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好きな曲はたくさんあります。
皆さんも、何度聴いても感動し、繰り返し聴いてしまう曲がきっとあることでしょう。
その中でも私が一番好きな曲は?と聞かれたら、今はバッハのマタイ受難曲の第47曲と答えるでしょう。
今回はその曲の紹介。
マタイ受難曲。演奏に3時間近くかかる大曲であり、音楽史上に燦然と輝く名曲です。私も大好きな曲で言葉で言い表すことができないほど美しく、壮大で、精密で、感動的な音楽です。
マタイ受難曲は長大な音楽の為、全曲を聴いた人はあまりいないかもしれません。いずれ、「マタイ受難曲を聴いてみませんか?」シリーズもやりたいほどなのですが、皆さんに聴いてもらいたい素晴らしい曲の一つです。
そのマタイ受難曲の中でも私が最も好きな曲が
第47曲 アルト・アリア 「憐れみたまえ,わが神よ」
です。
かくも美しく、体中を包み込みながら奥底まで浸透してくるソロヴァイオリンの調べ。
そして、哀愁きわまりなく、たとえ意味が分からなくても、涙があふれ出そうになるアルトの歌。これはもうこの世のものとは思えません。
Erbarme dich, 私を憐れんで下さい、
Mein Gott,um meiner Zaehren willen! 我が神よ、私の涙のゆえに。
Schaue hier 目をとめて下さい、
Herz und Auge weint vor dir 心も目も、あなたの前で
Bitterlich. 激しく泣いています。
今回はマタイ受難曲がどう、ということではなく、こんな美しい曲があるのだということで、この第47曲の映像、音楽が幾つかありましたので紹介します。
知っている人は感動を再び、聴いたことがない人、よく知らない人は、まず聞いてみてください。
そしてこの曲をライブラリーに入れてください。きっと貴方にとって忘れることのできない曲になることでしょう。
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まずはカール・リヒター指揮、ミュンヘン・バッハ管弦楽団の全曲演奏の中からの映像。
アルトはユリア・ハマリです。
現代の演奏からすると、古い演奏様式なのかもしれませんが、ゆっくりしたテンポでの堂々たる演奏です。
映像としてはDVDで出ていますが、1番のお勧めです。
次はアンタル・ドラティ指揮、 ハリウッド交響楽団の1947年、この曲の単独演奏の映像です。
アルトはユーラ・ビール、そしてヴァイオリンがメニューインです。
後2回ほど、この曲の演奏を聴き比べとして紹介したいと思います。
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