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自衛消防訓練審査会が有るので 出場したい・・・
???
初めて聞いたとき「何それ?」って感じでした。
言葉から想像するに いろいろな会社に 自衛消防隊があることは知っていたので
それらの団体から 出場して 競技するの?
それとも
それらの団体の自衛消防隊が適格かどうか審査する?
???
出場したい・・・・・・・・・
詳しい状況を聞いてみると どうやら 3人一組のチームで
火災が発生した想定で 火元発見から119番通報、消火器による初期消火
消化不能状態につき消火栓使用による消火に移行。そして・・・鎮火まで。
一連の活動の 規律、動作の確実性や迅速性、安全性を審査し、点数で評価する大会らしい・・・
我社で本当に出来るの?・・・
転勤で来てから 自衛消防隊の実力と言うより、実態を知らない私は・・・ 大丈夫???
しかし、過去3年ほど 毎年出場しているらしい。 「ふ〜ん・・・」
過去3年間の審査会に対する 取り組みついて 話を聞いてみて考えが変わった。
毎年、メンバーが変わるので、出場し続ける事は それだけ 自衛消火出来る人員が増える
危機管理上 分かっていても 何かと 充実しづらい部分でもある。・・・やってみるか・・・
単純な動機だった・・・
そして
メンバー選出。 男子隊 3名 1組
女子隊 3名 1組
なんと 「仕事優先」を切り札に 職場戦力ダウンを自己防衛する上司の多い事か・・・
若くて スポーツ系で 素直な社員で 構成してみたいと思い始めていたのに うまく行かない!
半強制で メンバー選出。 男子隊は 防災センター人員にて。
女子隊は 受付(23歳)と事務系社員(20歳、26歳)。
女子隊はいずれも 学生時代にスポーツ部活体験なし。
体は痩せていて、声は小さく、線が細い。・・・・・・・・・・正直 大丈夫?
消防OBの当社社員を教官として 約30日 就業時間中に1時間訓練を実施
訓練初日・・・ 訓練内容の概略説明。
発声練習。・・・・・・・・声が小さい。
照れてか?笑いながらやってる。締りが無い。
訓練2日目・・・ まだ 会社の代表の意識も全く無い。へらへらへら・・・・・
訓練7日目・・・ 訓練に必要な 指定文言もそれぞれ3人が覚えて間違いが少なくなった。
声も少しだけ 大きくなった。
でも3人の動作が 全く揃わない。バラバラ・・・合わせ様としているのか!?
訓練15日目・・ ちょっとびっくり!! ここ数日で 以前とは全く違う!
明らかに「やる気」が出てきた。
声が大きくなった。
みんな目が真剣になってきた。
3人とも動作を合わせ様としている。仲間の息遣いを感じようとしている。
「気をつけ!」「休め」「気をつけ!」
あっ!一人の動作が ほんの気持ち遅かったかな?・・・
遅れた本人が すかさず訓練を止める。 「すみません!!」
こんな微妙な誤差を こいつら「肌で感じているのか・・・・」
訓練20日目・・ 一連の動作が綺麗。・・・・揃っている!
3人とも声が多きい。 一言も言葉を間違えない!
何より 3人が一人のように動いている。
仲間を信頼しきっている様子が分かる。
訓練25日目・・ 消防よりチャンスをいただいた 唯一の屋外放水訓練。
日常の訓練で 消火栓にホースセットしたり伸ばしたりの訓練はしても
実際に放水するのはこの日が初めてで 大会まではこの日が最後。
普段の訓練どおり出来るだろうか・・・
放水訓練に他社企業も沢山来てる。ホテルが多い。
ホテルのお客さまの安全を確保する為 女性従業員も日常訓練しているらしい。
見ていて 惚れ惚れするくらい 規律も行動も機敏で綺麗。
我が女子隊は??? 皆平然としている。リラックスムード。
「若いって素晴らしい」
我社の訓練の順番。
いつものように開始し、いつものように終了。
私の後方で他社の方がストップウォッチを見ながら「早い!」と・・・
チョット嬉しかったのと、うちって凄いの?・・・
帰りに 皆に 他社が「早い!」と当社を誉めてたぞ〜 3人とも(^.^)/
訓練30日目・・ 皆さんご苦労さん! 明日の大会は 仲間を信じて 今までやった事を
悔いの無いように 出し切ろう!
ひょっとして・・・ やってくれるかも・・・ だって 皆良く頑張ったから。
自衛消防審査会当日・・・凄い!凄い!凄い!・・・
どの会社もみんな必死で目の色が違う!
良くここまで 訓練してきたな〜。綺麗!揃っている!
どこの企業が優勝してもおかしくないくらい 僅差。
我社の社員も 他の人も みな何のために今日を迎えているのだろう・・・
会社の為?・・・それもあるだろう。が全てではない。
自分の為?・・・結果として必ず自分に帰って来るものがあると確信できる
仲間の為?・・・確かに絆は深まった。訓練初日は皆初対面なのに。
優勝する為?・・ここまで真剣に取り組む事が最近なかったそうな・・・
苦しかったから 優勝したいよね・・・きっと・・・
この時点では、実は私は優勝はどうでも良くなっていた。
プロセスが 最高!だったから(^.^)
「今日までの意義は それぞれが感じて 明日への自分に生かしてもらえればそれでいい」
いよいよ 当社の出場。
敬礼を受ける私が一番緊張しているかも・・・
みんな!失敗してもいいから 悔いの無いように 普段どおりやれ! 心の中でつぶやく。
今してやれる事は 得意の笑顔で 皆を見守る事・・・・
いよいよ 開始の赤旗が振り下ろされた!
いいぞ! 順調! 綺麗だぞ! おおっ!「タイムも早い!」
何より 皆が揃っている。声も大きく自信に満ちている!
ホースを抱えて一番員が走る・・・走りながら「放水!!!」と自ら叫ぶ
と言うのがわかるのか?2番員がバルブを既に開いている。
両手で見事に操作し、バルブが駒のように廻る・・・
放水定位置に到着する。ほぼ同時にバブルから供給されたホース満杯の水が勢い良く火元へ。
失敗も無い! 3人とも目が輝いている! 美しい!!
動作が機敏! 揃っている! 狂いが無い! みんな凄すぎ〜
みんな それぞれが目的を持って 必死で頑張っている!・・・
いま 私の目の前で・・・・熱いものがこみ上げてくる・・・
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「○○会社 自衛消防隊 訓練を終了しました! 「敬礼!」
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「敬礼(受)」
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(ごくろうさん!・・・そしてみんな ありがとう!・・・)
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