皮膚科耳鼻科眼科
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冬は空気が乾燥するせいか肌が粉を吹いたように白くなって かさかさと痒くなり、ちょっと掻き出すと、余計に痒くなって止まらなくなっちゃいます。 私の場合、特にソックスとズボンの境目、膝から下がひどいです。 こんなとき私は尿素軟膏を使います。 保湿には一番効果があります。 人の身体の表皮はとても薄く、乾燥すると角質がささくれ立ち、皮膚本来の防御機能が損なわれます。 外部からアレルゲンや細菌が侵入し易くなるのです。 要は角質をなだらかに正常な状態に戻せば良いのです。 そのために、保湿が必要となります。 が、水を与えてもそう簡単には水分を保てません。 お風呂でふやけた肌もすぐ、元通りになりますね。 オイル系は乾燥を防ぎますが水分を与えることはできません。 今は処方薬(医者で貰う薬)の他、一般の薬局でも購入する事ができます。 市販品、処方薬とも10%のものと20%の物があり、やはり20%のほうが強力です。 商品名は多種ありますが、有名なのを少しあげておきます。 ケラチナミン・パスタロン・ウレパールなどがあり、また後発品も多く出ています。 これらは薬価で\5.7〜\8.6/g 一本20gまたは25gですので薬価では一本\140〜\215です。 もちろん、診察料・処方料・調剤料などがかかるのでそこそこの値段になりますが 他のお薬をもらうついでに頼めば、保険で(三割で)一本\100以下で入手できます。 もし、ついでがあれば、処方箋に書き足してもらうと保険で手に入るということです。 市販品は千円以上しますものね! 尿素軟膏、お薦めします。是非一度お試し下さいね。 |
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今月の日薬雑誌に「ステロイド軟膏の標準的な使い分け」が載っています。 これからの季節、汗でアトピーもひどくなる方が多く、少しでも理解していただけると嬉しいです。 ステロイドと一般的に言われる『副腎皮質ホルモン』は構造上「ステロイド骨格」をもつ物質で、副腎(腎臓の上部にある)から分泌されるホルモンの総称です。 このホルモンは最強の消炎物質といわれ、多彩な薬理作用により抗炎症作用を発揮します。 皮膚炎の場合、表皮細胞・線維芽細胞・肥満細胞などの炎症の場を構成する組織細胞だけでなく、浸潤してきた炎症性免疫細胞(T細胞・単球・好中球・好酸球など)の活性化や種々のサイトカインの産生を抑制することによって炎症の遷延化を抑制すると考えられます。 わかりやすく言うと、腫れている部位のその細胞の炎症を抑えるほかに、白血球などの働きを抑え、炎症を引き起こす物質が作られるのも抑制するのです。 ステロイド外用剤はランク(強さ)と剤形(テープ・軟膏・クリーム・ローション)を患部に応じて使い分けることが必要です。 http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/4967dd7f/bc/c150/__sr_/292d.jpg?BCTD87GB.WZxwOzt 少し見にくいですが、人間の体は部位によって吸収率が異なりますので塗る部位により使い分けることも必要です。 前腕前面部を1とした場合、手のひらは0.83倍、土踏まずで0.14倍、かかとは0.42倍と吸収されにくいですが、額は6倍、わきの下は3.6倍、背中は1.7倍、あごは13倍、陰嚢ではなんと43倍となります。 吸収率の高い部位にはなるべく弱いステロイドを使用します。副作用(皮膚の肥厚や色素沈着、専門的には皮膚線条といって皮膚が変質し戻らなくなります)を防ぐためです。 http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/4967dd7f/bc/c150/__sr_/6838.jpg?BCTD87GBeiaT6Ezn この図は軟膏の使用量の目安です。大人の両手大の患部に0.5gが基本です。 5gのチューブなら手のひら二枚分の患部に1日2回塗って5日分ということです。 0.5gは大人の人差し指第一関節の長さをチューブから出せばいいわけです。 外用剤は強いものは一日1回の使用も、2回の使用も治療効果はあまり変わりません。弱いタイプのものは一日1回より2回使用したほうが効果が高いようです。 強さのランクは5段階に分けられています。 1、:ストロンゲスト:デルモベート・ダイアコート・ジフラール 2、:ベリーストロング:フルメタ・アンテベート・トプシム・リンデロンDP・マイザー・ビスダーム・テクスメテン・ネリゾナ・パンデル 3、:ストロング:エクラー・メサデルム・ボアラ・アドコルチン・ベトネベート・リンデロンV・プロパデルム・フルコート 4、:ミディアム:リドメックス・レダコート・ケナコルト・アルメタ・キンダベート・ロコイド・デキサメサゾン 5、:ウィーク:プレドニゾロン・コルテス 症状がひどければ使う外用薬も強いものを選びます。軽くなるに従い弱いものを使用するようにし、
赤く腫れた部分がなくなり、乾燥状態になればステロイドの入っていないものを使用します。 いわゆる保湿剤(ケラチナミン・ウレパール・ヒルドイド・ワセリンなど)をメインにします。 |
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ストレス社会のせいか最近は耳鳴りを訴える方が増えているようです。 当局にも何人かいらっしゃいますが、ご本人にとってはとてもつらい病気です。 耳鳴りは何らかの耳の病気に伴って起きることが多く、その病気にまぎれて、さほど気にならないこともあります。中耳炎とか外耳炎などの場合です。 ところが、一度、耳鳴りが主な症状となると、睡眠が妨げられて神経症に陥るほどの苦痛を訴える患者も少なくありません。医師からも“死に至る病気ではないので、気にせずに気長に付き合ってください”などと言われ、その苦痛を分かってもらえず、孤立無援の中、症状をさらに悪化させるケースもあります。 耳鳴りの音の聞こえ方の違いである程度原因がつかめることがあります。 ブォーブォー・ゴーゴー・ザーザーという低い音の場合:外耳や中耳の障害のことが多く比較的治り易いです。 キーン・チー・ジィーという高い音が続く場合:聴神経の異常があることが多くなかなか治りにくいです。 サーッ・シューという擦れたような音がする場合:慢性的な騒音や振動、薬物中毒(アルコールを含む)から来ていることが多く最も治りにくいとされています。 また耳鳴りの80%以上は、めまいや難聴とセットで現れます。聴覚と平衡感覚をつかさどっている内耳が関係しているためで、メニエル病はその典型的なケースです。原因(外耳や内耳の病気、糖尿病や高血圧症など)があればそれをまず治療し、やはり、耳鳴り・めまい・平衡感覚の専門医で診てもらうのがよいでしょう。 さて、当局でよく使われている耳鳴りのお薬について少しお話しましょう。
ストミンAというお薬です。このお薬は塩酸パパベリンとニコチン酸アミドとの合剤です。 ★塩酸パパベリン★ 鎮痙剤に分類され、各種平滑筋に対して直接的な弛緩作用を示す。血管平滑筋の緊張を取り除き、血管拡張、血流量の増加をもたらす。⇒三半規管の蝸牛の血流増大作用がある。内臓平滑筋を弛緩させるが、特に痙攣性に収縮している場合に、鎮痙作用が著しい。中枢作用は非常に弱い。 ★ニコチン酸アミド★ ビタミンB群のひとつで、ペラグラと関係の深い多くの皮膚疾患(口角炎、口内炎、舌炎、急・慢性湿疹、接触皮膚炎、光線過敏性皮膚炎)の治療に用いられる。また細胞の酸化還元反応に不可欠であることから、末梢循環障害(レイノー病、四肢冷感、凍瘡、凍傷)に、更に内耳の迷路細胞の呼吸機能を賦活する。⇒耳鳴、難聴の治療に用いられる。このお薬は即効性のある薬ではありませんが、継続して服用していると「あらっ、そういえばだいぶましになったような…」とおっしゃる方が多いです。 |
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トローチ剤は外用薬です。 お口に入れますが決して「飲み薬」ではないのです。 “そんな事くらい知ってるよ”という人と“へぇ、内服薬だと思ってた”という方があると思います。 口中でゆっくり溶かし、その成分が口内や咽頭に作用するのを期待するのです。 たいていは殺菌作用か消炎作用を持つものです。 糖尿病を持っておられる方が甘いので気にしておられました。 そこで、添付文書(お薬の専門的な説明が書かれたもの)を調べてみました。 主成分(目的の効き目を得るための成分)の他に *白糖*セルロース*ゼラチン*着色料*香料などが含まれています。 一粒の重量は1.4gとなっていました。さて、トローチ全てがお砂糖でできていたとしてもその重量は1.4g、 一日4錠舐めたとして、5.6g。糖類は1gが4Calだから22.4Cal。 糖尿病の人の制限カロリーは重症度によっても違いますがだいたい1600〜1800Cal。 一日の全摂取カロリーの1.5%です。マーガリンひと塗りくらいのものです。 糖尿の場合もあまり気にしなくでも大丈夫です。 上記の計算は実際に患者さんの求めに応じて調べた事です。
混んでる時でなければ、自分にとって大切な事です、遠慮せず聞いて下さいネ。 |




