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Ep.11 新しい家族
チェギョン :「ひぃっく・・。」
シンは、しゃくっているチェギョンの背中を擦っていました。
シン :「チェギョン、そろそろお昼だろ?」
チェギョン :「おなかすいたの?ひぃっく。」
シン :「サンドイッチが食べたい・・・。」
チェギョン :「サンドイッチ?ひぃっく・・・あぁ、コン内官に作った?」
シン :「うん」
チェギョン :「いいわよ。パンがあったかしら・・・。」
チェギョンは、キッチンへ向かいました。
シンは、ひとり、携帯を見つめていました。 そして、電話をかけました。 ユル :「ここか・・・。」
ユルは、「セントラル・ハイスクール」の校門の前にいました。
周りを確かめて、近くの木にもたれ、鞄から本を取り出しました。 ユルは、昨日、保育園で絵を描いているときに、ソヨンと約束をしていました。 ソヨン《英語》:「ユルさん、明日借りていた本を返したいのですが、時間空いてますか?」
ユル《英語》:「明日は、母を病院に連れて行く日なので、ここにはこれないけど、夕方母がリハ
ビリ中の時なら・・・。」 ソヨン《英語》:「病院って、セントラルでしたよね。
じゃぁセントラル・ハイスクールで待ち合わせしましょ! ね!」 ユルは、本を開くと、読み始めました。
《ピロピロピロ》 ユルは、携帯を取り出しました。
ユル :「もしもし?」
シン :『俺だけど・・・。』
ユル :「シン、どうした?」
シン :『別に、用事はないけど、今いいのか?』
ユル :「あぁ、いいよ。用事もないのに電話なんて、暇なんだな。」
シン :『まぁな、来月には宮殿に戻るのに、すっかりだらけているよ。』
ユル :「そうか、チェギョンも一緒に?」
シン :『そうだな。そのつもりだけど・・・。』
ユル :「宮殿か・・・。大変そうだな。
あそこは違う時間が流れているから・・・。」 シン :『そうなんだ!今頃になって・・・。』
ユル :「やっぱり、何かあったんだろ?なぁ、シン・・・」
ソヨン《英語》 :「ユルさ〜ん。」
ユルは、呼ばれた方を見ました。
そこには女子高生が3人いました。 シン :『ユル?どうした?』
ユル :「・・・・。」
よく見ると、真ん中の子が手を振っています。
ユル :「ソヨンさん?」
シン :『お〜い!ユル〜。』
ユル :「あっ・・・あぁ、シン、ごめん、ちょっと・・・。」
ソヨンはかけてきました。
ソヨン《英語》:「ユルさん、待った?ごめんなさ・・・い。」
ソヨンは、ユルが電話中だったことに気がつき、自分の口を押さえました。
ユルは、ソヨンに背を向けました。 ユル :「シン、また後で・・・。」
シン :『ユルさ〜ん、待った?って!』
ユル :「ちっ違うって!」
シン :『違うって、何が?ん?
まっ、こんどゆっくり、聞かせてもらうよ。おじゃま様!』 |
..Ep11〜Ep.15
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詳細
宮殿では、放火事件の真実と、シンが独り恵政宮の企みと戦っていたことが明かされ、母ミン妃は、シンに謝るが・・・。
その頃ユルは・・・。
その頃ユルは・・・。
※ブロコリでは、あまりコメントのないシリーズです。
ミン妃と恵政宮の悪縁をチェギョンとヒョリンも繰り返していた・・・。
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ユルは、ため息をつきました。
ソヨン《英語》:「ごめんなさい。電話中なんて知らなくて・・・。」
ユル 《英語》:「いえ、いいですよ。従弟ですから・・・。
それより、高校生だったんですか?」
ソヨン《英語》:「えぇ・・・、言ってませんでした?今年卒業ですけど・・・。」ユル 《英語》:「僕はてっきり、保母さんかと・・・。」
ソヨン《英語》:「よく言われます。
ユルさん、時間があるなら、どこかで、お茶でも・・・。」 ユル 《英語》:「そうですね。立ち話もなんだから・・・。」
二人は、近くのファーストフード店に入りました。
ソヨン《英語》:「ふふふ」ユル 《英語》:「何?」
ソヨン《英語》:「友達が、すごく驚いてて、思い出したら、おかしくて・・・。」
ユル 《英語》:「何を?」
ソヨン《英語》:「だって、こんな素敵な人と待ち合わせしてるんですもの。
驚くに決ってるでしょ!」 ユル 《英語》:「そうかな?それより、僕のほうが驚いたよ。
高校生だったなんて・・・。」 ソヨン《英語》:「そうですね。
あの保育園は、亡くなった母が園長をしていたんです。 今は真ん中の姉さんが園長をしています。 私は、お手伝いを・・・。」 ユル 《英語》:「そう・・・。お姉さんがいるんだ・・・。」
ソヨン《英語》:「えぇ、上のお姉さんは・・・・。」
ユル 《英語》:「何?」
ソヨン :「英語で、婿養子ってなんていうのかしら・・・。
お婿さんをもらう・・・。物じゃないから・・・。」 ユルは驚きました。
ユル :「ソヨン、ハングルしゃべれるの?」
ソヨン :「えぇ・・。え!ユルさんも?」
ユル :「僕は、韓国で生まれて、父も母も韓国人だよ。」
ソヨン :「そうなの?!
私はこっちで生まれたけど、父も母も韓国人で、家では、ハングルなの。 やだ、ずっと英語だったから・・・。はぁ〜疲れた。」 ユル :「ここで、ハングルで話せるなんて、嬉しいよ。」
ソヨン :「私も!」
《ピロピロピロ》 ユルは、携帯を取りました。
ユル :「母さん?リハビリ終わったの?・・・わかった。
すぐに行くから待ってて。」 ソヨン :「もう、時間ですか?」
ユル :「あぁ・・・、ごめんね。」
ソヨン :「いえ、私が無理言って、ごめんなさい。
これ、ありがとうございます。」 ソヨンは借りていた本を返しました。
ユル :「また、いい本を見つけたら、持ってくるよ。」
ソヨン :「週末、保育園には?」
ユル :「ヒジンちゃんに折り紙を教える約束してるから、行くよ。」
ソヨン :「じゃぁ、週末・・・。」
ユルは恵政宮が待つ病院へ向かいました。 夕食後
恵政宮 :「ユル、今日も手紙が来ているわ。
お願いだから、会うだけでも、せめて、写真だけでも見てちょうだい。」 ユル :「今はそんな気にならないよ。お見合いなんて・・・。」
恵政宮 :「宮殿を出る前に、すすめていた縁談だから、条件はいいのよ。」
ユル :「条件?!まだ、宮殿に未練があるの?!」
恵政宮 :「宮殿はどうでもいいのよ。ただ、あなたに、相応しい・・・。」
ユル :「母さん!結婚する相手は、自分で見つけるよ。
家柄や、身分なんて・・・。」 ユルは、自分の部屋へ入っていきました。
恵政宮は、お見合い写真を引き出しにしまうと、ため息をつきました。
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週末
ユルは、保育園にきていました。
ソヨン :「さぁ、お外で遊ぶ時間ですよ〜。」
園児達は、一斉に中庭へ飛び出していきました。
ソヨンとユルは、芝生の木陰に座って、園児達を眺めていました。
ユル :「みんな、かわいいなぁ。
ソヨンさん、卒業したら、保母さんになるの?」 ソヨン :「私は、介護の仕事がしたいの。
母さんが倒れて、半身不随になったとき、担当していた介護師さん が、とても良くしてくれて、歩けるようになったのよ。 その時の嬉しそうな母さんの顔が忘れられなくて・・・。」 ユル :「そう・・・、君なら、きっとなれるよ。」
ソヨン :「でも、無理かもしれない。」
ユル :「どうして?」
ソヨン :「もうすぐ結婚するの。見知らぬ人と・・・。」
ユル :「え?」
ほら、姉さん達はもう結婚してるから、私しかいなくて・・・。」 ユル :「そうなんだ・・・。」
ソヨン :「でも、ひどいのよ。写真も送ってくれないの。
そんな人と結婚なんて・・・。 きっとすっごいおじさんか、こんな顔の人なのよ!。」 ソヨンは、自分の鼻を指で押し上げて、豚のまねをしました。
ユルは、苦笑いをしました。 ユル :「いや、きっと自分に自信があるんだよ。
会えば絶対に好きになるはずってね。 かっこいいかもしれないじゃないか。」 ソヨン :「いいえ、絶対にこんな顔!」
ソヨンは、目を吊り上げて、変な顔をしました。
ソヨン :「母さんの親友の紹介だから、お見合いするって言ったけど、どんな
にかっこよくても断ろうと思って・・・。」 ユル :「どうして?」
ソヨン :「もう、ラッピングしちゃったの・・・。」
ユル :「ラッピング?」
ソヨン :「そう、心を・・・。綺麗な紙に包んで、宛名も書いて・・・。
あとはこうやって渡すだけ・・・。」 ソヨンは、鞄から、お弁当を取り出しました。
ソヨン :「はい!ユルさん、どうぞ!今日早く起きて作ってみたの。」
ユル :「僕に?」
ソヨン :「そうよ!今日は、お外でお昼なの。
子供たちも、給食のおばさんがひとりずつ作ってくれて・・・。 さぁ時間だわ。」 ソヨンはそういうと、子供たちが遊んでいるほうへ走っていきました。
ソヨン :「みんな〜、お昼にしますよ〜。今日はユル先生も一緒よ〜。」
ユルは、ソヨンに渡された、お弁当を見ていました。
ユル :「誰かに、お弁当を作ってもらうなんて、初めてだ・・・。」
そして、日曜日。
ソヨンは、浮かない顔をしていました。
可愛い服も、美味しい料理も、嬉しくないし、楽しみでもありませんでした。 ソヨンの父 :「そろそろ、時間なんだが・・・。」
ソヨン :「写真もよこさない上に、遅刻してくるなんて、最低よ!」
ソヨンの父 :「こら!静かにしなさい。くれぐれも、粗相のないように、いいな!」
ソヨンはぶっとふくれっ面をしてうつむきました。
恵政宮 :「ユル、急にどうして?先方も慌ててたわ。」
ユル :「いいから・・・。急がないと、遅れちゃうよ。」
ユルは、恵政宮の車椅子を押しながら、微笑んでいました。
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ウエイター:「お連れの方が、お見えになりました。」
ソヨンの父は、立ち上がりました。
ソヨンも父に習って、席を立ちました。 恵政宮 :「お待たせしました・・・。」
ソヨンの父 :「いえ、お気になさらずに・・・。」
恵政宮 :「息子の義誠君です。」
ソヨンは、顔を上げました。
ユル :「はじめまして、イ・ユルです。」
ソヨン :「ユルさん?!」
ソヨンの父 :「ソヨン!初対面で・・。娘のキム・ソヨンです。」
ソヨン :「・・・・。」
ソヨンの父 :「こら、ソヨン!」
ソヨン :「え?!あっ・・・、キム・ソヨンです。」
ユルとソヨンは、ホテルの中庭を散歩していました。
ユル :「ははは。」
ソヨン :「何よ!」
ユル :「驚いた顔が・・・、ふふふ。」
ソヨン :「最低よ!」
ソヨンはぷっと頬を膨らませて、怒った顔をしました。
ユル :「ごめん。それで、どうするの?」
ソヨン :「え?」
ユル :「どうでしたか?こんな顔の人は・・・。」
ユルは、自分の鼻を指で押し上げて、豚の顔をしました。
ソヨン :「ぷっふふふ。とびっきりのいい人でしたよ!」
二人は、顔を見合わせると、微笑んで、手をつなぎました。
ソヨンの父 :「以前からの知り合いだったなんて、何かの縁ですね。」
恵政宮 :「えぇ・・、驚きました。」
ソヨンの父 :「お互い、悪くないようですね。」
恵政宮 :「あの・・・、ミン妃から、何か・・。」
ソヨンの父 :「しばらく連絡がなかったので、連絡しようとしていたところです。」
恵政宮 :「そうですか・・。養子の件は・・・。」
ソヨンの父 :「宮殿からは、出られているそうですね。
事情は聞いてはいませんが、ミン妃の紹介ですから・・・。 養子の件もミン妃のほうから、聞いています。 ただ、長女がすでに婿養子を取っていますので、跡取りという わけには行きませんが、私の会社で、がんばってもらえればと 思っています。 生活の保障はしますから・・・。」 恵政宮 :「ありがとうございます。」
ソヨンの父 :「あとは、二人の気持ちですね。」
恵政宮 :「えぇ、そうですね。」 ユルと恵政宮は、夕食を取っていました。
恵政宮 :「ユル、ソヨンさん、明るくて、いい子じゃない・・。」
ユル :「え?!」
恵政宮 :「あなたにお似合いよね。」
ユル :「母さん・・・、でも、いいのかな・・・。」
恵政宮 :「どうしたの?」
ユル :「僕には自信がないよ。彼女を幸せに出来るかどうか・・・。」
恵政宮 :「・・・・。」
ユル :「ごめん、これは、ソヨンと相談することだね。
母さん、心配しなくていいから・・・。」 恵政宮 :「・・・・。」
ユル :「ねぇ、母さん。
明日早速、ソヨンを招待しようと思うんだけど、いい?」 恵政宮 :「そうね。いいわよ。」
元気?
この間、ゆっくり話が出来なくて、悪かったな。 別に用があるわけじゃないんだけど・・・。 シン、廃位になってたら、どうするつもりだった? ごめん。気になって・・・。 また、連絡してくれよ。 待ってるから・・・。 ユル
《メールが届きました》
ユルは、携帯を見ました。
ユルへ
なんだよ、急に・・・。
電話じゃ、なかなか本音で話さないから、メールにしたよ。 廃位になってたら、チェギョンが働いて、俺が家事をするつもりだった。 チェギョンがそうするっていって・・・。 こういうことは、ひとりで決めることじゃないよ。
相手と相談して決めないとね。 でも、こんなメールをしてくるってことは、相手がいるってことか?
この間の「お待たせ〜」の子かな? 何か、力になれることがあれば、協力するよ。 そのときは、遠慮なく! じゃな! シン ユル:「シンは、大人だな。俺は、まだまだ・・・。」
♪♪♪
翌日
《ピンポーン》
ソヨンは、ユルの家に招待されました。
食卓には、レストランかと思うほど、料理が用意されていました。 ソヨン :「すごい・・・。」
ユル :「こちらへどうぞ!」
ソヨン :「お母様、お料理上手なのね・・・。」
ユル :「ふふ、僕が作ってるんだよ。母さんは・・・。」
恵政宮 :「ユル!ソヨンさん、いらっしゃい。ユルったら、早速私の悪口?」
ユル :「そんなこと・・・。さぁ母さんもこっちに・・・。」
三人は食卓を囲んで、楽しい夕食を過ごしました。
恵政宮は、二人の姿を見つめていました。 ソヨン :「そうだった!忘れてたわ・・・。」
ソヨンは、鞄から写真を取り出すと、恵政宮の元へ来ました。
ソヨン :「亡くなった母が、ミン妃から、もらった写真です。」
恵政宮は、写真を見て、驚きました。
ミンの横に写ってのは、自分だったからです。 ソヨン :「私は、幼くて、覚えていないのですが、姉が覚えていて・・。
ミン妃が、すごく喜んでいたそうです。 素敵なお姉さんが出来て嬉しいって・・・。」 恵政宮は、思い出していました。
ミン :『皇太子妃様、こんにちは・・・、じゃなくて・・・。』
恵政宮 :『ごきげんよう、お元気でしたか?』
ミン :『えぇ・・・。』 恵政宮 :『勉強は進んでいますか?
ここでの暮らしはいろいろと違いますから、慣れましたか?』 ミン :『はい、皇太子妃様・・・。』
恵政宮 :『ふふふ、その調子。わからないことは聞いてね。』
ミン :『はい!』
恵政宮 :『違うでしょ。』
ミン :『あっ・・、はい、皇太子妃様。』 恵政宮は、微笑んでいました。
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《ピロピロピロ》
ソヨンは携帯を取りました。 ソヨン :「もしもし?」 ソヨンの父 :「ソヨン、今どこだ?」 ソヨン :「ユルさんのお家よ?どうかしたの?」 ソヨンの父 :「そうか・・・。すぐに帰ってきなさい。急用だ。」 ソヨン :「何かあったの?」 ソヨンの父 :「いいから、すぐにかえりなさい。」 ソヨンは、帰り支度をしていました。 ソヨン :「お母様、急に帰らなくてはならなく、ごめんなさい。」 恵政宮 :「いいのよ。また遊びに来てね。」 ユル :「じゃぁ、家まで送ってくるから。」 恵政宮 :「気をつけてね。」 ユルは、ソヨンを送っていきました。 《ピロピロピロ》 恵政宮 :「もしもし?」 ソヨンの父 :「電話で、ご無礼します。今、宮殿から手紙が来ました。」 恵政宮 :「手紙?」 ソヨンの父 :「今回の話は、なかったことに・・・。」 恵政宮 :「そんな・・、なぜですか?」 ソヨンの父 :「事件のこと、詳しく書いてありました。 宮殿からの援助もなくなるとか・・・。 養子の話も、皇太后様からの許可が出ないと、無理だということも・・・。 わかってください。 ソヨンをわざわざ、苦労させるとわかって、嫁がせるわけには行かないのです。 ソヨンには、私のほうから言い聞かせますから・・・。」 恵政宮 :「そんな・・・。ユルは悪くないのです。 悪いのは、私・・・。 お願いです。ユルは・・。」 ソヨンの父 :「わかっています。 ユル君は、とてもいい青年です。 しかし、状況が悪い・・・。 ミン妃にもどうすることも出来ないところまで来ているそうじゃないですか・・・。」 恵政宮 :「・・・。」 ソヨンの父 :「とにかく、時期を待ちましょう。 お互い他の道があるのなら、今のうちに・・・。」 恵政宮 :「わかりました。ユルには私から、事情を話します。」 恵政宮は、電話を切りました。 ♪♪♪ ユルの運転する車はソヨンの家に着きました。 ユル :「じゃぁまた・・・。」 ソヨン :「今日は、楽しかったわ。急にごめんなさいね。 また連絡するね。」 ソヨン :「ただいま〜。」 ソヨンの父 :「ソヨン、話がある。」 ソヨン :「なに?」 ソヨンの父 :「ユル君のことだが、諦めなさい。」 ソヨン :「なに?冗談でしょ?急にお嫁に出すのがおしくなった?」 ソヨンの父 :「状況が変わったんだ。わざわざ苦労はさせられない。」 ソヨン :「本気なの?!嫌よ!」 ソヨンの父 :「ソヨン!お前はまだ若いんだから・・・。」 ソヨン :「勝手に結婚しろって言ったり、諦めろって言ったり! 私の気持ちは・・・。」 ソヨンの父 :「・・・・。」 ソヨンは、家を飛び出しました。 -------------------------------------------------------------------------------- ユル :「ただいま・・・。母さん?」 ユルは、倒れた車椅子を見て、母を捜しました。 恵政宮は、バスルームへ向かって、這っていました。 ユル :「母さん!何やってるんだよ!」 恵政宮 :「全部私が・・・。私さえいなくなれば・・・。」 ユルは、恵政宮を抱きしめました。 ユル :「どうしたんだよ!何があったんだ!母さん!!」 ユルは、恵政宮に安定剤を飲ませ、眠らせると、テーブルの上に置いてあった、ユルに宛てた、恵政宮の手紙を読みました。 そこには、援助がなくなることと、ソヨンの父親から、縁談を断る電話があったこと、そして、宮殿へ、ユルだけでも許して欲しいという懇願の思いが書いてありました。 ユルは、手紙を破り捨てました。 ユル :「母さん、僕を独りにしないでよ・・・。」 ユルは、眠る母の上に伏せて、泣きました。 《ピロピロピロ》 ユル :「もしもし・・・。」 ソヨン :「ユルさん、今、ユルさんの家の前にいるの。出てこれる?」 ユル :「そう・・・、じゃぁ、家で話そう。」 ソヨンは、ユルの家に来ました。 ベッドに横になる恵政宮を見て、ソヨンは驚きました。 ソヨン :「お母様?!大丈夫ですか?」 ユル :「今は、寝ている・・・。」 ソヨン :「どうして?」 ユル :「ソヨン、話があるんだ・・・。」 ユルは、自分が宮殿から追放された理由と、今の状況を説明しました。 ユル :「僕が君の父親だったら、同じことをいうよ。」 ソヨン :「私・・・、どうすればいい?」 ユル :「君は、夢があるんだろ? 僕のことは忘れて・・・。 会うのはやめよう。 君は夢に向かって・・。」 ソヨン :「ユルさん、本気で言ってるの? 私達は、めぐり合う運命だったのに・・・。」 ユル :「ソヨン、本当は・・・。待ってて欲しい。」 ソヨン :「ユルさん・・・。」 ユル :「このままでは、家もなくなる。 僕は働かなくてはいけないし、君を幸せにする自信がない。 でも、君をむかえに行くことを夢見て、がんばるから・・・。」 ソヨン :「わかったわ。私も介護師になって、働くわ。 ユルさんと一緒に暮らせるように・・・。」 ユル :「ありがとう。 不思議だな。君がいれば、何でもできる気がするよ。 さぁ、もうかえった方がいい。お父さんによろしく・・・。」 ソヨン :「ユルさん、約束してくれる?」 ユル :「約束?」 ソヨン :「毎日、メールを送ること!」 ユル :「あぁ、約束するよ。」 ソヨン :「それと、もう、会えないなんて言わないで・・・。」 ユル :「わかった。約束するよ。」 ユルはソヨンを抱きしめて、そっとKissをしました。 〜 Ep.11 新しい家族 おしまい 〜 |









