?
オレがあんなに大事にしてやったのに突然家出した弟!

2学期の始まったその日、オレは2重の意味で悔しかった。


二年半もの間不登校を続け留年してしまったその子の名は本田菊。
その隣で快活に、明るく談笑している弟の名前はアルフレッド・ジョーンズ。

二人は結構仲が良さそうだった。(オレ視点)


***


もう夏と言うその日、
私はいつもの様に家から出られませんでした。

ええ、出られなかったんです。

怖いから。

怖くて怖くて怖くて怖くて、どうしようもなかったのです。
怖くて怖くて怖くて、どうしても家から出られないのです。


昔はこうではありませんでした、自分で言うのもなんですが、割とお出かけ…主に遠出が好きでした。
天気予報など見ないで一人で外出したせいで突然雨に降られたり、兄の様に慕っていた手習いの先生の家へ出かけると、なぜかよくよく事故にあったり、道に迷って帰れなくなったりしたときもありましたが、それでも外出は結構好きでした。
遠出ばかりではなく、隣の家の兄弟と一緒に、結構近場でも遊びました。


私が学校に通えなくなった日はそう昔ではありません。
私は学校の…流行だったとでも言うのでしょうか…その恐ろしい行為についていけなくなったのです。
そんな中、その友人はたった一人、私を傷つけないで下さった、他の誰も傷つけないと言って下さった友人なのです。
自分は誰も傷つけないと言って下さったのです。

だから私は学校には通わず、その友人と、幼馴染か親戚とだけ付き合っていました。
そんなある日、友人はとても酷い怪我を追いました。

私の目の前で、です。

その友人に、大怪我を負わせた当人がその時言ったのです。








「学校、来いよ」








―怖いです。―








その時私はどうしたのでしょう?気がついたら家に、自室に戻っていました。
そうして震えていたのです。

あの怪我は私のせいだ、彼の怪我は私のせいだ。
一緒にいたのに、彼が怪我をするのをむざむざと、守れなかったのです、止められなかったのです。
誰をも傷つけないといった彼を、そう言わせたから、私が言わせたから、彼は怪我をしたのです。


―それが怖くて悲しくて申し訳なくて―


そうして、
その日から私は家からも出なくなりました。
否、出られなくなりました。


出ようとすると怖いのです。怖くて怖くてたまらなく、足がすくんで、気持ちが悪くて眩暈がして…。
気がつくと、私は玄関前に座り込んで家族が心配そうに私の顔を覗き込んでいるのです。




それでも生活はしなくては成りませんでした。
それでも外のことは否応無く知らなくてはなりませんでした。

知らないと言うことは怖いことです。
知ると言うことは怖いことです。

どちらにしろ怖いのなら、安全のために知らなければなりませんでした。
何より知ると言うことは楽しいことなのです。
私は結構ミーハーな性質なのでしょう。
外のことを教えてくれる友人の話は珍しくて、家族が友達の事を話すのが面白くて、楽しくて。
楽しい話ばかりしてくれるのは家族と友人の気づかいだったのでしょう、
私は徐々に外に対して、憧れの様なものが募っていくのを感じていました。


だのに、それでも私は外に出ようと言う気がまったく起きなかったのです。


楽しい話は、家族と友人の気遣いだと知っていたのです。
友人と家族は、割と嘘がつけない性質でした。外が恐ろしい世界のままであると、
隠し切れなかったのです。


***


パタン、と扉をしめ私は夜中に水が飲みたくなって、廊下にでると、
窓の外に穂の暗く、怪しく光る何かが見えました。

その位置は裏庭をはさんで空き地です。

部屋を出たときの時計は午前2時、なんだろうと思ったのです。
人魂だとしたら燐の燃える青い炎のはずですが…懐中電灯の様な白い光です。

すわ、泥棒!?

あせってしまい、がらりと勢い窓を開けるとソコには見知らぬ少年がいました。
まっすぐに空を見上げる、暗さの無い顔の少年です。

此方…家に、私になど何の関心も払っておりません。

空から視線を地上…望遠鏡に戻し、角度をセットし終わると、少年はライトを消しました。
どうやら星の観測に来たらしいですね。
私の家は、古く、市街地から少々離れておりました、
隣の空き地など星を見るのには結構良い場所なのでしょう。

泥棒ではないらしいと安心し、私は寝なおそうと思い直し窓を閉め様としたその時、
少年は此方に気づいたのか振り向いて笑顔で声をかけてきました。

「やあ、一緒に星を見ないかい?」

…変わった人だ…。

「遠慮します。」

始めてあって、夜中に、見知らぬ相手に星を見ないか、は、無い気がします。
出て行って、そんな爽やかで明るい笑顔をした貴方が実は不振人物だったらどうするんですが。

「っていうか、トイレ貸してくれないかな?」

…それは…

…断ったらどうするんでしょう?このヒト…。

あっけらかんと何言ってるんですか、家を出る前にそういった用は済ませておいてください。いや私、貴方の保護者でも友人でも知り合いでもなんでもないから言う立場ではないのですが。
流石にそればかりは断れない。気の毒すぎます。野で足せともいえません。っていうかソコ一応うちの敷地なんで管理してるんで、それは嫌です。
しかし夜中です、玄関を開けたら家族にも迷惑です。というか無用心です。

どうしましょう…?

「そしたらその後でいいから一緒に花火しないかい?」

花火?このヒト星を見に来たんじゃないんですか??


「俺ね、今日、誕生日なんだ。」

はー、そうですか。

「でも俺家出中でさ」

そうですか。

「誰も祝ってくれないんだ」

それは…寂しいことですね。

「だから俺、自分で自分を祝うことにしたんだ。」

それは…むなしいやらたくましいやら。

「誰でもいいから誰か一緒に祝ってくれないかなぁって、思ってたんだけど」

そうですか。なら家に帰ればいいじゃないですか、とは不登校中の私に言えた話ではないですね。

「噂の幽霊屋敷のお化けが出てきてくれたなんて嬉しいんだぞ☆」

「誰が幽霊屋敷のお化けですか!?」

何イイ笑顔で言ってんですか。
一瞬かわいそうにとか思った私の憐憫を返してください。

「はは!やっと喋ってくれたね!やっぱり幽霊じゃなかった!」

一瞬寂しそうな表情を垣間見せたかと思ったら、次の瞬間本気で楽しそうに明るく笑う少年。
それが私とアルフレッド少年の出会いでした。
ああ、なんでこんな夜中にそんな大きな音の打ち上げ花火?

「そんなの楽しいから関係ないんだぞ!!」

「でも家族が寝てるんです!」

ああ、家族を起こしてしまいます!怒られますよ!


…それから暫く、家族内での彼の評価は彼の兄についで割りとサイテーでしたが
私は結構楽しかったのです。





アル視点をかけるかどうか、ルートやフェリちゃんのところまで続くかどうか分かりませんが、
今日はここまで。

因みに設定
*幼馴染の隣の家は小さな丘の様な山一つ河一本向こうです。それでも住所的に隣です。
*幼馴染の義兄の家は手習を教えてくれていたので菊は通っていた時期があります。
 幼馴染の兄弟の家はそのすぐ隣です。
*菊の家は敷地はデカイです。
 そのため菊とアルの普通音量の会話は家族の寝所にまで聞こえてません。
*アーサーはもちろん(本家、しかも学パロじゃないほうで言われたとおり)元ヤンの予定です。

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