ミスと医療事故
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先日、新聞に以下の記事がありました。 医療ミス:未熟児にテオフォリンを10倍投与−−群馬大病院 /群馬 群馬大医学部付属病院で9月、未熟児に対し、薬剤師が誤って10倍の量の薬を投与していたことが6日までに分かった。未熟児は一時頻脈となったが、数時間後に医師らが気付いて処置し、後遺症などはないという。同病院は既に「人為的なミス」と両親に謝罪。院内の医療安全管理室に報告し、NICU(新生児集中治療室)で投じる薬は分量などの確認を2回から3回に変更するなどチェック体制を強化した。 同病院の堀内龍也・薬剤部長によると、未熟児は生後2カ月の女児で、NICUに入っていた。9月11日、無呼吸発作を抑えるため、呼吸を促進する「テオフォリン」を処方したが、薬剤師が計量を間違え、10倍の量を投与した。別の薬剤師が薬の量などを監査したが、見落としたという。 2日後の13日朝、未熟児の脈が速かったため処方ミスが発覚。水分補給などの処置をし、数時間後に正常に戻った。 テオフォリンはぜんそくの発作止めなどに用いられる。大人にも使われるが、過量を投与するとけいれんや不整脈などの症状を引き起こす可能性があるという。【伊澤拓也】(毎日新聞) - 11月7日 この記事では言及されていませんが、実は日本小児アレルギー学会:小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005の指針改定を受け、添付文書が変更されています。原則として6ヶ月未満の乳児には投与できないことになったのです。
薬剤師の計量ミスはあってはならないことですが、処方医も薬剤師も二ヶ月の乳児に投与できない薬であったことを見逃したことのほうが大きな問題だと思うのです。この変更を正しく理解しておれば「確認ですが…」と問い合わせもしたでしょうし、もっと慎重に計量したことでしょう。このガイドラインの変更は事故が多発したためだと私は認識しています。 一つ一つのミスは直接のミスだけでなく、その陰に多くの問題が隠れていることを、当事者だけでなく同じ医療に携わるものすべてが理解する必要があると思います。 |
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最先端医療もしている、とある病院で乳癌の手術を受けた患者さんが遭遇した事… |
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