見るべき映画

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映画検定選定「見るべき映画100本(海外編)」の感想です。
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ブルーベルベット

イメージ 1ノース・キャロライナ州ランバートン。製材が主産業の絵に描いたようにのどかな町だ。大学生のジェフリー(カイル・マクラクラン)は父の急病のため帰郷し、病院に見舞いに行った帰り、野原で人間の片耳を発見。警察でウィリアムズ刑事(ジョージ・ディッカーソン)に渡す。夜、刑事宅を尋ねたジェフリーは、同家の娘サンディ(ローラ・ダーン)から、「この耳の事件はディープ・リヴァー荘に住む歌手がかかわっているらしい」と聞かされる。翌日、彼は歌手ドロシー(イザベラ・ロッセリーニ)の部屋に消毒と称して入り込み、鍵を盗み出す。彼はサンディとスロー・クラブに行き、ドロシーが官能的に歌う「ブルー・ベルベット」を聞く。その後、ドロシーの部屋に忍びこんだジェフリーは、彼女が戻ってきたのでクロゼットに隠れて覗き見する・・・

原題:Blue Velvet
監督、脚本:デビッド・リンチ
製作総指揮:リチャード・ロス
製作:フレッド・カルーソ
製作国:1986年アメリカ映画
出演:カイル・マクラクラン、イザベラ・ロッセリーニ 、デニス・ホッパー、ローラ・ダーン、ホープ・ラング、ディーン・ストックウェル、プリシラ・ポインター

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実はデビッド・リンチって苦手意識があって手が伸びないんですよね。
あれだけはやった『ツイン・ピークス』も見なかったし、『マルホランド・ドライブ』も途中でリタイア。
『ストレイト・ストーリー』は知らないで見てたけど(笑)

そんなわけでこれが“デビッド・リンチの世界”なのかどうかは私には判断できなかったのですが、意外にも面白く見れました。

自宅近くの野原で人間の耳を発見した大学生が“探偵ごっこ”をしたことによる顛末を描いているのですが・・・
これはデニス・ホッパーの変態さんぶりが怖さをあおりますね。
もうフランクが登場するだけで「今度はどんなことするんだろ」と妙な期待があったりして。
彼は薬と酒の中毒から立ち直ったばかりという時期だったそうですね。
各映画賞でも評価された演技はそういうことを感じさせませんね。
イザベラ・ロッセリーニ演じるドロシーもちょいと変わった性癖の持ち主だったのね。
ドロシーという難しいキャラクターを上手く演じてますね。
彼女はやっぱりバーグマンに似てるね。
ローラ・ダーンの女子高生はびっくりだったけどね。

ボビー・ヴィントンの名曲「ブルー・ベルベット」をモチーフにした作品ですが、同じ曲でもシーンによって雰囲気が違って聞こえる。
おそらくそれは監督の狙いだったのかな?
冒頭のシーンはその映像の凄さに衝撃的だったわ。なんで虫?

この作品が「見るべき」ということも納得したし、デビッド・リンチが「奇才」と呼ばれるのもわかりました。
でもね・・・ちぎれた耳がやっぱりダメだわ。終盤の耳の持ち主が登場したときは見れませんでした。
どんだけ、怖がりなんでしょ!

              

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灰とダイヤモンド

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1945年、ワルシャワ反乱の生き残りで反ソビエト派のテロリスト、マチェク(ズビグニェフ・チブルスキー)はソビエトから来た共産党地区委員長、シュツーカ(バクラフ・ザストルジンスキー)暗殺の指令を受ける。だが、マチェクは人違いで二人の男を殺してしまう。シュツーカの息子は反ソビエト反乱者として逮捕され、銃殺の判決を受けていた。マチェクは夜、息子に会いに行こうとするシュツーカの暗殺に成功し、翌朝、マチェクは町を発とうとするが・・・



原題:POPIOL I DIAMENT
監督・脚本:アンジェイ・ワイダ
原作・脚本:イェジー・アンジェイェフスキ
製作国:1958年ポーランド映画
出演:ズビグニェフ・チブルスキー、エバ・クジジェフスカ、バクラフ・ザストルジンスキー


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この作品は“見るべき映画”にタイトルが入ってることぐらいしか知識がなかったのですが、『コルチャック先生』のアンジェイ・ワイダ監督の代表作だったんですね。
今回BSで放送があって鑑賞したのですが本編の前に監督がこの作品について語っていました。

ソ連の影響下にあった当時のポーランドでは映画製作は国家の監視下にあったそうです。
国外で映画製作をするという道も選択できたが、自分の見てきた祖国、人生を語る作品はポーランドで作りたいという想いがあったそうです。
映画を製作するにあたっては脚本が検閲され許可が出た作品のみ製作される。
撮影には検閲官の立会いがないので、脚本にないアイディアを盛り込んだそうです。

そのような製作にまつわる話を聞くとこの作品の深さを感じます。
ヒトラーによって多くの不幸をもたらされたポーランドがやっと自由になれると誰もが思っていた終戦の日の出来事。
社会主義者と自由を求める反体制グループ。
それぞれ同士の死を語る場面があり、思想は違っていても祖国の未来を信じていることを感じます。
監督の「善と悪を描いた作品ではない」という言葉のとおり、どちらも“善”として描かれているように感じました。

マチェクがホテルのバーで働いているクリーシャをくどき、ベットをともにする場面は「?」と思ったのですが“愛”の目覚めとして必要だったんですね。
タイトルの「灰とダイヤモンド」はマチェクとクリーシャが雨宿りした廃墟の教会で語られています。
「永遠の勝利の後には光り輝くダイヤモンドが埋まっている」
誰もが“ダイヤモンド”を手に入れたいと思っていた時代に起こった争いの虚しさを感じる名作ですね。
短い時間のなかで、登場人物のバックグランド、心情の描き方も上手いですね。
これまた“見るべき”でしたね。

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ブレードランナー

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2019年、ロサンゼルス。人口過密と酸性雨で荒廃した近未来。そこでは強靭な肉体と高い知能を併せ持ち、外見からは人間と見分けのつかない“レプリカント”(人造人間)が惑星における戦いと開発に備えて大量生産されていた。そんな中、過酷なコロニーでの労働に耐えかねたレプリカントたちが人間を殺害して逃亡を図る。処分が決定したこのレプリカントを処刑するため、彼らを取り締まる捜査官“ブレードランナー”のデッカード(ハリソン・フォード)が単独で追跡を始める。彼は捜査のためにレプリカントの製造元であるタイレル社に赴き、そこで美しく不思議な魅力を持った美女レイチェル(ショーン・ヤング)と出会うのだが…。

原題:Blade Runner
監督:リドリー・スコット
脚本:ハンプトン・フィンチャー、デビッド・ウェッブ・ピープルズ
製作総指揮:バド・ヨーキン
製作:マイケル・ディーリー
製作国:1982年アメリカ・香港合作映画
出演: ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモス、ダリル・ハンナ

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『エイリアン』で成功したリドリー・スコットの次の作品。
スターチャンネルで「劇場公開版」「ディレクターズカット版」「ファイナルカット版」の集中放送があったので、「ディレクターズカット版」を見てみました。
『ターミネーター』の2年前に公開されているのですが、このころはこういう“人間vs機械”というストーリーが多かったのかな?

主演はハリソン・フォード。
ハン・ソロ、インディー・ジョーンズといった強い個性を持ったキャラクターの後に渋い役ですね。
個人的にはこういう渋いキャラ好きなのよね。アクションもかっこいい。
対決するレプリカントのロイにルトガー・ハウアー、ブリスに人魚になるまえのダリル・ハンナ。
この作品で人気になったというのも納得ですね。終盤の対決はいいね。

全編にわたってダークな映像。そして、リドリーらしい光と影のコントラストを使った映像が美しい。
ディレクターズカットの結末は劇場公開版と違うらしいですね。気になるけど録画し忘れたのよね。

今の近未来ものに影響を与えてるのも感じますね。
まぁ、作られてるのが“機械”から“クローン”に変わってますけどね。
人間の都合で作られた“彼ら”が反乱を起こす、という構図はいつも人間の身勝手さを感じる。
この作品の設定の2019年まであと10年。どうなるのかな?

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香港に芸妓さん?不思議な日本語も飛びかってたなぁ。

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望郷

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パリ生まれの前科15犯、強奪33件、銀行強盗2件でパリ警視庁から追われるギャング、ペペ・ル・モコ(ジャン・ギャバン)は、フランスの植民地だったアルジェリアのカスバと呼ばれる、犯罪者達には恰好の隠れ場に逃げ込んだ。アルジェ警察のスリマン刑事は、彼を執拗に追い詰めるのだが、神出鬼没の彼はつかまらない。ある日、ペペ・ル・モコは、カスバ見物に訪れた美しいパリジェンヌ、ギャビー(ミレーユ・バラン)を一目見て、彼女の魅力の虜になってしまう。ギャビーがパリへ帰る日、ペペ・ル・モコは彼女を見送るために、危険を承知の上で、カスバからスリマン刑事の張り込む波止場に向かう。だが、嫉妬に狂ったペペの情婦イネス(リーヌ・ノロ)が彼を警察に密告してしまう・・・

原題:PEPE-LE-MOKO
監督・脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ
原作:ロジェ・アシェルベ
製作国:1937年フランス映画
出演:ジャン・ギャバン、ミレーユ・バラン、リーヌ・ノロ

アルジェリアのカスバを舞台にした“男のメロドラマ”です。
パリから逃れ2年、カスバに潜伏するペペ・ル・モコがパリから来たギャビーに一目惚れし、彼女とパリへ戻ろうとするが・・・

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主演のジャン・ギャバンの名前は子供のころから知っていたような気がします。
その姿をスクリーン上で見たのは今回初めてなのですが、いい男ぶりにクラクラしそうでした。
ボスとしての迫力ある姿、スリマン刑事との駆け引き、ギャビーのことを見つめる優しいまなざし。
どの表情も素敵だったわ。

この作品は男目線と女目線だと感じ方が違うような気がしました。
私はぺぺに2年間つくしてきたイネスに気持ちがいってしまいました。
確かにペペがギャビーに出会い故郷を懐かしむ気持ちはわかるのですが、パトロンに買い与えられた豪華な宝石を身につけているギャビーがキャラ的に好きになれませんでした。
私はなんといっても“イネス派”です。

迷路のように家が立ち並ぶカスバの町。その景観もこの作品の見所のひとつでしょうね。
冒頭カスバの町を紹介する映像に映されたさまざまな女性たち。映像的にもおもしろかったです。

カスバから出なければ町のボスとして平穏な日々が約束されていたであろうペペ。
危険を冒してでもパリに戻りたいと思う気持ち。
ぴったりな邦題ですね。

名場面と言われるラストシーンは見いってしまいました。
ギャビーの名を叫ぶペペ。その声は汽笛にかき消され彼女には届かない・・・
この作品も間違いなく“見るべき”でしょうね。

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未来世紀ブラジル

イメージ 120世紀のどこかの国。管理の行き届いたコンピュータ社会で、主人公サム(ジョナサン・プライス)は情報省記録局の小役人だ。彼は有能だが機械にうんざり、美女を救うスーパーマンになった自分の夢を見ている。ある朝、局の玄関で夢の中の美女とそっくりの女ジルを見かけたサムは、彼女を追ううち巨大な悪夢のなかに吸い込まれていく。事の起こりは、ある役人が叩き潰したハエによる印刷ミス。神出鬼没の反政府テロリスト、タトル(ロバート・デ・ニーロ)と善良な靴職人バトル氏が間違って逮捕されたことから、サムは処理を任されるが、誤認逮捕のもみ消しは混乱を極め、さらに部屋にはダクトやチューブがあふれ、デパートでは爆弾事件が起きる。やがて犯罪者として“洗脳”されることになるサムの頭には自由への脱出の夢、そして軽快なラテン音楽『ブラジル』が反響する。

原題:BRAZIL
監督・脚本:テリー・ギリアム
脚本:トム・ストッパード、チャールズ・マッケオン
製作国:1985年イギリス・アメリカ合作映画
出演:ジョナサン・プライス、ロバート・デ・ニーロ、イアン・ホルム、キム・グレイスト

管理社会を皮肉った、SF近未来コメディです。
監督はテリー・ギリアム。その不思議な世界はまさに監督の得意とするところですね。

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主演は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のエリザベスパパのジョナサン・プライス
この作品で有名になったそうですね。彼の若い姿は初めて見たわ。
エリート役人が迷い込んだ夢と現実、その人間の持つ欲望と恐怖 を演じ分けています。
そして、笑えるのがロバート・デ・ニーロ演じるタトル。突然現れるタトルの姿、行動は爆笑です。
それにしてもタトルと間違えられたバトルがかわいそう。

なんと言ってもこの作品は監督の作り出す、ユニークな世界でしょうね。
近未来といっても小道具はアナログ。タイプライターでがちゃがちゃやってます。
そして、意味不明な鎧甲冑姿の武士の登場。
空を飛んだり、人間が巨大化したりファンタジーの世界です。

先日、『モンティ・パイソン/人生狂騒曲(1983)』を見たときに「アニメーション監督、テリー・ギリアム」
となってたのを見てちょいと監督の経歴をチェックしてみたら、なんとモンティパイソンのメンバーだったんですね。
その経歴から本作の感覚に「なるほど〜」と思ってしまいました。
『モンティ・パイソン/人生狂騒曲』でも管理社会を皮肉ってるパートがあったのよね。

まぁ、この作品が“見るべき”かどうかは万人向けではないので疑問ですが、テリー・ギリアムの原点としては
“見るべき”でしょうね。
『Dr・パルナサス』のトレーラーを見ると洗練された映像ですが、本作があったからこそ作られた作品だと感じてしまいます。

                

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