2005年北アルプス

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さようなら、また来年

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上高地の朝

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18446761_0?1133772634
2005年8月7日、北アルプス最終日の朝を迎えました。

思い返せば、
7月31日JR富山駅に降り立ち、バスで折立へ移動し入山。
以下の行程を経て、最終地点の上高地に辿り着きました。
8/1 折立→太郎平
8/2 太郎平→薬師岳→太郎平
8/3 太郎平→北ノ俣岳→赤木岳→黒部五郎岳→黒部五郎小屋
8/4 黒部五郎小屋→三俣蓮華岳→双六岳→双六小屋
8/5 双六小屋→樅沢岳→槍ヶ岳
8/6 槍ヶ岳→槍沢→上高地(本隊)
   槍ヶ岳→大喰岳→中岳→南岳→天狗池→槍沢→上高地(別隊)

長かった様な短かった様な北アルプスでの1週間。
今回の為に、ランニング、筋力トレーニング、ボッカ訓練などを行い、身体を作って頑張りました。

重いザックを背負っての登山、新人さんは如何だったでしょうか。
黒部五郎岳カールでは10年に1度と言われる「コバイケイソウの大群生」。
午前3時起き、5時出発の生活では息を飲むような満天の星空。
1週間のテント生活で得た物は多かったのではないでしょうか。

さあ、テントを撤収し、荷物をまとめて帰路に付きます。
ここ上高地で解散です。
ここから東京に向う人、関西に向う人、実家に直行する人など様々です。
みなさんお疲れさまでした。
これから1週間振りに下界の生活に戻ります。
来年また北アルプスでお会いしましょう!

おしまい、さようなら。


ブログ終了のお知らせ

本ブログを見て頂いた皆様へ

前回の記事で告知していた様に、今回の記事をもちまして、当ブログを終了致します。
「止めないで」という意見もございますので、終了する理由について少し書きたいと思います。

当ブログは2005年7月31日から8月7日までの北アルプス登山の様子について、8月14日より始めました。
ここで紹介した写真は、大学生の部活(夏山合宿)の様子を、同行したOB(私 HOMAN)が撮影したものです。

当初ブログを始めた目的は、私がスナップ的に撮った写真を彼らに見せるためで、このブログは私個人のブログというより、ここに出てくるメンバーの為のブログという意識で始めました。
つまり私は単なる管理人のつもりでした。

しかし、ブログというものの性質上、色んな人が見に来られるわけで、書込まれたコメントに対応しなければならず、心ならずも、いつの間にか私個人のブログの様な体裁になってしました。
本合宿に参加したメンバーからの書き込みが殆どなかったというのも一因かと思います。

しかし現在でも「当ブログは私個人のものではない」という意識は変っておりませんので、当初の目的を果たすことが出来た時点で当ブログは一旦終了しようと思います。

終るといっても当ブログを削除するわけではございません。
そのまま残しておきますので、昔の記事(8/14からあります)をご覧になりたい方はどうぞ。
入山から下山までを順に載せております。
書込まれたコメントには対応していくつもりですので、遠慮なく書き込みして下さい。

今後、彼らと山行を伴にして、写真を撮る事があれば、再び当ブログに載せていくかも知れません。
それがあるかないか分りませんが、それまで当ブログは一旦終了させて頂きたいと思います。
約3ヶ月半の短いブログでしたが、ご来訪して頂いた皆様どうも有り難うございました。
沢山のコメントを頂き感謝申し上げます。
それでは、さようなら。

2005年12月5日 「宝満山の向こう側にあるもの」管理人HOMAN
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18446761_1?1133772634

上述した様に「当ブログ」はこれで終了しますが、皆様にお見せしたいネタはまだまだ沢山あります。
それをここに載せる訳にはまいりませんので、「私個人のブログ」を立ち上げました(既に立ち上げております)。
私個人のブログは登山のカテゴリから探して行けば簡単に探し当てることが出来ると思います(既に探し当てられました(笑))。
そちらの方では登山以外のことも載せていこうと思っております。
お気に入り登録をして頂いている方々、コメントを頂いた方々には、個人ブログの方から個別に挨拶に伺いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

ゴール地点、上高地へ

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クレバスに落ちることもなく、無事に槍沢の雪渓を通過しました。
さあ、あとはただひたすらゴール地点である上高地を目指します。

今回の記事の行程

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オレンジ色の道を通って槍沢まで降りてきました。
槍沢からは平坦な道になり、危険な箇所もありません。
ただご覧の様に上高地までは長い長い道のりです。
今回はミドリ色の道、「槍沢〜横尾〜徳沢〜明神〜小梨平」についての記事です。
一つの区間を歩くのに約1時間を要します。
ですから、ミドリ色の道だけで約4時間かかります。
槍沢までも結構歩いて来たのに、平坦な道とはいえ、さらに4時間です。
キツかったなぁ。

横尾

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18336576_1?1133683636
平坦な道になった途端、この2人はぶっ飛ばしました。
アッと言う間に横尾に到着。
槍沢ロッジからコースタイム1時間20分のところを50分で来ました。
まだまだ元気が残っています。

横尾は3つの山への分岐点になっており、結構人が多い場所です。
横尾→槍沢→槍ヶ岳
横尾→涸沢→奥穂高岳、北穂高岳
横尾→蝶ヶ岳

ここから蝶ヶ岳までは日帰りで行けます(登り:3時間20分、下り:2時間)。

横尾まで入ってくる観光客もいるようで、山登りの格好ではない人も見かけます。

撮影日時: 8月6日 午後0時45分

徳沢

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18336576_2?1133683636
またまたぶっ飛ばして、コースタイム1時間10分のところを、45分で徳沢に到着。
飛ばしすぎたツケで、2人のうち、1人の足裏に出来たマメがつぶれました。
徳沢は「氷壁」でも有名です。映画にもなりました。
後の建物には「氷壁の宿 徳沢園」の看板がありました。

撮影日時: 8月6日 午後1時30分

明神

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18336576_3?1133683636
1人のマメが潰れたため、ペースダウンです。
それでもコースタイム1時間のところを58分。
なんでそんなに急ぐかって?
もう歩くのが嫌で、足が痛くて痛くて、とにかく早く着きたいんです。

撮影日時: 8月6日 午後2時28分

小梨平

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18336576_4?1133683636
明神から38分で本日のテント場がある小梨平に到着しました(また飛ばしている(笑))。
いや〜正直疲れました。
この日、槍ヶ岳を出たのが午前5時前。
かれこれ10時間以上歩きました。
距離にすれば20キロ以上は歩いているでしょうね。

撮影日時: 8月6日 午後3時06分

本隊と合流

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18336576_5?1133683636
早速テント場へ行くと、本隊が到着していました。
事故もなく、全員元気とのこと、良かったです。

撮影日時: 8月6日 午後3時08分

1週間ぶりのお風呂

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ゴールに到着して最初にやりたい事は何だかわかりますか?
美味しいものが食べたい!ではなく、「お風呂に入りたい」です(笑)。
1週間振りのお風呂は何よりの楽しみ。
で、早速キャンプ場のお風呂に行ってきました。

1週間分汗をかいた後の入浴は半端じゃありません。
最低3回洗わないと泡がたちませんから(笑)

今回私は5回洗いました。
新人さんはそんなこと知らないので、浴場前、売店で小さな石鹸を1個買っていました。
それだけじゃ泡がたたないので、2個は必要だよと教えると、???、キョトンとしていました。
新人さん、身体を洗ってみて納得した様です。

写真は入浴後、夕食を作っている所。
既に下界の服装になっている女の子もいます。

撮影日時: 8月6日 午後5時50分

反省会

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山での1週間を振り返り、反省会をしています。
皆さん、なかなか良い事を言うので、涙する人が多いです。
この時間、昨日までは既に就寝している時間帯ですね。
キャンプ場には、明朝、山に登る人もいます(既に眠っておられます)。
ですから、静かな静かな反省会です。

撮影日時: 8月6日 午後8時05分

8月中旬から始めたこのブログ、3ヶ月半かけて今年の北アルプス登山の様子を紹介してまいりました。
残る記事はあと1つ。
次回の記事を最後にして当ブログを終了したいと思います。

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空振りに終わった天狗池を後にして、槍沢に向かいました。
するとそこには、予想もしていなかった光景が待っていました。

横長に大きな写真を載せたので、写真がはみ出してしまい見苦しくなっていますが、ご勘弁下さい。
Wiki文法を使っている時、大きな写真を載せるとこういう現象が起きてしまいます。

この記事の行程

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18231473_0?1133590275
今日の記事の場所の説明をします。
我々は南岳から青線の道を下ってきて、槍ヶ岳からの黄線の道と合流しました。
今日の記事は槍沢の赤線の道についてです。

槍沢に入ると

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雪渓に出くわしました。
あれ〜こんな所に雪渓なんてあったかなぁ?

雪渓に入る

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18231473_2?1133590275
登山道の途中が雪渓で覆われているので、対岸の登山道まで雪渓の上を歩きます。

クレバス

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雪渓から登山道に戻る付近、雪渓が地面と接している部分にクレバスが出来ていました。
うっかり雪渓の端に乗ろうものなら、この穴に落ち込んでしまいます。

雪渓を横目に見ながら

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雪渓上を歩いていてクレバスに落ちるのは怖いので、登山道が出ている場所は土の上を歩きます。
土の道よりも雪渓上を歩く方が楽で速いので、雪渓上を滑るように下っている人がいました。
我々は怖くてそんなことは出来ません。

再び雪渓上を歩く

私は過去に数回、この時期に槍沢を通った事があるのですが、この場所にこれほど大規模な雪渓があるのを見たことがありません。
例年だとこの時期には雪渓はかなり溶けてしまっているはずなんですけど、この光景には驚きました。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18231473_5?1133590275
とうとう登山道が完全に雪渓に埋まってしまいました。
登る人も下る人も雪渓上を歩いています。
ずーっとずーっと下の方まで延々と雪渓が続いています。
おいおいちょっと〜ずっと雪渓の上を歩くの?

我々の先にいる赤いザックの人の少し前方をよく見て下さい。
雪渓のど真ん中に黒い部分が見えますよね。
クレバスです。
あれに落ちてしまうと出て来れないでしょうね。
見えるクレバスは避けて通れます。
しかし、雪が薄くなっている部分は見ても分かりません。
歩いていると突然、「ドスン」と落ちてしまうかも知れません。
怖いです。
雪渓歩きは速く下れるので楽なのですが、クレバスへ落下する危険性が付きまといます。

雪渓歩き終了

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18231473_6?1133590275
かなり長い距離、雪渓上を歩きましたが、ようやく土の登山道が出てきました。
これでクレバスへ落下する心配がなくなりました。
右側の2人と左上の人達の間に溝が出来ているのがわかりますか?
こういう場所は避けて通らないと危険です。

この場所から下の方にも延々と雪渓が続いていましたが、我々は安全な土の道を下ることにしました。
ちなみに、さっきの赤ザックの人はクレバスを避けながら延々と最後まで行ってしまいました。
勇気がありますね。それとも経験豊かなのでクレバスの出来る場所を熟知されていたのでしょうか?
単独行の場合、クレバスに落ちても誰にも気付かれないので怖いですね。
この後、土の登山道を歩き槍沢ロッジに到着しました。
もう急な下りはありません。
あとはひたすら上高地まで、梓川に沿った道をダラダラと行くだけです。
これが結構きついんですよ。

今年の北アルプス山行を紹介してきたこのブログも、もうすぐ終わりに近づきました。
載せられる記事もあと1−2つです。
あとちょっとだけ続く。

南岳から天狗池へ

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大キレット越しの穂高連峰も見る事が出来たし、これで心置きなく下山できます。
下山ルートは槍ヶ岳方向に少し戻り、横尾尾根を下り→天狗池→槍沢→横尾→徳沢→上高地です。
本日の記事は天狗池までの行程を紹介します。

天狗池は槍ヶ岳の撮影ポイントとして有名な場所です。
池に映る「逆さ槍」を見ることが出来たら良いなぁ。

この記事の行程

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18148045_0?1133517342
前々回の記事に使用した写真で、この記事の行程を説明します。
我々は本隊と分かれて槍ヶ岳→南岳(稜線の赤線)とやってきました。
下山するために、来た道を槍ヶ岳方向に少し戻り、横尾尾根を下って槍沢へ向かいます(青線)。
天狗池は槍沢寄りの青線1/3位の位置にあります。
黄線は本隊が下ったルート。
我々はかなり寄り道をしているので、本隊は既に降りてしまっています。

また出会っちゃった

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18148045_1?1133517342
南岳から横尾尾根への分岐の途中、またまた雷鳥さんに出会いました。
これで今回の山行で3回目、本日2回目の出会いです。
出会う雷鳥は必ず雛を数羽引き連れています。
一緒にいる親鳥はいつも1羽、雌鳥です。お父さんは一緒にいません。
見返り美人的なポーズをパチリ。
雛鳥はこの手前の方に居て写っていません。
雷鳥の左右にある白いのは今年大当たりのコバイケイソウ。
3000mの稜線にも生えているんですね。厳しい環境にいるせいか、かなり小さいサイズです。

横尾尾根への分岐

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18148045_2?1133517342
槍沢へ下る分岐までやって来ました。
ここからは横尾尾根を下り、天狗池経由で槍沢に至ります。
右端の人は丁度下り始めた所です。
ガスが下から湧いてきています。

分岐付近から見た中岳

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18148045_3?1133517342
これから下り始めるのですが、見渡すとガスのため、穂高は既に見えなくなっていました。
反対側を見ると薄いガスの向こうに中岳が見えました。
一番上の写真↑で見ると、大した事ありませんが、近くから見るとなかなか立派なピークです。
これで3000m峰も見納め、3000mの稜線ともお別れです。
さあ、ここからは慎重に下ります。

横尾尾根を下降中

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18148045_4?1133517342
横尾尾根をかなり下ってきました。
凄い急勾配の下りだったので、カメラを首からぶら下げておく事が出来ませんでした。
ですから、下り中の写真はなしです(謝)。
南岳小屋の坂本氏曰く「横尾尾根は登りに使うべきで、下りルートとしてはお勧め出来ない」。
その意味がよくわかりました。
下り始めは凄く急で、ちょっとつまづくと、あっという間に100m以上は落ちてしまいそうな急角度でした。
初心者は通るべきでない、少なくとも下りには使うべきではないと思います。
登りに使うにしても凄い所です。両手両足を使わないと登れません。
休憩できる様な広いところもありませんでした。
3000mの稜線〜槍ヶ岳にはガスが湧いていますね。

横尾尾根を下り切る

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横尾尾根を下り切り、振り返った写真です。
横尾尾根への分岐点は左上ガスの中。3000mの稜線は隠れてしまっています。
下り始めは急勾配、途中から巨岩ゴロゴロの中を降りてきます。
最後はこういう岩ゴロゴロの道です。
ここから天狗池までの道は傾斜が緩やかになります。

天狗池へ

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危険な所は過ぎました。
さあ、本日の行程のメイン、天狗池を目指します。
池に映る「逆さ槍」を見るのだ!
でも翳ってきて、ちょっと怪しい雰囲気です(焦)。

天狗池に到着!

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期待をしていた方、ゴメンナサイ。
これが有名な、あの「逆さ槍」で超有名な「天狗池」です。
この汚い池が、、、そうです。
茶色い泡が一杯浮いていました。
誰かが棒で泡を取り除いていましたが、池の中心部には到底届かないわけで、無駄な努力をしておられました。
この池は雪渓の雪が溶けて水が溜まることで出現します。
雪が溶けて、暫くすると水がキレイになるのでしょうかね。

それで槍ヶ岳はどこ?
池から視線を上げていくと雲が見えますよね。
その中に「槍ヶ岳様」はいらっしゃいます。
は? ですよね。 あ〜あ、期待してたのになぁ。
本来ならば、こういう景色を見ることが出来るはずだったのに↓
http://www2.sen-shu.ne.jp/~w20101/surprise_photo_deluxe/mountain/sakasa_yari.htm

槍沢へ

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/39/b7/kumwv/folder/718329/img_718329_18148045_7?1133517342
長居しても池がキレイになるわけじゃないし、槍が見えるようになる気配もないし、サッサと槍沢へ下り始めました。
右下に同行の2人が下っています。
右下から左上に向かって、緑の中に登山道があるのがわかりますか。
この道は一番上の写真で黄線になります。
ところで、天狗池を出て槍沢へ向かい始めて直ぐの頃、天狗池に向かって登ってくる「超軽装の2人」がいました(1枚目の写真の青線を登ってきていました)。
2人は親子(父と娘)で、我々とすれ違う際、娘さんが「槍ヶ岳はこちらですか?」と尋ねられました。
どうやら登山は初めてで、北アルプスも初挑戦の様子。
道を間違っている旨を説明すると、「お父さんが間違えるから、無駄に登ってしまったじゃないの!」と喧嘩が始まりました。
初めてで、登るだけでイッパイイッパイなのは分かりますが、
「あのなぁ、ここは初心者が自分たちだけで来るような山じゃないぞ!地図ぐらい持ってこいよ!」
と心の中で思いながら、槍ヶ岳への分岐(黄線の始まり)まで優しく誘導しました。
さすが山男、気は優しくて力持ち(笑)。

こういう山を甘く見ている人達が遭難するのでしょうね。
「槍ヶ岳に憧れだけで登ってきてはいけません!」(怒)

さらに、
この親子と出会った場所から少し下った所に70歳くらい?と思われるご老人が休憩しておられ、すれ違う際、「この先は私でも登れますかね?」と尋ねられました。
「なに〜!私でも登れますか?って聞かれても、私はあんたじゃないから分からんよ!」
と心の中で思いながら、その方の装備を見てビックリ!
先程の親子とは正反対の重装備!
具体的に言うと、撮影機材の詰まったフレームザック、大きくて重そうな三脚など。
この年齢でこれを担いでよくここまで上がってきたなぁ〜というのが正直な感想(失礼)。
話を聞くと、「大キレット越しの穂高を撮りに行きたい」とおっしゃる。
この先、急勾配になる事、容易なルートではない事などを説明し、行くのであれば、槍ヶ岳経由で行った方が良いと説得し、納得してもらいました。

この方も遭難予備軍だなぁ〜と思いました。
「自分に見合った登山をしましょう!」
空振りに終わった天狗池。
トボトボと槍沢へ向かう我ら3名。
しかし、槍沢には予想してなかった光景が待っていました。
いや〜ビックリ!
続く。

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南岳獅子鼻まで行ったにも関わらず、ガスに阻まれて見ることが出来なかった穂高連峰。
あとちょっとで見えるのに、なかなか姿を現してくれません→昨日の記事

今日は上高地まで降りないといけないので、あまり長居は出来ないのですが、少しだけ待ちました。
すると突然、劇場の幕が上がる様にサーッと視界が開け、眼前にドーンと圧倒的な存在感の穂高連峰が姿を現しました→1枚目の写真

さらにどんどんガスが取れ、穂高がその全貌を現してくれたのです→2枚目の写真

各写真をクリックすると迫力ある拡大写真を見ることが出来ます。

いや〜感激しました。
ガスによって焦らされたせいか、あまりに格好良すぎる穂高の登場!
ガスが素晴らしい演出をしてくれた、と良い方に解釈しました。

次のガスによって再び視界が遮られるかも知れないので、急いでシャッターを切りました。

3、4枚目は拡大撮影したものです。

3枚目:大キレット稜線の様子がよくわかります。
    信州側(陽が当っている部分)と飛騨側(日陰の部分)の間の稜線に登山道が見えます。
    中心から北穂高岳寄りにピラミッド状の「長谷川ピーク」があります。
    長谷川ピークを過ぎて、北穂高岳への登りの取りかかりが「飛騨泣き」です。
    この2カ所は難所で滑落事故が起きる場所です。
    左上の一番高い所が北穂高岳。ほとんど山頂という場所に北穂高小屋が見えます。
    右上の雲の手前が涸沢岳、雲の左奥が奥穂高岳。
    長谷川ピークの左側には落石の巣がありますね。

4枚目:長谷川ピークから北穂高岳までのアップです。
    槍ヶ岳〜南岳までの稜線とは全く様相が異なります。
    完全な岩稜地帯。いかにも険しそう、怖そうという雰囲気が漂っています。
    
槍ヶ岳〜南岳で3000m峰を4つ踏みましたが、もっと3000m峰を制覇したい!という方はここに挑戦して下さい、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳そして前穂高岳と、あと4峰踏むことが出来ます。

今回、大キレット越しに穂高連峰を見た感想は「穂高はカッコイイ」でした。
南岳は穂高を見るには絶好のポイントですね。
ここから見る穂高は人を寄せ付けないような存在感があります。
東側(蝶ヶ岳〜常念岳)から見るのとは全く異なった顔を見せてくれます。
わざわざ南岳まで来た甲斐がありました。
ここで1日、穂高を眺めながら過ごせたら最高でしょうね。
これで心置きなく下山することが出来ます。

え、大キレットには行かないの?と思われた方、今回は行くのを止めました。
同行の2人は行きたかったみたいですけど、技術的なこともあるので私が止めました。

ちなみに私、大キレット通過の経験は1度だけあります。
今から20年前、剣岳〜薬師岳〜槍ヶ岳〜穂高岳〜焼岳の大縦走をした時に通りました。
当時は体力も技術も凄かったので、槍ヶ岳〜奥穂高岳を一気に通過しました。
大キレットは特に怖いなという印象はありませんでした。
「あれ、こんなもの?大したことないじゃん、拍子抜け」という感じでした。
しかし、今行ったら怖いだろうなと思います。
体力、技術は当時に比べると遥かに落ちているので、同行の2人を連れて行く自信がなかったんです。

昔は怖いもの知らずで「ドンドン行け〜」って感じでしたが、山の経験を積むうち、「山の怖さ」が段々わかってきました。
別に事故等に遭った訳ではないのですが、随分慎重に山登りをするようになりました。


さて、これからは上高地に向けて下山です。
事故は下りで起きるもの。慎重に下山です。
槍ヶ岳方面に少しだけ引き返し、横尾尾根を下り、槍沢に向かいます。
途中、槍ヶ岳を撮影する絶好のポイントである天狗池を通ります。
続く。

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