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皆さんは「青空文庫」というものをご存じでしょうか。「青空文庫」は著作権が消滅して、パブリックドメイン(すなわち公共の財産となる)になった文学作品を‘無料`で公開しているインターネット上の電子図書館です。 これは著者の没後50年を経て著作権の消滅したものに限られるが(著者が認めればもちろんOK)、文学作品のみならず、評論、古典など8000作品以上が公開されています。有名な作品が全て揃っているとは言えませんが、夏目漱石、芥川龍之介、太宰治などの作品はそのほとんどが読めますし、個人的には泉鏡花、岡本綺堂、寺田寅彦、坂口安吾、夢野久作などなど大変お世話になっています。ただし、私は紙に印刷された‘本`が好きです。 しかし、活字離れが叫ばれている昨今、この「青空文庫」を一度覗いてみて、利用されてはいかがでしょうか。読書、優れたものを読むこともきっと、あなたの人生にとって素晴らしいものになるに違いありません。 青空文庫のページから、そのコンセプトの引用です。 「先人たちが積み上げてきたたくさんの作品のうち、著作権の保護期間を過ぎたものは、自由に複 製を 作れます。 私たち自身が本にして、断りなく配れます。 一定の年限を過ぎた作品は、心の糧として分かち合えるのです。私たちはすでに、自分のコンピュ ーターを持っています。 願いを現実に変える用意は、すでに整いました。」 さて、日本の書籍の話から次は「楽譜」のお話。 楽譜(スコア)を読めない人は大勢いると思います。私は独学で、はなはだ不完全ではありますがある程度は読む事が出来、好きな作品のほとんどはスコアを入手しています。(高すぎて買えない物もあるのですが) ここで提案したいのは、 「スコアを全く読めない人もスコアを見ながら曲を聴いてみませんか?」 ということです。ピアノ曲でも交響曲でもオペラでも自分の好きな曲を。ワーグナーやマーラーなどになると複雑ですが、モーツァルト、ベートーヴェン辺りまでなら、スコアの見た目は単純です。 ある程度の記譜の記号は知っていた方が良いのでしょうが、音楽を聴きながらスコアの音符を読むのではなく、眺めるのです。 きっと曲の素晴らしさを再発見できると思いますし、楽しくなるはずです。そして、スコアも読めるようになるかもしれません。もうこれは一石4鳥です。 どんな曲でもいいですから、まずお気に入りの一曲をどうですか? さてさて、そう言われても楽譜など・・・・と言うあなた。いやいや、すでに楽譜を持っている人にも紹介したいものがあります。 実は楽譜も著作権があります。が、同様に著作権が切れると楽譜もパブリック・ドメインとなり、自由にコピーもできます。インターネットでこの著作権の切れた楽譜が見ることができるのです。バッハ、モーツァルトやベートーヴェンのものは勿論切れています。いろんなサイトがあるようですが、私の利用しているのは「IMSLP」です。 これは楽譜の「青空文庫」のようなものです。著作権切れの作品を中心に、なんと驚きの1万曲以上の楽曲、1万7千点以上の楽譜が掲載している。始めて見た時はもうびっくり。もっと早くこのようなものがあれば、こんなにスコア揃えなくてもよかった・・とも思いましたが、それよりなにより、その楽曲の多さと楽譜の量に圧倒されます。管弦楽曲のピアノ編曲版なども充実しています。もちろんストラヴヴィンスキーやショスタコーヴィッチなど著作権が切れていないものはありませんし、管弦楽曲でもピアノ編曲版のみでフルスコアが無い物もあるのですが、全て無料なのです。 ただ注意して欲しいのは、著作権の問題は楽譜の出版社が持つ場合など、複雑なもののようで、調べてはみたものの、正直よくわかりませんでした。「青空文庫」は日本のサイトですので問題はありませんが、「IMSLP」は海外のサイトなのでそのすべてが日本で違法でないとは確認できませんでした。 いずれにせよ、スコアもこれでより身近なものとして、みんなの財産となります。 気に入った曲からスコアを見てみようではありませんか! びっくりしますよ。
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読書
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テレーゼさん、こんばんわ。
私も見つけた頃は、ひたすらニヤニヤしながらやっていました。かさばるので印刷はしていませんが。クリックするたびに幸福感が何度でもやってきますね。
記事の書庫に出してある曲はだいたい覚えているかも(笑)
おそらく、著作権が切れていないスコアは、コピーすると違反だと思いますよ。たぶん。買われるか、写譜!をお勧めします。
2009/3/12(木) 午後 8:16 [ 恵 ]
写譜・・・・・・写経の境地でしょうか?(笑)
著作権の侵害は怖いですからね〜。ただし・・・著作権の申請は事後報告でもOKです。ちなみに・・個人使用におけるコピーならOKのはずです。
恵さん,本当に暗譜しているのですね。すごい!
日本には「音楽学校」(大学でも高校でもない)はあるのですか?指揮科に通ってみてはいかがでしょうか?(結構,本気でオススメしています)
あっ・・・でもご存知かと思いますが,信じられないほど大変らしいですね。指揮の勉強。
2009/3/12(木) 午後 8:50 [ テレーゼ ]
テレーゼさん、私もよく解っていないのでキッチリお調べ下さい(笑)
暗譜ではありません、だいたい覚えているだけのことです。才能は無いので若くても無理でしょう。大変でしょうね。でも、誰か私のオーケストラを作ってくれないでしょうか(笑)
2009/3/12(木) 午後 9:24 [ 恵 ]
いや〜〜、「聴くだけ」「ミーハー」なわたしには、まったくついてけない世界です(笑)。
みなさん濃いな〜(笑)。
でも楽譜、面白そうですね。なんだかテストの回答みたい!
まったく読めませんので、チンプンカンプンですが(笑)。
聴き方にもいろいろあるんですね〜。
2009/3/12(木) 午後 11:02
まつさん、こんばんわ。
全く読めなくても、一度見ながら聴いてみてはどうですか?
ベートーヴェンの5番など。なんとなく音符、と言うか全体の流れを眺めてみるのです、
だまされたと思って時間があるときにでも。
無料で作曲家達の仕事そのものが見れるのですから。
最初はみなチンプンカンプンですし、プロから見れば私もまつさんも同じレベルに違いありません。
2009/3/12(木) 午後 11:18 [ 恵 ]
この楽譜のサイトは、著作権法違反の疑いで一度閉鎖させられたものでしたが、カナダの著作権法に則って再び開設された経緯があったはずです。
個人的には、このサイトに対して複雑な心境があり、と言うのも、「どんな曲かだいたい知りたい」時には便利ですが、実際に自分が弾くとなると、このサイトに載っている楽譜は正規版ではないものが多いからです。という議論を始めると、皆さんドン引きすると思うのでやめます(笑)
堅苦しくなく音楽に親しむと言う意味ではまぁ・・・いいのでしょうね。
2009/3/13(金) 午前 1:11 [ rebetan ]
おはようごうございます
ほんと、これは目からウロコでした・・!青空文庫は知っていて、時々利用していましたが、楽譜がこんなにダウンロードできるなんて!!
しかし、ありすぎて、どこからいこうかと迷ってしまいます(笑)まずは大好きな大フーガと、ベートーベンの交響曲5,9あと7番をいってみようかなと・・・・ほんとうにスバラシイ情報ありがとうございます!!
2009/3/13(金) 午前 8:06
MIDORIさん、おはようございます。
ありがとうございます。
このサイトの著作権問題は承知しております。その問題をクリアしての再開と理解しています。
以下、その経緯です。
このサイトはFeldmahler氏が2006年に立ち上げ「みんなが便利に使えるものは、みんなの力で作ろう」という、動機が原動力となって育てられた営利性はないサイトで、スキャンした楽譜が数多く寄せられていった。しかし、2007年にウィーンの大手楽譜出版社 Universal Editionよりクレームがついた。
内容は
「カナダでは(IMSLPのサーバーはカナダ)作曲者の著作権は死後50年間保護される。しかし、ヨーロッパでは著作権は死後70年保護されるため、まだヨーロッパで著作権が切れていないものを公開するのは権利の侵害であり、IPアドレスのフィルタリングにより国別に公開範囲を制御することもされてない。」
2009/3/13(金) 午前 9:02 [ 恵 ]
続きです。
ということで、 ベートーヴェンやモーツァルトのパブリック・ドメインの楽譜の掲載を否定しているわけではなく、ストラヴィンスキーやR・シュトラウスのような新しい作曲家の楽譜が問題となった。
しかし、当時まだ学生でだったFeldmahler氏は、一人では対処できずサイト自体の閉鎖をしてしまう。
その後の経緯は詳しくは解かりませんでしたが、Universal Edition社側もヨーロッパの利用者を考慮した適切な著作権対応をした上でIMSLPを再開してくれるように言ったようで、2008年にこのサイトが復活したということです。
そんな訳で著作権にはいろいろな問題があるが少なくともカナダでパブリック・ドメインの楽譜をカナダでダウンロードすることには何の問題もないということ。あとは日本でどうか?ということですが、日本は同じ50年なので、ヨーロッパを考慮すればいいのではないでしょうか。
ここに掲載されているものは大丈夫といううことと理解しています。
2009/3/13(金) 午前 9:02 [ 恵 ]
ちろんこさん、おはようございます。
音楽の世界が大きく広がることを期待しています。オーケストラ作品のフルスコアも、見るだけで楽しくなりますよ。
ヴァイオリンもこれで弾く曲がたくさんできましたね(笑)
2009/3/13(金) 午前 9:07 [ 恵 ]
いま拝見しましたがこれはプリントアウトもできるのでしょうか?著作権の問題で閲覧は出来るかもしれないが、複写は出来ないのかしら、ちょっと気になる譜面があるのですが、悩んでしまいます。しかし、カナダや日本の法律ですからヨーロッパの作曲家の仕事に触れる場合、やはり、「著作権」が生ずるのか、ちょっとわかりません。プリントアウトやダウンロードしてもいいのかしら、一瞬、お二人の議論で悩みました。でも、素晴らしい情報有り難うございます
2009/3/13(金) 午後 2:39 [ 太郎 ]
Tamaさん、こんにちは。
私の見解は上のコメントにあるとおりですが、専門家ではありませんので絶対とはいきません。しかし、作曲者が亡くなって70年が過ぎ、ここに掲載されているスコアは個人使用には何ら問題がないと思います。リストに載っていてもダウンロードできないものもありますので、それが出版社との著作権の兼ね合いなのだと思っています。
PDFファイルも複写禁止ロックがかかっていません。
素晴らしい作曲者の遺産はみんなの財産として活用することができるはずです。
2009/3/13(金) 午後 3:05 [ 恵 ]
詳細なご説明有り難うございました。私も仕事柄、著作権のことについては大雑把なことは解っていますが、余計なお手間をおかけしました。
書き方が曖昧でしたが、私が一番懸念しているのは、正規の楽譜の価値が下がる、と言うことなのです。つまり、ドイツ系のヘンレ版、ショパンに関してはエキエル、パデレフスキー版等、研究の成果を楽譜に反映し、可能な限り作曲家の意思を「素」のまま後世に残そうとしている出版社がいる傍らで、独自の解釈や見解、それが時に誤った内容のものも存在し、それらがこのサイトに掲載されている可能性がある、ということに留意して頂いた上で皆さん利用してくれると嬉しいな、と言うのが私の本音です。もちろん、恵さんのように知識もおありの方々はその見分けもつくのだと思いますが、「先生」と名乗りながら誤ったことを生徒に教える人は世の中に多いのも事実です。
ちなみに、「素晴らしい作曲者の遺産はみんなの財産として」正しく「活用」することには大賛成です。
2009/3/13(金) 午後 11:37 [ rebetan ]
MIDORIさん、こんばんわ。
考え方として数々の研究を踏まえたスコアはその道の人が正しく選択するはずです。実際、素人の私には色んな版がありよく解りません。
演奏家や誤ったスコアを手に入れたために、弊害が起こる可能性のある人達は、このサイトを利用するのでしょうか。利用しても彼らは見分けが付くはずです。
素人が演奏する場合や、鑑賞の手引きとする場合、出版社にとって購入する人が減ることはありますが、皆が必要とする数だけ買える筈がありません。私も結構持っていますが、本当に好きな曲しか買えません。もちろん趣味の範囲を超えません。このサイトを利用する人はあくまで個人の趣味としてでしょう。
私はむしろ、知識が無い人がスコアにふれる機会をもって欲しいと思っています。
MIDORIさんの心配することはわかりますが、次元が違う、とおおらかに考えても大丈夫なのではないでしょうか。
と、思いますが、どうでしょうか。
2009/3/14(土) 午前 0:42 [ 恵 ]
そうですね。大人気なかったかも知れません。失礼しました。
2009/3/14(土) 午前 11:09 [ rebetan ]
MIDORIさん、こんにちは。
こちらこそ大変失礼いたしました。MIDORIさんは、私などと違い、真摯に音楽に向き合っていられるのですから。
ちょっと真面目なお話できることもある意味楽しいものです。
またいろいろ教えてください。
2009/3/14(土) 午前 11:15 [ 恵 ]
この記事読んでいませんでした。
楽譜が読めなくてもスコアを見ながら音楽を聴く。大賛成です。
サイト見てみます。欲しいのが沢山ありそうです。
2012/5/9(水) 午前 1:09 [ JH ]
堀内さん、こんにちは。
ご返事が大変遅くなり申し訳ありません。
この記事を書いたころは、まだ自分の時間があり、いろいろ書きたいことをどう広めようかなど考えて楽しい日々でした(笑)
実際に、このようなサイトを利用して、音楽の楽しみが大きく広がると思っています。
時間ができたらいろいろ書きたいと思っていますが、堀内さんも機会があれば、是非スコアを見ながら音楽を聴きことを広めていってくださいね。
2012/5/18(金) 午後 11:58 [ 恵 ]
素晴らしい!ラフマニノフのオペラ「アレコ」のスコアがあって驚きました!ジャズのスタンダードナンバーの楽譜は持ってますが、クラシックのは読めないとか云々以上に敷居が高いのですが、これはかなり楽しみを広げてくれそうです。ありがとうございます。
2012/5/19(土) 午前 10:24 [ - ]
ルゴサさん、こんにちは。
ご返事が大変遅くなり、申し訳ありません。
ねっ、凄いでしょう。普段手にしないような曲のスコアを、手軽に見ることができるのは素晴らしいことです。
スコアを見ながら曲を聴くと、世界が広がるし、ある程度読めるようにもなり(読めるようになった気でよいのです!!)なんとか皆に薦め、広げていきたいのです。
ルゴサさんも、機会があれば、お友達に勧めてみてください。
2012/5/22(火) 午後 0:37 [ 恵 ]