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ベートーヴェン交響曲第7番
リストは「リズムの神格化」
ワーグナーは「舞踏の権化」
と評した。曲の本質がまさにリズム作法による展開で全曲を通じリズムが支配し、聴く人の心を浮きたたせる。
曲の構成でもこれまでに無い長大な緩徐導入部で始まり、第2楽章もアレグレットで実質的に緩徐楽章が無いと考えられる。
冷静な演奏か、それとも狂喜の舞踏の演奏か。
さて、お気に入りについては今まで通り、今は聴き直すことはせずに正規盤を記すことに。
※フルトヴェングラー/ベルリンフィル (1943.11.3) ライブ録音 モノラル
※フルトヴェングラー/ウイーンフィル (1950.1) スタジオ録音 モノラル
※フルトヴェングラー/ベルリンフィル (1954.8.30) ライブ録音 モノラル
申し訳ないが又してもフルトヴェングラーである。この曲はもしかすると1番フルトヴェングラー向きの曲かもしれない。
1943年の録音はベスト盤。緊迫感、緊張感は普通ではない。この演奏を聴いて、ほとばしる恐るべきエネルギーの放出を味わって欲しい。この演奏に比べると残る2枚はテンポが幾分遅めになっている分、スケールが増し堂々たる演奏であるが、それでも他の演奏を寄せ付けない。
以下ステレオ録音から。
※カザルス/マールボロ音楽祭管 (1969.9.2) ライブ録音
カザルスとはあの偉大なチェロ奏者その人である。なんと93歳のときの記録だが、演奏は燃えに燃えた素晴しいい演奏である。この曲の1番のお勧めとする。初めて聴いた時は期待していなかったので、ただただびっくり。
※クレンペラー/フィルハーモニア管 (1960.8) スタジオ録音
遅いテンポでリズムも重い。が、曲の構成を最大限に表現したスケールのまことに大きい演奏。この曲を好きな人は一度は聴いて欲しい一枚。
クレンペラーはベートーヴェンの交響曲では、なぜかこの曲だけがスタジオ盤とライブ盤で基本テンポが違う。最晩年のライブでもテンポが比較的早いのだ。また1968年のスタジオ録音も存在するが、いまだに手に入れていない。
※カルロス・クライバー/ウイーンフィル (1976) スタジオ録音
リズムといえばクライバーになるのだろう。決してお気に入りというわけではないが、聴いていて気持ちがいい。人にはお勧めしている。
最後に3枚。
※フリッチャイ/ベルリンフィル (1960.10) スタジオ録音
※ベーム/ウイーンフィル (1975.3.16) 日本公演ライブ録音
※ブロムシュテット/シュターツカペレ・ドレスデン (1975.2) スタジオ録音
ちょっと無責任だが、いい演奏だったと記憶している。
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私のお気に入りだと
モントゥ/ロンドン響とカンテルリ/フィルハーモニア管
スタジオ録音の二つになります。
フルトヴェングラーの演奏に近いステレオ版・・・テンシュテット/ロンドン・フィルのライブ録音が近いと思います?どうかしら。
2009/2/23(月) 午後 11:49 [ Rボーダー(´・ω・`)つ ]
蘭迷さん、こんにちは。
私が初めて聴いた曲はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番、ライナー/ギレギスです。擦り切れるほど聴きました(笑)
この曲はいい意味でベートーヴェンにしては美しい曲ですよ、私もずっとそういう聴き方でしたから。
2009/2/24(火) 午前 9:22 [ 恵 ]
ゼントさん、こんにちは。
フルトヴェングラーのスタジオ録音、他の曲を含め私達の宝物です。
彼の聴力が悪くならなかったら、もっと長生きしていい音での録音を残してくれたはずです。ベートーヴェンの残りの曲とワーグナーの残りの楽劇・・・・せめて録音してほしかったです。
でも、彼が長生きしていたら、カラヤンはどうなっていたのでしょうかね。
コンヴィチュニー、ほかに聴いていない曲があるので全曲聴きたい指揮者です。どっしりとしてますよね。
2009/2/24(火) 午前 9:31 [ 恵 ]
テレーゼさん、こんにちは。
ベートーヴェンよりワーグナーにのめり込んでいますので、数年後には皆さんが、年末のバイロイトの放送を楽しみに待つほどにして差し上げたいのですが・・・・
2009/2/24(火) 午前 9:37 [ 恵 ]
かりんさん、こんにちは。
私もこの曲は昔から大好きです。音楽を聴いて心地よくなれることは素晴らしいことですよね。
特にクライバーの演奏は他の曲もそうですが、音楽の楽しみを教えてくれます。
2009/2/24(火) 午前 9:42 [ 恵 ]
Rボーダーさん、こんにちは。
ありがとうございます、忘れていました!この演奏はBBCの正規盤でした。これはお勧めの凄い演奏です。
フルトヴェングラーとは造形が違いますが、エネルギーの放出は音質を加味するとそれ以上に聴けるかもしれませんね。
お勧めのモントウとカンテルリ、特にカンテルリは近いうちに聴きたいと思います。
2009/2/24(火) 午前 9:53 [ 恵 ]
カザルスを挙げてくださりうれしいです。ですが、出身地では、幾人かの一般人に聞きましたが、どうもカザルスをご存知の方はほとんどいらっしゃらないようです。地元では、パブロ・カザルスではなく、パウ・カザルスといいますが、同じパウだと、サン・パウ病院を必ず思い浮かべます。
2009/2/24(火) 午後 8:02 [ - ]
szellさん、こんばんわ。
日本でも月日が経ってしまうと地元出身者でも忘れられてしまう、という話を聞きます。私もカザルスはよく知らないのですが、カザルスのこの演奏を聴けば、どうしても名を挙げなくてはいけませんよ。8番もお勧めしました。
2009/2/24(火) 午後 8:20 [ 恵 ]
この前購入したクライバー、お気に入りで聞いています。テレーゼさんと同じく第2楽章が大好きで、病み付きになり何度も聞いています(^_^;
カザルスは93歳で指揮したのですか!!これ、すごく興味があります。
2009/2/24(火) 午後 8:30
ちろんこさん、こんばんわ。
気に入ってもらえてよかったです。
私もいろんな曲で、病みつきになり、どんな時も旋律が頭の中を駆け巡ってしまうことが多いです。
カザルスは演奏を聴いてびっくり、年齢を聞いてびっくりでした。
2009/2/24(火) 午後 8:58 [ 恵 ]
あ、わかります!頭の中で常にグルグルしてて、遂には歌いだしてしまいます。仕事中でも(汗)。ちょっと前ベートーベンの弦楽四重奏の大フーガに病みつきになってしまい、口ずさんでしまうものの、フーガなために、口ひとつでは足りなく(笑)何だか呪文をモゴモゴになってしまい(-_-;周りの上司は黙っていたけど、かなり引いてたと思います(-_-;
2009/2/24(火) 午後 9:09
ちろんこさん、再びこんにちは。
高校の時の試験中、知らないうちに歌っていて叱られたこともあります。大フーガとはこれまた凄い曲を!体も大いに揺れていたのでは!?
2009/2/24(火) 午後 9:39 [ 恵 ]
(笑)かなり大きい声で歌っていたのですか?(笑)でもテスト中に歌うとは余裕!ですね!
体も揺れるし、手も指揮???を無意識にしだすんですよね(-_-;仕事中に。一人で職場で勝手に自由度高すぎですね(-_-;
大フーガは、私にとってはヤクです!!何度も何度も聞きたくなる曲なのです・・・アルイミ、曲を深く理解していないがためにできる怖いもの知らずというか(^_^;
2009/2/24(火) 午後 9:47
ちろんこさん、自分で音量わかっていたら、というか歌っている事に気づいていたら、さすがにテスト中には歌いませんよ。
大フーガはとっても深い曲です。知るととても恐ろしく怖い世界ですよ(笑)
2009/2/24(火) 午後 9:52 [ 恵 ]
な、なるほど(汗)
そんな曲を何度も何度も聴いてる私はちょっと危険なことをしてるのかもですね(^_^;
私の中では、なにもかも、汚いのもきれいなのもすべてひっくるめて、連れて行ってくれる。(ど、どこに?(-_-; うう、多分、「ここ」ではない「どこか」です(-_-;・・)そう感じるので何度も聞いてしまいます。なんてやはり危険ですね?(^_^;
2009/2/24(火) 午後 9:59
ちろんこさん、そう、あなたをどこかへ連れ去ってしまう凄い音楽です。ベートーヴェンの後期弦楽4重奏曲や後期ピアノソナタなどはその手の曲です。
でも、危険でも、害はないと思います。頭の中で常にグルグルしてて、遂には歌いだすことを除いては。
2009/2/24(火) 午後 10:06 [ 恵 ]
7番の記事なのに、脱線しててすみません(^_^;
そうですね、後期の曲には異様な力を感じます・・弦楽四重奏の14番も大好きです。No2ヤク曲です。あの、完璧な全体の流れもまたすばらしいです。。。
たしかに、学校や職場で歌ったり、指揮したり、人に迷惑をかけなければ(^_^;いいのですね(笑)気をつけます!はい。
2009/2/24(火) 午後 10:16
ちろんこさん、何回もありがとうございます。
脱線大いに結構、とても楽しいです。突然乱歩の話でも始めましょうか(笑)
14番を完璧な・・・といえることは素晴しい!
音楽を聴きながらですが、車の中では多分いつも指揮してます(笑)
2009/2/24(火) 午後 11:11 [ 恵 ]
恵さん、少し真面目に話しても良いでしょうか。
7番をフルトヴェングラーで・・・。
非常に良くわかります。
実はこの7番、凄まじい曲なのです(当たり前ですが)。
何故かと言えば「長調なのに・・・」。
私は頭の中で「短調に置き換えて」みます。
すると、とんでもない曲なのです。こんなに緊迫感のある激しく盛り上がる曲、ああ勿体ない???
それを敢えてメジャーで書いたベトさん。
短調と長調を頭の中で比較して・・・むむむ。
長調の感動がまた違ってきて、「やはり凄い」となる。
6番の後だから短調でも良かったのに、この響きを優先した。・・・やはりベトさん凄いですね。
2009/2/25(水) 午前 9:38
ikechanさん、こんにちは。
あまりまじめな話をすると、私の底の浅さがバレてしまいますが(笑)真面目な話は大歓迎です。と、この様な‘調`のことは正直考えたことがありませんでした。確かにそんな感じがします。
作曲の背景や伝記の類はよく知らないので、あくまでも曲からの想像なのですが、交響曲はより大衆向けに、ソナタや弦楽曲とは違って、ある程度不特定多数の人々に聴いてもらうことを主眼に置いて作曲しているのではないか、と思うのです。構成、技法がすごくても、交響曲では傍目には分からないし(ソナタ、弦楽4重奏などは楽器が少ないせいもありますが、表に出ています)散りばめられたユーモア、遊び、そしてこだわり。7番が長調なのは必然のように思えます。
短調の5番は作曲技法的に、9番は今までとは違った目的を持って他の曲とは違います。
やはり真面目な話は書いていてわけが分からなくなってきました(笑)
他の曲も含めて、調性からの視点でゆっくり見て見ることにします。
2009/2/25(水) 午後 0:59 [ 恵 ]