ジャック&ベティ

[ リスト | 詳細 ]

横浜にあるミニシアター【ジャック&ベティ】での鑑賞作品です。
記事検索
検索

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 次のページ ]

イメージ 1
 
THE FIRST GRADER (2010)
 
2003年。ケニア政府は、すべての人を対象にした無償教育制度をスタートさせた。そのニュースを耳にした84歳のマルゲ(オリヴァー・リトンド)も、さっそく地元の小学校へと向かう。しかし学校側は老人の申し出に困惑し、様々な理由を付けて門前払いにしてしまう。それでも、読み書きが出来るようになりたいと願うマルゲは毎日門の前に立ち続け、その情熱に心打たれた校長のジェーン(ナオミ・ハリス)は、周囲の反対を押し切り彼を受け入れることを決意する。小さな子どもたちに交じり、学ぶことの喜びを初めて味わうマルゲ。なぜ彼がそこまでして学びたいと願ったのか、そこには彼の歩んできた過酷な人生が大きく影響していたのだが…。
 
「最高齢の小学生」と2004年にギネスに認定されたキマニ・ナンガ・マルゲさんのお話です。
 
しかし、単なる“ハートウォーミング”な作品ではありませんでした。
 
イメージ 2
 
「すべての国民に無償で教育を」ということを知り、悪い足を引きずりながら何キロも歩いてきたマルゲ。
しかし、定員をはるかに超えている小学校、入学できない子供もいる現状では入学を認めることはできない。
 
毎日現れ、「ノートと鉛筆は自前で」「制服を買って着て来い」と難題をクリアしたマルゲの熱意に
校長のジェーンはついに入学を許可する。
 
イメージ 3
 
84歳のマルゲは子供たちとも仲良し。
マルゲの腕にはめられた白いリングを見つけて「これ、なぁに」
 
それはマルゲが昔収容所に入れられていた証だった。
 
イメージ 4
 
ジェーンはマルゲの過去を知り、彼を擁護します。
この作品は女性管理職と権力との戦いでもあります。
 
校長のジェーンに『パイレーツ・オブ・カリビアン』のティア・ダルマ役のナオミ・ハリス
ティア・ダルマと全く違う役どころですがかなりいいです。
これからもいろんな作品で登場しそうな女優さんじゃないかな?
 
イメージ 5
 
海外のメディアに紹介され有名になったマルゲだが、依然として周囲の反発はなくならない。
学校と子供たちを守るために一人で立ち向かう。
 
この作品で知ったことは、ケニアが民族主義の国家であったこと。
イギリスの植民地であった1942年に4つの民族を中心として起こった「マウマウ団の乱」
マルゲはその運動の戦士だったんですね。
 
イギリス政府による弾圧、殺戮…
マルゲも家族を殺され、自分は収容所で拷問を受け続ける。
 
こういう過去を知るということもひとつの“勉強”ですね。
 
イメージ 6
 
マルゲ、ジェーン、子供たちとのかかわりを温かく、権力との戦い、ケニアの歴史をシビアに描く。
 
監督は『ブーリン家の姉妹』のジャスティン・チャドウィック。
今後もチェックしたい監督さんかも。
 
「生涯勉強」というマルゲの思いもしっかり伝るいい作品でした。
マルゲに届いた手紙に涙…
こういう作品は多くの人に見てもらいたいなぁ。
 
 
イメージ 7
ご本人です
 
2005年に国連でスピーチ、2009年90歳で亡くなったそうです。
「土にかえるまで勉強」 夢は獣医になること。
 
“鉛筆削り”のエピソードは泣けたなぁ。

開く トラックバック(1)

アンダーグラウンド

イメージ 1
 
UNDERGROUND (1995)
 
ナチス侵攻下でパルチザンとして活動するマルコは自分の所属する抵抗組織に友人のクロを加入させる。マルコはその抵抗組織の主要メンバーとして頭角を現し、ナチス撤退後には次第に表社会でも政治家として台頭していく。一方で、マルコはナチス支配で迫害を恐れるクロ、マルコの弟を含む抵抗組織の全員を丸めこんで巨大な地下室に退避させていた。ナチス支配が終わっても、マルコは彼らにナチス支配の終焉を知らせようとせず、抵抗運動のためと称して、地下で武器の製造を続けさせていたのだ。ナチス支配後、新たに大統領に就任したチトー大統領の元、マルコはその側近として権力をもつようになっていた。そして、地下に幽閉した抵抗組織に密造させた武器を転売して、巨大な利益をあげていたのであった…
 
1995年、カンヌ国際映画祭でパルム・ドール大賞に輝いた、エミール・クストリッツァ監督の代表作です。
 
今回、デジタルリマスター版として劇場リバイバル上映。
 
以前DVDが発売されたものの現在では廃盤。amazonでは中古価格が10万円を越えてます。
 
 
作品の雰囲気は↑トレーラーで伝わるかと思います。
 
私が見ている監督の作品は
 
間違いなく、この作品は監督らしい最高傑作ですね。
 
イメージ 2
 
マルコとクロのおばかさ加減。2人に絡んでくるナタリア。
登場する人たちのキャラもみんないいのよね〜
私はマルコの弟のイヴァンもお気に入り。
 
「マルコって見たことある〜」と思ったら『やわらかい手』の風俗店のオーナー役のミキ・マノイロヴィッチ
監督の作品の常連さんですね。
 
イメージ 3
 
監督の作品でおなじみなのが陽気なバルカンサウンド。
もう頭の中でぐるぐるします。
 
そして、必ず動物が登場するよね。
 
旧ユーグスラビアの内戦を扱ってる作品なので、演出によっては暗くなりがちなところ、
音とひょうきんな動物たちがほのぼのとさせてくれます。
 
しかし、単なるコメディでない作品に仕上げてるところは
「超異端児にして天才的クリエイター」と言われる監督の手腕ですね。
 
実際の映像も差し込まれていて、現実とフィクションの世界がうまく融合しています。
 
イメージ 4
 
ラストシーンは“故郷ユーゴスラビア”を表してるのか…
バルカンサウンドに乗って踊る人たちの中にはすでに亡くなった人の姿もある。
 
「この物語に終わりはない・・・」
監督のメッセージですね。
 
イメージ 5
 
ギリアムのようでもあり、アルトマンのようでもあり・・・ジュネも少々
 
でも、これが“エミール・クストリッツァ・ワールド”なのよね。
 
これを見れて本当によかった!
DVD再発されたら買っちゃうよ〜もう1回見たいよ!
 
 
台詞がわからなくても笑える〜
 

開く トラックバック(1)

7月に記事を書いた【三大映画祭週間2011】が3ヶ月遅れてジャック&ベティに来ました。
はりきって2本見に行ったのですが、主人公の女性のキャラがどうも好きになれず・・・
 
2本ともちょいと残念な印象が残ってしまったわ。
 
 
イメージ 1ハッピー・ゴー・ラッキー
 
ポピー・クロス(サリー・ホーキンス)は楽天的な30歳。熱心で生き生きとした小学校の低学年向けの教師である。昔からの親友のゾエと一緒に暮らし、妹の一人とは仲がいいけど、もう一人とはそうでもない。彼女は厳しいインストラクターのスコットに運転を習ったり、情熱的なスペイン人のフラメンコ講習を受け、夜にはホームレスに出くわしたり、ソーシャルワーカーの助けを借りて、乱暴者の生徒を諌めたりする。その彼女の開けっぴろげな行動が見る者に何か誤解を生んだり、もっと悪い事態に嵌まったりしないかと首をかしげさせるが…果たして幸せはどこからやってくるのだろうか?
 
★2008年ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)
原題:HAPPY-GO-LUCKY
製作国:2007年イギリス映画
監督:マイク・リー
出演:サリー・ホーキンス、エリオット・コーワン、アレクシス・ゼガーマン
 
 
冒頭書店でのシーン、店員にからむポピーに「???」
どうもテンションの高さについていけない。
小学校の先生なんだけど「大丈夫なの?」
車の教習を始めたポピーに教官が「そんなヒールの高いブーツは運転にむかない」
「私は何でもこのブーツでやるから運転もこれでやるの」
終盤に常識人らしさをみせてくれてよかったんだけどね。
映画的には『ブリジット・ジョーンズの日記』のポピー版といったところでしょうか。
ポピーのキャラで見せる作品なので、それに乗れなかった私にはちょいときつかったわ。
 
イメージ 2恋愛社会学のススメ
 
サルディニアの避暑コテージに来たクリスとギッティは、表面上、熱烈な恋におぼれるカップルのように見える。しかし、彼らの大袈裟なはしゃぎ振りや秘密の約束ごとが、水面下の緊張感を伝えてくる。ギッティが何の心配もなくクリスへの熱愛をあからさまに表現するのに対し、クリスは自分の生活を受け入れ、個人的・社会的不安などについても考えていた。しかし、彼らが明らかにもっと幸せそうで上手く行っているように見える別のカップルと出会った時、二人の理想的な役割の幻想はもろくも崩れてしまう。クリスはより強く主導権を握ろうとし、ギッティはそれに合わせようとするが、自分の個性を見失いそうになり苦しむ。二人は他のカップルのように新しい生き方を見つけることが出来るだろうか?
 
★2009年ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)/銀熊賞(審査員賞)
原題:Alle Anderen/英題:EVERYONE ELSE
製作国:2009年ドイツ映画
監督・脚本:マーレン・アーデ
出演:ビルギット・ミニヒマイアー、ラース・アイディンガー
 
この作品もカップルに共感できず・・・
ギッティは自分をしっかり持っている女性。彼のクリスも自分の仕事や友達を大切にするタイプ。
彼女はクリスにあわせようとするがどうもうまくいかない。クリスもギッティをもてあましてる感じ。
恋人たちの破局への物語かと思ったのですが・・・
終盤「えぇ〜〜〜ウソ〜〜〜」な展開にびっくり。
まぁ、それも騙されちゃったんだけどね。
「ぶちっ」と終わるラストに「へっ???」
その後も同じことを繰り返すような気がするけど。
やっぱり価値観が同じ人じゃないと疲れるよね〜

開く トラックバック(1)

イメージ 1
 
PALERMO SHOOTING (2008)
 
ドイツのデュッセルドルフ。世界的な成功を収めた写真家のフィン(カンピーノ)は、時間に追われる忙しい日々に、いつしか心身共に疲れ果てていた。ある日、不思議な体験をして危うく死と直面しかけた彼は旅に出ることを決意、ミラ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)との撮影を兼ねてイタリアのパレルモへと向かう。撮影後もパレルモにとどまるも、依然として死につきまとわれるフィン。そんな時、巨大な壁画の修復を行う謎めいた美女フラヴィア(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)と運命的に出会うフィンだったが…。
 
イメージ 2
 
フィンはすべてに疲れていた。
仕事は順調であるが情熱を持てず、別れた妻とは財産分与でもめていた。
 
川辺でぼんやりしていたとき船に書かれた“パレルモ”の文字。
ギリシャ語で“すべての港”を意味するその言葉に惹かれるフィン。
 
フィンを演じてるのはドイツの人気バンドでボーカルをしているカンピーノ
カメラの構え方なんか本物っぽいし、俳優としてもいいね。
 
イメージ 3
 
友人でもあるミラとの撮影会。
「作られたセットじゃなくてナチュラルな姿で撮って欲しいの」
そんな彼女の言葉でパレルモで撮影することを決めた。
 
ミラ・ジョヴォヴィッチは当時妊娠8ヶ月だったそうです。
撮影シーンと会話のシーンの顔つきの違いにびっくり。
やっぱり女優ってすごいね〜
 
イメージ 4
 
ミラとの撮影が終わった後も居心地のよさにフィンはパレルモで過ごしていた。
美術館で出会ったフラヴィアとの時を楽しむフィンであったが、
広場で寝ていたときに突如矢が彼をかすめた。
白いコートを着た男はフィンを弓矢で何度も狙って・・・
 
フラヴィアに『コレラの時代の愛』のジョヴァンナ・メッツォジョルノ
“自分をもってる”女性のフラヴィアを素敵に演じてます。
 
イメージ 5
 
この作品で話題なのがデニス・ホッパーの出演。
予告の姿で「謎の男」は彼だってすぐわかっちゃうよね。
その存在感はさすがでございます。
『エレジー』と同年になるのね。
2年後に亡くなってるのを知ってるだけに存在自体がスピリチュアルよ。
 
監督はヴィム・ヴェンダース
 
私は監督の作品を数本しか見てないのでこれが“らしい”のかはわからないのですが、
独特の世界観を感じます。
 
テーマは「生と死」&「愛」でしょうね。
フィンの体験することが「まさか…もしかして〜」なんて思ってしまう。
人間って“死”を意識して初めて“本物の愛”に目覚めるのかもね。
 
この作品は音楽の使い方がおもしろい。
フィンはいつもヘッドフォンを耳にしてるんだけど、それにあわせて大きめな音量で曲が流れる。
使用曲の選曲もナイスです。
あっ、ルー・リードがちょいと顔を出してます。
 
パレルモの美しい町並みの画もいいよ。
 
“不思議ちゃん系”がちょいと入ってる好みの作品でした。
 
イメージ 6
 
2008年のカンヌでのショット。
デニスさんいい顔してるね〜
 

開く トラックバック(1)

ピンク・スバル

イメージ 1
 
ピンク・スバル(2009)
 
パレスチナとの境界線沿いに位置するイスラエルの街タイベ。アラブ人のズベイルは数年前に妻を亡くし、妹のアイシャと2人の子供と実直に暮らしてきた。そんなズベイルが望むものは、妹の幸せな結婚と、20年間貯めたお金で憧れのメタリック・ブラックのスバル車を購入することだった。結婚式が近づき、妹をマイカーで結婚式場まで運ぶ姿を思い描きながら、ズベイルはスバル・レガシィの新車を手に入れる。納車の日、ズベイルは近隣の人々とお祭り騒ぎで最高の一夜を過ごす。しかし翌朝、スバルは跡形もなく姿を消していた…
 
この作品はまず「スバルって?」と興味を持ちました。
予告を見てそれが日本車の“スバル”であることを知り、監督が日本人であることを知りました。
 
イスラエルは70年代からの近代化に伴い、急速に車社会に変わっていく必要があった。しかし、多くの自動車メーカーは市場の大きい近隣アラブ社会を重視し、イスラエルへの輸出を躊躇。その時、イスラエルとの輸出取引に乗り出したのは日本の富士重工だけだった。「スバル」は国民に大歓迎され、彼らの生活の“希望の星”となった。当時のイスラエルにおけるスバル車のシェアは80%以上にも達していたという。
 
映画本編前にこんなテロップが。
この背景がわからないと「???」になっちゃうね。
 
イメージ 2
 
お話はいたってシンプル。
やっと買ったレガシィ。一度も乗っていないのに車泥棒に遭う不運なズベイル。
妹の結婚式までの4日間でみつけられるか。
 
主演のアクラム・テラーウィはイタリア在住のイスラエル人。
この作品では監督とともに脚本も書いてます。キャラとしてはベニーニっぽいかな?
 
イメージ 3
 
ニューヨークで映画の勉強をしていた小川和也監督がその後イタリアに渡り、
アクラム・テラーウィと出会い意気投合。
 
アクラム・テラーウィの実家に招かれた際、
町を走る車のほとんどが“スバル”であることを不思議に思ったそうです。
そして、その背景と車泥棒の話を聞き映画のアイディアに。
 
この作品で描かれていることは監督が実際に見たり聞いたりしたことなんですね。
 
ちなみにイスラエル人はイスラエル人の車を理由なく盗まないそうです。
まぁ、そんなところは「ユダヤ人vsアラブ人」ですね。
 
イメージ 4
 
イスラエルが舞台になっている映画のほとんどは紛争を描いたものですが、
本作はイスラエルの一般人の日常生活が描かれている。
 
その気質に“ラテン系”のノリに近いものを感じました。
 
「スバル=希望の星」というのも日本人にとってはなんかうれしい。
 
イメージ 5
 
この作品は「製作国=日本、イタリア」となってるんですが、
イタリア在住の日本人が製作に参加しているので実質は“邦画”ですね。
 
初監督作品で海外ロケ、外国人俳優起用。
題材も面白いんだけど・・・
 
2人の日本人俳優が出演しているんだけど、彼らがいる必然性を感じない。
 
そして、ラストに流れるあの日本の名曲。
 
もうね、ベタなギャグになってるのよ。
日本人にしかわからないギャグを持ってきたことで“日本”をアピール?
 
冒頭の雪村いずみの「ケ・セラ・セラ」はぴったんこだったけどね。
 
ちょいと文句もあったけど楽しんで見れたことは事実です
 

開く トラックバック(1)

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 次のページ ]


.
アバター
くみょん
女性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
検索 検索

ブログバナー

標準グループ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事