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新型インフルエンザ ケータイ投稿記事

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とうとう、私の勤務する薬局へも『新型インフルエンザ』の患者さんか来られました。
幸い、私の出勤前だったので、私自身は直接お会いしていません。
夜、ご家族が見えて、「やはりインフルエンザでした。」と。
夏休みを利用して、川崎から大阪へ遊びに来ていた高校生です。

交代要員のいない我が薬局…
とりあえず予防投与に義母のシンメトレルを飲んどこうかな?

シンメトレルはパーキンソンのお薬ですが、元々『抗ウイルス剤』として開発された経緯を持つ薬です。A型インフルエンザには適応があります。
予防も治療も1日量100mgを2回に分けて、五日間服用します。
写真のものは50mg錠、一回1錠となります。

高リン血症治療剤

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リン

化学記号P

人間の体はあらゆるものをうまく自然調節して、生命活動を維持しています。
食べたものを消化しエネルギーに変えて活動の動力とし、不必要なものや
消化吸収した後の残渣は便や尿、汗や呼気で体外に排出します。
リンは蛋白質に多く含まれ、腸管から吸収され、腎から排出されます。
リンはカルシウムと結合して、骨の強さの元となります。
また、リン脂質を形成して細胞膜を作ったり、核酸の骨格を形成したり、
赤血球のヘモグロビン酸素遊離に関係して生体での酸・塩基平衡にもかかわっています。

さて、血液中のリンの濃度は一日のうちでもかなり大きく変動します。

リンの濃度が高すぎると、カルシウムと結合してリン酸カルシウムを作ります。
リン酸カルシウムが広範囲に沈着し、カルシウムが不足し、低カルシウム血症を引き起こします。
その結果、けいれんを起こしたり、腎臓の石灰化を起こしたり、
ひいては腎不全・高カリウム血症、高尿酸血症を起こすこともあります。
また、心臓や肺に石灰化を起こすと急性心ブロックの原因となることもあります。

腎臓の機能が落ち透析中の方は腎臓でのリンの排出ができないため
血液中のリンの濃度が高くなってしまいます。

そこでリンを吸着し体外へ出す薬が使われます。
以前はアルミニウム製剤が使用されていましたが、
排泄経路が腎であったために透析患者では排泄されず、
骨軟化型のアルミニウム骨症や進行性の認知症を示すアルミニウム脳症
起こすため1999年に使用禁止となりました。


この1999年、炭酸カルシウムが透析患者の高リン血症治療薬として認可され、
ここ10年では最も使われている薬です。

商品名カルタン

カルシウム製剤であるので、高カルシウム血症を起こし、血管の石灰化が進み、
動脈硬化の透析患者の特殊例として問題にもなりました。


また、カルシウムでもアルミニウムでもない合成ポリマーが発売されました。
これは消化管内で食物から遊離したリン酸イオンと結合し、
吸収されることなくそのまま糞便中に排泄され、リンの体内への吸収を抑制します。

商品名レナジェル・フォスブロック

とてもよい薬のようですが、消化器系の副作用が高頻度で見られ(特に便秘)、
もともと便秘症の方では腸閉塞や穿孔の恐れもあり、服薬を続けられない方も多くおられました。


今般、新しく認可された、

炭酸ランタン水和物

商品名ホスレノール

リン酸と結合して、極めて難溶性のリン酸ランタンを生成し、
そのまま消化管を通過して排泄されます。
また、水の服用を必要としないチュアブル錠(口中で噛み砕いて服用する)なので、
水分制限が必要とされる透析患者には朗報です。
アルミニウムやカルシウムによる副作用、便秘などの副作用の心配はないようです。
透析患者さんにとっては、ずっと服薬を続ける必要があるため、長期に今後の効果や
副作用を見ていかなければならないのは当然ですが、
高カルシウム血症のリスクが減るのはとても喜ばしいことだと思います。

喘息様気管支炎 ケータイ投稿記事

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今飲んでる薬です。
喘鳴が出現し、ちょっと苦しくなって受診しました。
上から
☆フロモックス(セフェム系抗生物質)細菌をやっつけます。
☆テオドール(気管支拡張剤)呼吸を楽にして、咳を出にくくします。
☆クリアナール(去痰剤)気管にこびりついた痰を剥がします。
☆ニコラーゼ(消炎酵素剤)炎症を抑えます。

鉄のお話

鉄 と聞いて、普通の場合まず思い浮かべるのは赤血球とか貧血だと思います。


そうです。
生体内でのエネルギー産生・薬物代謝など種々の酸化還元反応を担う大切な酸素を利用するために
鉄を利用しているのです。二価鉄と三価鉄は容易に生体内で変換されるからです。
生命体の至適pHである弱アルカリ性条件では容易にFe2+とFe3+の間を容易に変換し電子を受け渡すことができる、すなわち、酸化還元反応の活性中心として鉄は最適の性質を有しているのです。


人体内の鉄の量は意外と少なく約3gといわれています。


鉄は造血系に最も多く存在し生体内の鉄の6割以上を占めますが、
鉄貯蔵の場である肝臓にも約1gと1/3の鉄が含有されています。

新たな造血やハウスキーピング蛋白質などの鉄含有蛋白質を産生するため、
1日に20〜25mgの鉄が必要となりますが、そのほとんどは寿命が来た赤血球に含まれる鉄を再利用することで賄われています。
成人が食事により十二指腸から吸収される鉄は1日に1〜2mgと少なく、
失血や、粘膜および皮膚上皮などの細胞脱落などによって失われる鉄を補充しています。

鉄は肝臓や腎臓では代謝されないのです。


そして

食べ物やサプリメントで補充しようにも吸収能力が小さいのです。


吸収および再利用された鉄はトランスフェリンと結合した形で体内を巡って、
種々の細胞に供給されます。

万一過剰に鉄が吸収されるとどうなるのでしょう?


その1、パーキンソン病をはじめ、種々の神経変性疾患で鉄イオンの異常蓄積が認められます。

その2、C型肝炎ウイルスによる慢性肝炎の場合、肝臓に鉄が蓄積することがわかっています。
その鉄蓄積が慢性肝炎の進行のみならず、発ガンに関与することが報告されています。

まだ、解明できていない病気もあるでしょう。

大阪市立大学大学院医学研究科老年医科学分子制御分野ではC型肝炎ウイルス感染による鉄蓄積メカニズムを解析し、鉄蓄積を抑制する薬剤の開発を目指す研究をされています。

今後の成果に期待したいと思います。

私の大学時代からの友人が、それまで何の兆候もなかったのに、急激な血糖値の上昇で入院することになってしまいました。

目がぼやけて…と症状が出て受診するとなんと血糖値は500を超えていたそうです。
それまで、糖尿病の予備軍ですらなく、いたって健康だったのですが、(お医者様の話ではたぶん過労で膵臓が疲弊したのだろうと)インシュリンの分泌がほとんどない状態だったようです。

入院までの期間食事療法で様子を見ることになったのですが、それは、私は初めて聞く療法でした。

☆適正なエネルギー量の食事をとることを心がける。☆一日3回規則正しく食べる。☆栄養のバランスが偏らないようにする

これが今までの常識的な糖尿病の食事療法です。

ところが、彼女が教えられた食事療法は

でんぷんや糖質など炭水化物を摂らない

という一点だけです。
お肉や魚、野菜は制限なく摂れるのです。
空腹に耐える必要はまったくありません。

へ〜〜とお話を聞いて、よく考えると、
食事から供給されたでんぷんや糖質はグルコースに分解され、細胞内でブドウ糖が2分子のピルビン酸に分解されてゆく過程で、差し引き、NADH2分子とATP2分子が産生されるエネルギーとして利用されます。
http://img0.photo6.ameba.jp/k/kumiranngonnrinncha/medium/0713ouR46dwa827Nu7qyEo.jpg
糖尿病ではこの、細胞へのグルコースの取り込みができないため、血液中に糖があふれ、さまざまな合併症を引き起こします。

それでは、この、グルコースの供給を断てばよいのではないか、というのが新しい糖尿病の食事療法Carb countingの考え方なのです。
調べてみると、欧米ではすでにこの方法がかなりの割合で行われているようです。

1993年のDCCTという大規模臨床試験の結果が発表されました。3000人の1型糖尿病患者を「強化インスリン療法群」と「従来療法群」の2つのグループに分け、強化インスリン療法では1日4回注射を行う治療法で、従来療法群では1日1〜2回インスリン注射を行う治療法で糖尿病のコントロールを図りました。この研究の結果、強化インスリン療法群の血糖コントロールが従来療法群よりもはるかに勝っていることが証明されました。このとき強化インスリン療法群の患者に対する指導法として、このCarb countingが用いられ、大成功を収めたのです。

これを契機にアメリカではCarb countingが広く普及しました。
カロリーが同じであっても、各食材によって、血糖値に与える影響は大きく異なります。3大栄養素とは「炭水化物」「蛋白質」「脂質」の3つですが、
「炭水化物」は吸収が極めて早く、100%ブドウ糖に変化するので、血糖値に与える影響が大きいのですが、
「蛋白質」は吸収が遅く、ブドウ糖への変化率はおよそ50%に過ぎず、
「脂質」は吸収が非常に遅く、ブドウ糖への変化率は10%に過ぎません。
このため「蛋白質」「脂質」の血糖値に対する影響は小さいのです。ここがもっとも重要なポイントです。

彼女は二週間この療法を続け、血糖値も正常近く下がってきましたが、やはりインシュリンの分泌がほとんどなく、インシュリン療法を行うことになりました。

わずか二週間で、劇的な血糖値の改善があるのは事実のようです。

もっとも、私は、白いご飯とおうどんと、たこ焼きお好み焼きなど大好きなので、この療法はかなりのストレスを感じると思います。
ご飯やパンの主食をあまり食べない『おかず食い』の人にはうってつけの療法ですね。

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