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宮 〜Love in Palace〜 に魅せられて
ドラマ「宮」の二次小説を書いています。書庫Top」に注意事項があります。必ずお読みくださいね。小説は書庫一覧からご覧くださいね〜

書庫..Ep 6〜Ep.10

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Ep.6 おつかい 1〜5話
家族を思いながら、二人の生活は続きます。
ちょっとした冒険も・・・。

Ep.7 おやすみのその前に 1〜5話
家族へのお土産を初めて選んだシン。
一番の理解者、コン内官への思いが募る。
買い物返った二人の前に尋ねてきたのは・・・。

Ep.8 涙の卒業式 1〜5話
帰国の日も近づき、コン内官と話をしていたシンは、卒業式を思い出し・・・。

Ep.9 ビデオ 1〜5話
ミン妃から送られてきたビデオにはヒョリンが・・・。
そしてシンからチェギョンに送られたビデオには・・・。

Ep.10 真実 1〜5話
そのころ宮殿では一連のクーデターの真実が明かされて・・・

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Ep.6 おつかい
 
チェギョンとシンはアルバムの写真をしまっていました。

チェ尚宮 :「妃殿下様、夕食の買出しに行ってきます」

シン   :「チェ尚宮、今日は僕が行きますよ。チェギョンと一緒に」

チェ尚宮 :「殿下、それはいけません。
       護衛がありませんし、お二人が一緒にいることをパパラッチに嗅ぎつけられては・・・」

シン   :「買出しぐらいなら大丈夫ですよ。
       歩いていけるじゃないですか。
       今日は、チェギョンも体調がいいようですし、それに、二人で買い物なんて、
       なかなかできることでもない」
チェギョン:「シン君・・・。
       チェ尚宮姉さん、いいでしょ?
       私は一人でも行っていたのだから・・・。ね?」

チェ尚宮 :「わかりました。寄り道せずに、帰って来てください。
       殿下、お願いします」

シン   :「チェ尚宮、ありがとう」

シンはチェギョンの手を握りました。

シン   :「チェギョン、準備、準備!」

チェ尚宮 :「妃殿下様、これが買ってきていただきたいものです。
       お金はこちらに用意してあります」

チェ尚宮はチェギョンに財布を渡しました。

チェギョン:「お財布はシン君に預けて。
       今日はシン君がお使いに行くんでしょ!私は御供ですから・・・」

シン   :「え?」

チェギョン:「シン君、考えて買わないと、足りなくなるわよ!」

シン   :「わ、わかっているよ!買い物ぐらいしたことがある」

チェギョン:「どうだか・・・」

シン   :「さぁ、いくぞ!」

シンはチェギョンの手を引っ張って、出かけていきました。
チェ尚宮はそんな二人を微笑ましく見送りました。
♪♪♪
 
シンとチェギョンは、近くの市場に着きました。
市場は夕方の買い物の客で大変賑わっていました。

シン   :「来るのが遅かったかなぁ・・・。人がたくさんいる」

チェギョン:「そうね、いつもはもう少し早い時間だから、込んでないのよね」

シン   :「チェギョン、手を離すなよ!」

シンはチェギョンの手をしっかり握って、人混みに入っていきました。

シン   :「え〜と・・・、煮魚用の魚・・・。どれだ?」

シンは魚屋の前で、悩んでいました。

チェギョン:「そういう時は、お店の人に聞くのよ!」

シン   :「聞くのか・・・。すみません・・・」

チェギョン:「も〜、そんなんじゃ、日が暮れちゃうわよ。
       こうよ!おじさん!おじさん!」

チェギョンの声に、店主は振り返りました。
チェギョンは、シンを肩でつつきました。

シン   :「分かってるって・・・。煮魚用の魚はどれがいいですか?」

店主   :「これがいいよ。いくつ?」

シン   :「3つ・・・」

チェギョン:「んっもう!おじさん、こっちのワカメも買うから、まけてよ!
       いいでしょ?」

店主   :「まったく、いつもこれだ・・・。
       よし!いいよ。その代わり、明日も買いに来てよ」

チェギョン:「ありがとう!明日もまけてね!シン君、お金、お金」

シンは、言われるまま、お金を払いました。
店主   :「旦那さんかい?いい奥さんだよ。まったく!値切り上手で!」

シンは、苦笑いしました。
シンとチェギョンは、八百屋に向かいました。

 
シン   :「チェギョン、ねぎるって、なに?」

 
チェギョン:「え?知らないの?値段より安く売ってもらうのよ」

 
シン   :「安く?売ってくれるのか?」

 
チェギョン:「今、売ってくれたじゃない!」

 
シン   :「そうだけど・・・。なぜ、安く売ってくれるんだ?」

 
チェギョン:「なぜって・・・、私がかわいいからよ!」

 
シン   :「かわいいから?そんな理由か?
       お前誰にでも愛想がいいんだな!」

 
チェギョン:「何よ!シン君・・・やきもち?」

 
チェギョンはすねているシンの顔を覗き込みました。

 
シン   :「行くぞ!」

 
シンとチェギョンは、八百屋に来ました。

 
シン   :「チェギョン、ここで待ってろ!俺がひとりで買ってくる!
       お前、ここでも愛想振りまいてるんだろ?
       見てろ、値切ってきてやる!」

 
チェギョン:「やれるもんなら、やってみなさいよ!」

 
シンはチェギョンの手を離すと、中に入っていきました。
チェギョンは、待っている間、向かいの雑貨屋を見ることにしました。

 
シン   :「トマトと、リンゴと、大根と・・・」

 
シンは、チェ尚宮のメモを見ながら、買い物をしていました。

 
シン  :「よし!すみません、これだけください」

 
店主  :「はいよ!」

 
シン  :「このピーマンも買うので・・・」

 
店主  :「そうかい。じゃぁ全部で5ドル。毎度あり!」

 
シン  :「・・・」

 
シンは、値切ることもできず、買わなくていいピーマンまで買ってしまいました。

 
シン  :「チェギョンは、簡単にやっているのに・・・」

 
シンが、店を出てくると、チェギョンの姿がありませんでした。

 
シン  :「チェギョン・・・。シン・チェギョン!」

 
シンは、急に不安になりました。
具合が悪くなって、倒れているのではないか。
誰かに連れ去られたのではないか。
そんな、考えが頭をよぎりました。

 
シン  :「そうだ!携帯」

 
シンはチェギョンに電話しました。

 
チェギョンは、雑貨屋で、かわいいオルゴールを見つけました。
チェギョンは手にとって、曲を聴いていました。

 
ピロピロピロ・・・。

 
チェギョン:「やだ、携帯がなってる・・。ちょっと待ってくださいね〜」

 
チェギョンはオルゴールをそっと棚に置きました。

 
プルプルプルプル・・・プルプルプルプル・・・。

 
シン    :「いち・・・に・・・さん・・・」

 
シンは、電話のコールを数えていました。

 
シン    :「チェギョン・・・。どうして出ないんだ・・・」

 
チェギョン :「もしもし・・・、シン君?」

 
シン    :「チェギョン!どこにいるんだ?」

 
チェギョン :「どこって、八百屋の前の雑貨屋だけど・・・」

 
携帯が切れました。

 
チェギョン :「なに?すぐ切らなくても・・・」

 
シンは、急いで、雑貨屋に入っていきました。
そこに携帯を見つめるチェギョンがいました。

 
シン    :「チェギョン・・・」

 
シンはチェギョンを抱きしめました。

 
チェギョン :「なに?突然・・・」

 
シン    :「よかった・・・」

 
チェギョン :「もしかして・・・、心配してたの?」

 
チェギョンはシンの背中をさすりました。

 
チェギョン :「ごめんね。シン君。黙っていなくなって・・・」

 
シン    :「・・・」

 
チェギョン :「シン君、値切れた?」

 
シンは、チェギョンを抱きしめたまま、首を横に振りました。
チェギョンは、シンの背中越しに、民芸品のお面をそっと取ると、自分の顔を覆いました。

 
チェギョン :「シン君、顔が怖いのよ。だから値切れないのよ。
        こっち見て・・・」

 
チェギョンはシンの顔を覗き込みました。

 
シン    :「な!?・・・・ははは」

 
シンは、思わず噴出しました。

 
チェギョン :「へへへ・・・。シン君は笑顔が素敵なんだから、笑っててよ」

 
シン    :「じゃあ心配かけるなよ」

 
チェギョン :「シン君こそ、私の手を離さないでよ!」

 
シン    :「わかった」

 
シンはチェギョンの手を握りました。
チェギョンはさっき見つけたオルゴールをシンに見せました。
 
チェギョン:「シン君、このオルゴールかわいいと思わない?
       チェ尚宮に買っていこうかなぁ・・・」
 
シン   :「いいね。チェ尚宮には何も・・・。でも、チェギョン、お金が・・・」
 
シンは財布を見ました。
 
チェギョン:「シン君、あとお使いは何が残ってるの?」

シン   :「ソーセージとレバー」

チェギョン:「じゃぁ、それで足りるわね。
       シン君が予算オーバーしてもいいように、お金を持ってきたから、大丈夫よ」
 
チェギョンはシンに自分の財布を見せました。
 
シン   :「信用ないんだな・・・」

チェギョン:「当たり前でしょ!でも、見直したわ!私がいなくても大丈夫ね」

シン   :「いないって・・・。どこに行くつもりだよ」

チェギョン:「もう〜、どこにも行かないわよ。ば〜か!」
 
チェギョンはシンのおでこをつつきました。

チェギョン:「シン君、せっかくだから、みんなに合うもの贈りましょうよ。
       ここにあるものなら、たくさん買えそうだから・・・」
シン   :「そうだね。じゃぁこのオルゴールはチェ尚宮で・・・。
       お婆様には何にする?」

チェギョン:「シン君が選んだほうが、喜ぶわ。何がいいと思う?」

シン   :「贈り物は、いつもコン内官が選んでるからな・・・。
        この櫛なんてどうかな・・・」

チェギョン:「いいじゃない!シン君なかなかいいセンスよ。
       じゃぁ・・・お父様には?」

シンは、チェギョンの手を引いてお店の中をウロウロしていました。

シン   :「これなんかどうかな・・・」

シンが手に持っていたのは、銀製のしおりと、木製のうちわでした。

シン   :「ほら、父さんは、本が好きだから」

チェギョン:「うちわは?」

シン   :「母さんに・・・」

チェギョン:「お母様に?うちわ?」
 
シン   :「父さんが本を読むだろ、横で母さんがうちわで扇ぐ・・・」
 
チェギョンの頭に二人の様子が浮かびました。

チェギョン:「いいわね!やっぱりシン君映画監督ね。
       頭に景色が浮かんだわ」

シン   :「そう?じゃあ次は姉さんか・・・」
 
シンは玩具のコーナーから、知恵の輪を選びました。
 
チェギョン:「これ?」

シン   :「そう!姉さんは、これがとけると、悩みを忘れるんだよ。
       変わってるだろ?」
 
チェギョン:「そうなの?余計に疲れそうなのに・・・」

シン   :「わざと頭を使った方が、いいらしい」

シンは、一番難しそうなものを選びました。

シン   :「さて、次は・・・」

シンは、メッセージカードを選んでいました。

チェギョン:「誰に?」

シン   :「コン内官!」
チェギョン:「カードを?」

シン   :「あぁ」
 
チェギョンは頭をかしげました。

シン   :「これに二人でメッセージを書いて送ろうかと・・・」

チェギョン:「そうね。素敵なプレゼントね」

シン   :「これにしよう!」
 
シンは片面が海に沈む真っ赤な夕陽の写真になっているカードを選びました。

チェギョン:「ここで、メッセージを書かない?
       いろいろ考えるより、今の気持ちを書きましょう」

シン   :「そうだね。店員さんにペンを借りよう」

シンはペンを借りると、チェギョンに渡しました。

シン   :「チェギョンから書いていいよ」
 
チェギョン:「わかったわ」

チェギョンは自分の似顔絵のイラストと、シン君の似顔絵、それと泣いている赤ちゃんの絵を描きました。
そしてシンのところにふき出しをつけました。
ふき出しには『親子ともども、お世話かけま〜す』と書かれていました。
チェギョン:「はい!シン君どうぞ!」

シン   :「さすが、デザイナーですね〜。じゃあ俺は・・・」

シンはメッセージを書きました。
       僕の天は、いつもあたたかく、僕を包んでくれています。
       まるで、この夕陽のように・・・・。
       いつもありがとう。

チェギョン:「なによシン君!『ありがとう』は、言わないんじゃないの?」

シン    :「コン内官は、特別なんだよ」
チェギョン:「さて!これなら買えそうね。会計を・・・」
 
シン   :「このエプロンなんかいいんじゃないか?」
 
チェギョン:「え?誰に?!エプロン?」
 
シン   :「チェギョンのお父さんにだよ」
 
チェギョン:「シン君・・・。」

シン   :「この刺繍カッコイイだろ?ダメかな?」
チェギョン:「ううん、家にはいいわよ・・・」

シン   :「どうして?
       次は、お母さんか・・・。この携帯ストラップは?
       保険の契約、携帯でよく話してるんだろ?」
チェギョン:「そうね」
 
シン   :「さて、かわいい弟には・・・、このネックレスだな」
 
チェギョン:「え〜、似合わないわよ」

シン   :「わかってないなぁ。
       あれくらいの時は、こういうのがほしいんだよ」
チェギョン:「シン君もほしかった?」
 
シン   :「まぁね。
       チェギョン、帰る日が決まったら、ちゃんと報告しよう!な?
       それまで、連絡できないけど・・・」
 
チェギョン:「いいのよ。声を聞いたら、会いたくなるから・・・」
 
シンは、チェギョンを抱きしめました。

シン   :「大丈夫。すぐに会えるから」
チェギョンの頬を伝う涙を、シンは優しくぬぐいました。
 
シン   :「チェギョン、笑顔!笑顔!そんな顔じゃ、値切れないぞ!」

チェギョン:「シン君ったら・・。お金足りるかなぁ・・・」
シンとチェギョンは、プレゼントを買うと、肉屋へ寄って、市場を後にしました。
 
☆☆☆
 
シンとチェギョンは急いでいました。
 
シン   :「遅くなっちゃたな。チェ尚宮に怒られるぞ」
 
チェギョン:「道草しないように言われてたのに・・・」

シンはチェギョンの手を引っ張って歩きました。
チェギョンは、一生懸命シンについて歩いていました。
チェギョン:「ちょっと、シン君、歩くのはやい・・・」
 
シンは、チェギョンを振り返り、歩く速さを遅くしました。
 
シン   :「ごめん、大丈夫か?」

チェギョン:「ふ〜、ちょっと、体が重いみたい・・・。シン君、ありがとう」
シン   :「まったく・・・、俺はダメだな。チェギョンさえ気遣えない・・・」
 
チェギョン:「そうよ!今頃気がついたの?」
 
チェギョンは微笑みました。
 
シン   :「今日は、いろいろ勉強になったよ」
 
チェギョン:「何が?」
 
シン   :「1.買い物をするときは、値切ること!」
 
チェギョン:「ふふふ。そうね」
 
シン   :「2.チェギョンの手を離さないこと」
 
シンはチェギョンの手を強く握りました。
 
シン   :「3.歩くときは、チェギョンの速さを考えること!」
 
チェギョン:「はい!よくできました。ちゃんと覚えておいてよ!」
 
シン   :「俺はお前と違って、頭がいいんだよ!」
 
チェギョン:「ふん!うぬぼれ屋ね」
 
シン   :「なんだって?!」
 
チェギョン:「うぬぼれ屋〜。へへへ」
 
二人は見合って微笑むと、ゆっくり歩いていきました。
シンとチェギョンは家に向かって歩いていました。
荷物が多いのと、坂道に二人とも疲れてきました。
 
シン    :「お腹がすいたな・・・」
 
チェギョン :「ここに材料があるんだから、まだ食べれないわよ」
 
シン    :「ラーメン、食べちゃったしなぁ・・・。
        辛ラーメン、売ってないし・・・」
 
チェギョン :「コン内官に送ってもらう?」
 
シン    :「コン内官・・・、元気かなぁ」
 
チェギョン :「シン君、本当にコン内官が好きなのね」
 
シン    :「だって、14年間、ずっと側にいた人だよ。
       いないと寂しいよ」

チェギョン :「でも、学校にはいなかったじゃない」
 
シン    :「だから、宮殿に帰って、コン内官の顔を見ると、家に着いたって気がしたんだよなぁ・・・。
        離れてみて、ますます、そう思うよ」
 
チェギョン :「シン君、家が見えてきたわ」

シン    :「本当だ!あれ?チェ尚宮かな?誰かこっち見てる?」
チェギョン :「あんまり遅いから、心配して・・・。チェ尚宮じゃないわよ」
 
シンとチェギョンは顔を見合わせました。
 
シン・チェギョン:「コン内官だ!」
 
二人は駆け出しました。
そんな二人を、コン内官は優しく微笑んでみていました。

 
                                  Ep.6 おつかい  おしまい

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