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ついに僕の家にダイバーまっすんが来ました!
知ってる方も多いとは思いますが、知らない方はまっすんさんのブログをみてくださいね♪
http://blogs.yahoo.co.jp/massun_aquarium
さて、まっすんは長旅の疲れが出てるようなので今日は昔話でも。(少し長いです^^; )
ローレシアの城下町より海沿いに行った漁村に【はっすん】と言う男が居た。
そう、まっすんの親父。 彼の若い頃、ダイバーまっすんが生まれるまでのお話。
彼の本当の名前は【ハッサン・ハ・ゲテルネン】武道と海をこよなく愛し、仲間想いのいい男であった。
村の人を集めては「そ〜れ!ハッスルハッスル!」とハッスルダンスと言う踊りで周りの者に元気を与えた。
はっすんは【海の神ポセイドン】に仕える者で、はっすんがポセイドンの前でダンスを踊る事で気性の荒い神も心を穏やかにさせていた。
気分屋な海の神が機嫌をそこねると、海は大荒れになり、海からの恵みで生きているはっすん達には生命の危機に陥る。はっすんはある意味、村の守り神でもあるわけだ。
そんなはっすんをいつも海から見つめてる影があった。美しい人魚の【アシーナ・イネン」】である。
人魚は人間の前に姿を現す事も許されておらず、ポセイドンに仕えるはっすんでさえ知らない存在であった。
許される恋ではない… と彼女はいつも見つめるだけで我慢していた。
そんなある日の事である。はっすんがいつものように漁に出ているといきなり海が大荒れになった。
ポセイドン「俺のプッチンプリンが無い〜〜!!!誰か食ったのか〜!!!」
ポセイドンは狂ったように怒り、海は大荒れになった。はっすんが乗っていた船は一瞬にして転覆し、大海原へ投げ込まれた。
はっすんは村一番の泳ぎ手であったが、一緒に漁に来ていた【オヨーゲ・マ・ヘンネン】はまったくのカナヅチ。
はっすんは「オヨーゲ〜!どこだ〜!!」と溺れそうになりながらも彼を探す、しかし荒れ狂う海の中では波が邪魔して1m先も見えない。
はっすんの意識も遠のき始めた・・・「オヨーゲ…すまない…」
その時であった。 沈み始めた彼を何かが持ち上げた。そう。人魚のアシーナである。
「意識はある!?もう大丈夫よ!」
「…ん。。き、君は?? お、俺よりオヨーゲを助けてくれ…」
そんなやさしさが彼女を止められなくしたのかもしれない。
アシーナは荒れ狂う海を物ともせずオヨーゲを助けると安全な洞窟まで2人を連れて行った。
「ここなら大丈夫よ。はっすんさん。波がおさまって干潮になれば陸まで歩いて帰れます。」
「ありがとう。。。ん?なぜ俺の名を??」
彼女はその質問には答えず、少し顔を赤らめて海へ帰って行った。
「知り合いなんですか?? 人魚って初めて見ましたよ〜本当にいるんですね〜」
と聞くオヨーゲであったが、はっすんには聞こえていなかったようだ。いや、聞こえてはいるが頭には入っていなかった。
しばらくして海も落ち着き、彼らは村へ帰って行った。
村は思ったより被害が少なく、みんなも無事だった。
「はっすん!!無事だったか!心配したぞ!」 声々に村人に囲まれるはっすんだったが、彼は人魚の事が頭から離れなくなっていた。
「ん?どうしたはっすん? どこか怪我したのか?」
はっすんは上の空で「少し休ませてもらうよ・・・」とだけ言葉を残し、自分の家に帰って行った。
あの人魚は何故俺の名前を知っていたのだろう。。。彼女もポセイドンに仕える者なのか?
もう一度会いたい。。。会って話がしたい。。。
次の日からはっすんは一人で漁に出るようになった。オヨーゲは津波でダメになった網を補修する作業があったので丁度良かった。そのまま彼には陸での作業を担当してもらう事になった。
一人で漁に出だしてから数ヵ月後、彼は行くと必ず船が転覆すると言われている「チービド・イメーマ」に行く事にした。昔から人魚が出ると噂がある所だ。
彼は途中で船を泊め、泳いで行った。潜水には自信があり、5分は潜っていられる。
しかしそんな彼でも潮の流れに戻される。海中の流れが早く、全く進めないのだ。
「何故だ。。。ここまでは穏やかな流れなのに…ここから先は別世界のようだ。。。」
その時、不意に頭に激しい痛みを感じた。何者かに後ろからヒレのような物で殴打されたらしい。
黒い影が見えた気がした。 船も木っ端微塵になっていた。
〜ここから先は人間の来るところではない〜
薄れ行く意識の中そう聞こえた…
刹那!はっすんに向かって泳いでくる人影が!
「大丈夫!!!?」
人魚のアシーナだ。
彼女ははっすんを抱えると水面まで彼を連れて行った。 それを見た黒い影はこう言った。
「何をしておる。キサマは自分が何をしているのか分かっているのか?」
「この人は悪くないわ!彼がいなくなったら村の人は困ってしまいます!どうか彼を助けてあげてください!」
「掟に逆らうと言うのか? よかろう。二度と泳げぬ体にしてくれるわ!」
稲光が走った瞬間、彼女の美しい足ヒレはみるみるドス黒く染まって行き泳ぐ事も出来なくなった。
「苦しみながら死に行く中で後悔するがいい・・・」そう言い残し、謎の影は去っていった。
泳ぐことが出来なくなったアシーナは徐々に沈んで行った。 意識も薄れかけていた。
ゴホッ!ゴホッ!
「何故水面に?俺は・・・そうだ、いきなり後ろから… ん!?」
「大丈夫か!おいっ!」
はっすんは目を覚ますとアシーナを水中から抱え上げた。
「泳げるか!? 俺を助けてくれたのは君か!?」
「あぁ。。はっすんさん。。。はっすんさんの腕に抱かれながら死ねるのなら本望です。。。」
「死ぬ!?何故死ななければならない!大丈夫だ!俺に捕まれ!」
しかし彼女には捕まる力も残っていないようだ。はっすんは必死に彼女を抱えながら岩場まで泳ぎ付いた。
「もう大丈夫だ!しっかりしろ!」
しかし彼女はすでに息をしていなかった。。。
「くそっ!!死なせてなるものか! 二度も助けられた!今度は俺が助ける番だ!」
彼は飲み込んだ海水を吐かせ必死で彼女を蘇生させようとした。
「死なせない!死なせない!」
「くそっ!死なせはしない!!」
「今度は俺が助ける番だ!」
「せっかく逢えたんだ!死なせはしないぞ!!」
ぼろぼろと涙を溢しながら必死にアシーナを助けようとするはっすん。
その涙が彼女の唇にふれたその時、奇跡は起こった。
「。。。はっすんさん…?」
「目を覚ましたか!!もう大丈夫だ! 俺と一緒に村に帰ろう! 一緒に村で楽しく暮らすんだ!」
「いいえ。。私は海でしか生きられない体。もう泳ぐことも出来ない。足も徐々に腐ってくるでしょう。」
「大丈夫だ!村一番の名医【ヤブイ・シャ・デンネン】がすぐに治してくれるさ!彼は俺の脚が折れた時もすぐに治してくれたんだ!さぁ!俺と一緒に村まで帰ろう!」
…あぁ…なんて暖かい人なんだろう。。。この人と一緒に暮らせたら… でも…私は…
「さぁ!行こう!俺は人を抱えながらでもガンガン泳げるんだ!」
「ありがとう。。。はっすんさん、でも私の体は人間には治せない。あと数時間もしないうちに腐り果てていくでしょう。。。」
「そんな。。。い、いや!大丈夫だ!ヤブイに治せない病気はないんだ!一緒に帰って怪我を治して君の歓迎会をしよう!朝まで盛大に! そう!俺達の村で!」
しかしアシーナはだまって首を横に振るばかりであった。
「俺のハッスルダンスを見たら元気がでるぞ〜!【ボケタ・オ・スネン】の一人漫才も最高だぜ!」
彼女は涙を流しながらも首を横に振った。すでに彼女の足ヒレは腐り落ちかけていた。はっすんも気付いてはいたのだが、無理に明るく努めた。
「私はあなたと話しが出来ただけで幸せです。人魚にとってこれは許されない行為。一緒に行く事は出来ません。。。 せめて私の最後の音色を愛するあなたに…」
そういうと彼女はどこからともなくハープを取り出した。
岩場の上で彼女が奏でる音色は心に沁みこんで来るような暖かい物であった。
はっすんは息をするのさえ忘れそうになるほど聞き惚れていた。
逆光のせいか後光が射してるように見えるアシーナの姿は神々しい美しさをかもちだしていた。
最後の音を出す頃にアシーナの足はほとんど崩れ落ちようとしていた。
「はっすんさん。私の名前は【アシーナ・イネン】。あなたをずっと影から見ていました。いつも明るくみんなを元気付けるあなたに憧れていました。いつか私もあの輪の中に入れたら… それがかなわぬ夢だと分かっていながらもあなたへの想いは増すばかりでした。」
「私の足はもう腐り落ちてますが、後悔はしていません。美しい足ヒレよりもあなたの輝く顔が見れたから… 私のハープも聞いてもらえた。いつか仲間に入れたら演奏しようと練習してたんですよ♪」
無理に明るく振舞うアシーナにはっすんは言葉が出ない。
「最後に…… …をしてもいいですか…?」
はっきりとは聞こえなかったがはっすんにも理解が出来た。意外に積極的な彼女に驚きもしたが、彼女に残された時間が無いと言う事をはっすんも悟っていた。
目でうなずくとはっすんはアシーナに軽いキスをした。
一瞬の事だが、2人には永遠とも思えるほど長い時間に感じられた。
「もう想い残す事はありません… 私は幸せでした。」
そう言うアシーナに「俺もだ…」と答えるはっすんであったが涙で声になっていない。
「あなたが…もし私の事を想ってくれたなら…これを持って行ってください。。」
と言うとアシーナは小さな卵のような物をはっすんに渡した。
「これは?!」 声には出ていなかったが、目がそう言っていた。
「これは私の愛の証。。。 あなたがもし私の事を想い、命を願うならこれは2人の愛の証になるでしょう。。。私が生きた証拠としてあなたにもらってもらいたい。。」
はっすんはよく分かっていなかったが、あの日以来アシーナの事を一日たりとも忘れた事が無かった彼は大事にその卵のような物を受け取った。
「さぁ、早く村へ帰ってください。もう私にしてあげられる事は何もありません。」
少し厳しい口調でアシーナが言った。
「嫌だ! 俺はまだ諦めていない!一緒に村に帰るんだ!」
すっかり足が腐り落ち、以前の美しい髪も面影を無くしつつある。はっすんも分かってはいるのだが、認めたくない、離れたくない気持ちでいっぱいだった。
「早く行ってください! もう…これ以上醜くなっていくのを見られるのが辛いんです!」
更に厳しい口調で泣き叫ぶようにアシーナははっすんをうながす。
はっすんもアシーナも涙で顔はぐちゃぐちゃだ。
「さぁ。行ってください。決して振り向かずに…」
無理な笑顔を作ってアシーナが言う。
「分かった。。。卵は大事にする。アシーナに逢えて俺は本当に幸せだった。」
はっすんも無理な笑顔をつくり答える。
そして振り返り、声にならない声をだしながらはっすんは村へ向かって泳ぎだした。
最後にアシーナに何か言葉をかけたようだが、すでに何と言っているか分からなかった。
アシーナははっすんを見送りながら…朽ち果てた。
空には虹がかかっていた。
村に帰ったはっすんは卵を大事に大事に育てた。村人には心配されたが、10ヶ月間ほとんど家を出なかった。
そして10月10日経ったある日。
卵から人間の子が生まれた。
はっすんはその子供にマーメイドの頭文字を取り「まっすん」と名付けた。。。
〜空にはキレイな虹がかかっていた〜
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ミスフルさん:おお!そこでシャコの写真使っても良かったですね(爆)
次回からはとりあえず普通の記事を書きますよ〜♪本編はそのうち♪
2008/1/22(火) 午前 6:07
てっぽうえびさん:ありがとうございます。小説家目指そうかなぁ…(笑)
本編も本家の了解が取れたので、いつか書きます。面白くなるかは謎ですが^^;
2008/1/22(火) 午前 6:08
大草原さん:ありがとうございます。うれしいですよ(*^。^*)
名前はドラゴンボール風にしようかとも思ったんですが…^^; 性格が出ちゃいました(笑)
2008/1/22(火) 午前 6:11
ゾウさん:そうです。実はポルノ作家だったんです(爆嘘)
って暖めてるネタがあるんですか!それは是非!立派な官能小説に書き上げますよ!(爆)
2008/1/22(火) 午前 6:12
はじめまして。笑いあり、涙あり・・・。
最高に感動しました。面白かったです。
2008/1/22(火) 午後 5:24 [ バラ園 ]
泣ける!泣けるよ兄貴!! 涙がとまらねえよぉ〜!!!
2008/1/22(火) 午後 8:09
こんにちはっ!ダイバーまっすんを追ってここまでたどり着きましたっ♪ それにしても、まっすんが人魚とのハーフだったなんて・・・意外な展開に驚いています。(笑) それにしてもかなりの文才、面白かったですっ♪ ぽちっと! jin
2008/1/22(火) 午後 8:13
このプロローグから本編を想像するだけでもワクワクしてきます。
さて結末はいかに〜〜?
たのしみにしてま〜〜す♪
2008/1/22(火) 午後 9:11
はじめまして!
すっごく感動しました!この感動をどう表現してよいのかわかりません!
人物名や地名がめっちゃおもろくて!
続きとても楽しみです((´I `*))ルン♬
あ、一番すきなのはアシーナイネンでした♪ヤブイも♪
ぽちです!よろしくおねがいします^^
2008/1/23(水) 午前 1:18
nagasakoyuujiさん:はじめまして。コメントありがとうございます♪
楽しんでもらえましたか(^^♪ 嬉しいですよ♪
また続編を書くと思いますので、また遊びに来てくださいね。
2008/1/23(水) 午前 8:07
Pさん:君がッ!泣くまでッ!書くのを止めないッ!
って泣いてましたね(爆) ありがとうございます♪
2008/1/23(水) 午前 8:09
JINさん:はじめまして。コメントありがとうございます♪
人魚の設定はhimawariさんの記事を見て思いつきました。
喜んでもらえたみたいでうれしいです♪
ダイバーまっすんの記事をupしたのでまた読んでみてくださいね。
2008/1/23(水) 午前 8:11
マサカリさん:とりあえずは普通のまっすん記事を書く予定なので、この小説はしばらくおあずけです^m^ そのうち書くと思うので楽しみにしててくださいね♪ 質の保証は出来ませんが・・・^^;
2008/1/23(水) 午前 8:12
まちゃこさん:はじめまして♪コメントありがとうございます(^^)
そこまで喜んでもらえたら本当に嬉しいですよ♪
次回からは普通のまっすん記事を書きますが、小説も番外編として書きますので、また宜しくお願いします♪
今日の記事でヤブイの子孫を登場させました! アシーナは思いつきで付けちゃいました(笑) でも可愛い名前でしょ?^m^
2008/1/23(水) 午前 8:15
うふふふふ^m^この先どうなっていくんでしょ^^
2008/1/23(水) 午後 8:58
かつかつさん:どうなるんでしょ^m^ オチがいい感じに決まらないんですよね・・・(>_<)
2008/1/24(木) 午前 8:03
スゴイですよ〜!!読むのに時間かかりました(^^A
しかも【ボケタ・オ・スネン】最高!!
感動の中に笑いをとりこむ、さすがです!(^^)!ポチです☆
2008/1/25(金) 午前 1:30
ユンバさん:長かったでしょ^^;
次回作を公開する時がくれば、ボケタには相方が…^m^
笑いは抜きで行きたかったんですが、不安になるんですよね…(笑)
2008/1/25(金) 午前 7:40
やっと記事読みました(遅いってよー)。
クマさん凄いです。なんだか尊敬しちゃうなぁ〜〜、ここまで書けるとは!
2008/1/27(日) 午前 1:35 [ にっしー ]
にっしーさん:ありがとうございます♪
今度はにっしーさんが忍者になるまでの話を書きます(爆)
2008/1/27(日) 午前 11:26