関節リウマチ・変形性関節症の消炎鎮痛剤セレコックス(成分名セレコキシブ)が発売後一年を迎えます。
整形の領域でのお薬です。
ウリは長期に続ける鎮痛剤ですので、 胃にやさしいの一言に尽きます。
どんなお薬かといいますと、
関節リウマチも変形性関節症も『骨の痛み』が患者さんの主な訴えになりますので、
効き目はかなり強力で胃腸障害が少ないお薬です。
100mg錠と200mg錠があります。

100mg錠

200mg錠
関節リウマチの場合は100mg錠または200mg錠を一錠ずつ1日2回服用します。
変形性関節症の場合は100mg錠を1日2回です。
さて、鎮痛剤を飲むと胃を悪くする…というのは当然のように思われるでしょうが、
それは何故でしょう?
痛みの元であるプロスタグランジンは胃の粘膜を作る基になっているのです。
ですから、痛みを止めようとすると当然のごとく胃の粘膜が損傷を受け、胃酸で胃壁が傷ついてしまうのです。

この図のように、セレコキシブは痛みの元であるプロスタグランジンの生成は抑えるが、消化管での粘膜保護作用や血小板の凝集能などには影響を与えないのです。
とてもいい薬のようですね。鎮痛効果もボルタレンとロキソニンの間くらいのようです。
当局でも何人かの方に処方されております。
発売時には心血管系の塞栓性事象のリスクを高める:脳梗塞や心筋梗塞になる可能性が増える:との注意が出されました。…が、この副作用は鎮痛剤全てに言えることです。
実際に服用された結果はいちばん報告が多いのが血圧上昇です。もともと高血圧があり、降圧剤を服薬している方に多く報告されています。
次に多いのが咳です。これも、家系的に喘息などのアレルギーをもっていらっしゃる方に多いようです。
血圧上昇と咳が続くようでしたら、セレコックスの副作用を疑ってください。
鎮痛剤がどうしても必要な病気では服薬による効果と不利益を秤にかけて、
ドクターとよく相談してくださいね。
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セレコレックス他、鎮痛剤、炎症に効く薬には血小板降下作用があるのでしょうか。心配です。
2010/5/19(水) 午後 6:25 [ ランちゃん ]