劇場鑑賞

[ リスト | 詳細 ]

劇場公開作品の感想
記事検索
検索
第83回アカデミー主演女優賞にノミネートされた2作品です。
前評判どおり心にずっしりとしみる作品でした。
両方ともそのタイトルに「なるほど〜」なのよね。
 
レディースデイに2本連続で鑑賞したのですが、続けて見るには重すぎた・・・
と、いうことでぷちぷち感想ね。
 
イメージ 1ウィンターズ・ボーン
 
米ミズーリ州南部・オザーク山脈の村に住む17歳の少女リー(ジェニファー・ローレンス)は、心を病んだ母親に代わり幼い弟と妹の世話をして暮らしていた。しかしある日、とうの昔に家を出て逮捕された父親が自宅と土地を保釈金の担保にして失踪。このまま裁判に出廷しなければ家を没収されてしまう。やむを得ずリーは自ら父親捜しに乗り出すのだが……。

原題:Winter's Bone
製作国:2010年アメリカ映画
監督・脚本:デブラ・グラニク
製作・脚本:アン・ロッセリーニ
出演:ジェニファー・ローレンス、ジョン・ホークス、ケビン・ブレズナハン、デイル・ディッキー、ギャレット・ディラハント、シェリル・リー
 
 
映像が寒々としたグレートーン。『フローズン・リバー』を思い出してしまいます。
お金もなくやっと生き延びている状態の一家。家と土地を守るために行動を起こすリー。
主演のジェニファー・ローレンスは賞賛に値する演技ですね。
“お気楽サラリーマン生活”をしている身にはその行動力に脱帽です。
リーを取り巻く人たちの描き方も上手く、展開に目が離せません。
 
女性監督のデブラ・グラニク。今後もチェックだわ。
 
イメージ 2ラビット・ホール
 
ニューヨーク郊外に暮らすベッカ(ニコール・キッドマン)とハウイー(アーロン・エッカート)の夫婦は、8カ月前に交通事故で息子を失い、絶望の淵にいた。ベッカは現実から目をそらし、ハウイーは思い出にふけることで夫婦の関係が次第にほころびはじめていたある日、ベッカは息子の命を奪った車を運転していた少年を街で見かける。ベッカは偶然を装って少年の後を追うが……。

原題:Rabbit Hole
製作国:2010年アメリカ映画
監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル
原作・脚本:デビッド・リンゼイ=アベアー
出演:ニコール・キッドマン、アーロン・エッカート、ダイアン・ウィースト、タミー・ブランチャード、マイルズ・テラー、ジャンカルロ・エスポジート、ジョン・テニー、パトリシア・カレンバー、ジュリー・ローレン、サンドラ・オー
 
最愛の息子を交通事故で亡くした夫婦の話なんですが、他にも子供を亡くした多くの人が登場します。
その悲しみを越えようと起こす行動は人それぞれ。
加害者の心の葛藤も…
 
ニコール・キッドマン、アーロン・エッカートの激しい言い争いのシーンは鳥肌モノ。夫婦喧嘩をはるかに超えてます。
ベッカの母役のダイアン・ウィーストもいいですね。
 
監督は『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル
監督3作目は心にしみるヒューマンドラマの佳作でした。

開く トラックバック(1)

モンスター上司

イメージ 6
HORRIBLE BOSSES (2011)
 
昇進をエサにさんざんコキ使ってきた上司ハーケン(ケヴィン・スペイシー)の横暴にじっと耐えてきたニック(ジェイソン・ベイトマン)。しかしついに、デイヴが自分を昇進させる気などさらさらないと知る。歯科助手のデール(チャーリー・デイ)が悩まされているのは女歯科医のジュリア(ジェニファー・アニストン)。婚約者がいるデールに強引に迫っては容赦のないセクハラを繰り返す。3人目のカート(ジェイソン・サダイキス)も、2代目バカ社長ペリット(コリン・ファレル)に振り回され、その尻ぬぐいに追われる日々。夜のバーでグチをこぼす3人は、自分たちのボスを葬り去るしかないとの結論に達する。そんな彼らの前に怪しげな元詐欺師のディーン(ジェイミー・フォックス)が現われ、助太刀を買って出る。ディーンのアドバイスを受けながら、事故に見せかけて殺す完璧な殺人計画を練り上げていく3人だったが…。
 
これはなんと言っても“モンスター上司”の3人のキャスティングが凄いよね。
 
イメージ 1
 
ニックは会社に入って8年。誰よりも早く出勤し一番遅くまで働いている。
昇進のためなら我慢してハーケンの言うことに忠実に聞いてきた。
ところが本部長は自分が兼任すると言い出し、我慢の限界…
 
ニックの上司にケヴィン・スペイシー
もう、憎たらしいですよ〜こんな上司いやだ〜
 
イメージ 2
 
デールは可愛い婚約者との幸せな結婚生活を夢見ていた。
ジュリアから受けるセクハラにも耐えてきたが、
婚約者を麻酔で眠らせた上でHしないと隠し撮りした写真を婚約者にばらすと脅される。
 
歯医者のジュリアにジェニファー・アニストン
今までの彼女とは別人のように見えるキャラです。
下着姿などセクシーショットも見れますよ。
 
イメージ 3
 
カートは会社に満足していたが、社長が急死。
後を継いだ放蕩息子のやりたい放題にうんざり。
 
ばか社長ペリットにコリン・ファレル
画的には彼が一番でしょ!バーコードはげだし!
しかし、よくこの役を引き受けたね。
先代社長にはドナルド・サザーランド
 
イメージ 4
 
会社を辞めても再就職が厳しいこのご時勢。
ボスを亡き者にしようと考えた3人。
上司の秘密をさぐり事故死に見せかける作戦を立てたが…
 
バーで知り合った男にジェイミー・フォックス
登場時間は長くはないんですが本物っぽく見える存在感がいいね。
それにしても名前の“MF”って
 
イメージ 5
 
ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキスって
「見たことあるんだけど、何に出てた?」って感じ。
 
男3人集まれば『ハングオーバー』をちょっと思い出してしまいます。
歯科助手のデールのボケぶりは笑えます。
『ハングオーバー』のアランほど強烈ではないけどね。
 
これ脚本がかなり面白いです。細かい台詞にも笑いがたくさん。
監督はセス・ゴードン。
『ヤバい経済学』に参加してたんですね。びっくり!
 
3人の“モンスター上司”ぶりはもちろんみどころなんだけど、
3人の“復讐”の行方もみどころよ〜
 
それにしてもプリウスくん凄いね〜
 
かなり声を出して笑えて大満足でございます。
ブラックよ!
 
 
 
ジェニファーのブラックランジェリー!
 
 
キャクタートレーラー(コリン・ファレル版)爆笑!!!
 
 
ケヴィン・スペイシー版
 
ジェニファー・アニストン版もあるんだけど年齢確認しないと見れないの。
ど〜しても見たい人は

開く トラックバック(2)

ステイ・フレンズ

イメージ 1
 
FRIENDS WITH BENEFITS(2011)
 
LAで活躍していた敏腕アート・ディレクター、ディランは、NYでヘッドハンティングの仕事をしているジェイミーの仲介で転職を決意、NYに移り住む。意気投合した2人はすぐに仲の良い友だちに。ちょうど2人とも失恋したばかりで、面倒くさい恋愛にウンザリの時期。それでも体のほうは刺激を求めてしまい、セックスへの欲求は抑えられない。そんな悩みを打ち明けたジェイミーに、セックスはスポーツと一緒、テニスを楽しむように2人でセックスを楽しもうと提案するディラン。それは2人にとって、面倒くさい恋愛感情抜きで、したいときだけする理想的でお得な友だち関係に思われたが…。
 
イメージ 2
 
ディランにジャスティン・ティンバーレイク、 ジェイミーにミラ・クニス
今まで主演をつとめたことがない2人ですが、最近の出演作で評価が高まり注目度UPですね。
 
ジャスティン・ティンバーレイクって俳優業に専念したのかな?
本作では鼻歌感覚だけど歌ってます。
 
『ブラック・スワン』で強烈な印象を残したミラ・クニス。
私が彼女を初めて見たのが『寝取られ男のラブ♂バカンス』
なので、こういう役柄は「戻ってきた」って印象です。
 
イメージ 3
 
ディランとジェイミーは「上手く恋愛できない」似たもの同士。
その背景には“親の後姿”を見ていてトラウマがあったんですね。
 
ディランの父親にリチャード・ジェンキンス。
『親愛なるきみへ』と似た役どころなんですが、違うキャラに見せるのはさすが
 
ジェイミーの母親にパトリシア・クラークソン。
一人でジェイミーを育ててきた自由人です。
彼女はその作品ごとでいろんな顔になる人ですね。
 
イメージ 4
 
見る前に気になっていたのはウディ・ハレルソン
ディランの同僚。しかもゲイです。
まぁ、ストーリーに直接関係する役ではないんだけど、存在自体が笑える。
 
イメージ 5
 
この作品のストーリー展開は“まさにラブコメ”で結末もハッピーエンドなんだけど・・・
 
演出が面白いです。
 
冒頭のそれぞれの“別れ”の場面の描き方。
ジャスティンとミラの早口とも言える台詞回しでスピード感を感じ、
終盤、しっとりさせたいところではゆったりとした空気感。
 
予告で群舞みたいに見えたのは“フラッシュ・モブ”
それを上手くラストにも登場させてます。
 
セリフもクスクス笑えました。
「ジョージ・クルーニーってそういう風に思われてるのね〜」
 
監督のウィル・グラック、覚えておかないとね。
 
イメージ 6
 
「テニスをするようにする」〜は笑えますよ。
ミラちゃんのびーちくは徹底的にガードされて見えません。
おちりは見えたけどね。
 

開く トラックバック(1)

親愛なるきみへ

イメージ 1
 
DEAR JOHN(2010)
2001年春、米軍の特殊部隊に所属する青年ジョンは、2週間の休暇で帰郷した際、女子大生のサヴァナと出会い恋に落ちる。しかし、愛を深める間もなく、ジョンは赴任地へと旅立つことに。それでもふたりは、手紙を交わすことで互いの距離を縮め愛を育んでいく。しかし、そんなふたりの運命を9.11同時多発テロが変えてしまう。苦悩の末に任務の延長を志願したジョンに対し、孤独に耐えかねたサヴァナの心は揺れていく。
 
「きみに読む物語」の原作者ニコラス・スパークスのベストセラー『きみを想う夜空に』を映画化
 
監督は大好きなラッセ・ハルストレム監督
 
イメージ 2
 
米軍兵士ジョンと女子大生サヴァナの出会いは偶然。
自閉症ぎみな父親の手で育てられたジョン、裕福な家庭で育ったサヴァナ。
お互いににないものに惹かれあっている印象。
 
2人が一緒にいられるのはジョンが赴任地ドイツに戻る2週間。
ジョンの残りの任期は1年。サヴァナに除隊を約束する。
 
イメージ 3
 
2人は手紙で愛を伝える。
離れてから半年後。9.11が2人の運命を変える。
兵士の間では「延長して戦う」という気運が高まっていた。
ジョンはサヴァナとの約束と軍人としての自分と葛藤。
休暇で一時帰国したジョンは2年間延長するとサヴァナに伝える。
 
途絶えがちになるサヴァナからの手紙。
やっと届いた手紙には「婚約した」と…
 
アマンダ・サイフリッドはあいかわらずキュートで可愛い。
チャニング・テイタムはちょっと不器用なジョンというキャラにぴったりね。
 
イメージ 4
 
この作品はジョンとサヴァナの恋愛のお話なんですが、ジョンと父親のお話でもあります。
演じるのはリチャード・ジェンキンス
無口な設定なので彼のような演技達者な人がいいね。
 
右は意外と重要人物で驚いたヘンリー・トーマス。
『E・T』のエリオット少年よ。
 
イメージ 5
 
物語としてはベタベタなメロドラマです。
途中からは「韓ドラかよっ!」と突っ込みを入れたくなる展開。
 
ラッセ監督の作品にしてはちょっと深みが足りなかったかな?
個人的には“反戦”のメッセージとかあるとおもったんだけどね。
 
映像はとても綺麗でした。
↑日本のポスターに使われている雨の中のキスシーン。
そして、一時帰国したときのラブシーンの美しさにはうっとりしてしまいます。
 
「きみに読む物語」の原作者…ということで号泣覚悟だったのですが…
 
全く泣けず!
 
ジョンとサヴァナよりもジョンとお父さんの方が泣けました。
 

開く トラックバック(1)

人生、ここにあり!

イメージ 1
 
SI PUO FARE (2008)
 
1983年、ミラノ。正義感にあふれる労働組合員のネッロは、異端すぎたために反発を招き、クビ同然で新たな組合に異動させられてしまう。そこは、廃止された精神病院を出てきた元患者たちで構成された協同組合だった。しかし、戸惑いつつも決して腐ることのない熱血漢、ネッロ。彼は、目的もなく無気力に過ごす元患者たちを見て、自ら稼ぐことでやる気を取り戻してもらおうと、建築現場の“床貼り”を請け負う事業を立ち上げるのだったが…。
 
イタリアで大ヒット、2009年度イタリアの映画賞を受賞。
実話に基づいたお話です。
 
原題「ぼくでもできるの?」
 
1978年、イタリアでは精神病患者を無期限に収容することを禁止する精神病院廃絶法が制定され、患者たちは入院治療ではなく地域の精神保健サービス機関で予防や治療に当たりつつ、地域社会との共存を実現していく体制へと移行された。
本作は、その取り組みが行われていく中で実際に起こった出来事を実在のグループホームをモデルに映画化したヒューマン・コメディ。
 
 
イメージ 2
 
労働組合をクビになったネロが送り込まれたのは元精神病院の入院患者が組合員の協同組合。
 
“協同組合”とは名ばかりで郵便物の加工などの補助作業を請け負っている。
 
無気力な彼ら、緩慢な動作に唖然とするネロ。
 
イメージ 3
 
「切手を貼ることすらまともにできないのは過剰に投与されてる精神安定剤のせいだ」と
フルラン医師に聞かされ、驚愕するネロ。
 
元々手先が器用なことに気づいたネロは安定剤の量を減らせばきちんとした仕事ができると考えた。
別な場所に作業所をもうけ“モザイク貼り”を提案。
 
組合員としての自己運営意識を植え付け、利益を得る喜びを教えたつもりのネロだったが…
 
イメージ 4
 
「自由こそ治療だ」という発想がイタリアらしい感じがするよね。
 
実は家の近所に「障害のある人たちが社会的な自立をめざす地域作業所」があります。
パン、焼き菓子の販売や木工品の製作をしている工房なのですが、
そこのビスコッティが好きで良く立ち寄るんですよ。
まぁ、その工房の“ゆ〜ったり感”とこの作品の様子は比べられないですけどね。
 
「やればできるさ!」を合言葉にがんばる彼らの奮闘振り。
 
 
イメージ 5
 
ネロは教えてるつもりでいたが、実は教えられていた。
 
映画としての展開は王道でありきたりなのですがほんわか温かいです。
 
“心を病んでる”人が昔に比べて多くなってる世の中、考えさせられますね。
 
HPにモデルとなった「ノンチェッロ協同組合&トリエスト探訪」があります。
17枚の画像ですが“その後”みたいでいいよ。
 

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事