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あらすじ
エリート大学生が一人で放浪の旅に出て、アラスカの荒野で餓死します。
有名な実話をジョン・クラカワーが小説化、その名も『荒野へ』。
それをあのショーン・ペンが映画化したのが本作『イントゥ・ザ・ワイルド』。
まずこれが実話というのが凄い。
無一文でアメリカ中を旅して、最後は山(というか荒野)で誰にも頼らず一人で暮らしていた
っていうんだから、中田とかの「自分探しの旅」なんかとはわけが違う。
第一、中田はお金があってなおかつ自分の知名度を利用して旅をしているのに対し、この主人公
であるクリスは預金を全てボランティア団体に寄付、身分証明書もすべて捨てる。車も捨て
移動手段は徒歩とヒッチハイクのみ。
しかも大学での成績もほぼAランク、ハーバード大学のロースクールにも行けたぐらいの頭の良さ。
親もNASAで働いていたようなエリート一家。そのままいけばエリートコースまっしぐらだったのに
その道を捨てて放浪の旅をしてしまうんだから、肝が据わっているとしか言いようがない。
凄すぎる。
と同時に、ものすごくクリスに憧れた。
厳しい両親に「良い息子」を演じなければならない苦痛。そんな両親だからか、実際は仮面夫婦状態で
家では喧嘩ばかり、でも外ヅラだけは一丁前。しかも息子に接する時も「物を買う」ことで愛情を
注ごうとして本質を見ていない。
そんな状況にうんざりして、自分の全てを捨てて旅をするクリスを応援せずにはいられない。
家庭環境とか自分と共感できるところもかなりあったのでなおさら。
「卒業のためだけに大学に行っていた」なんて所は今の自分と全く一緒だしなぁ。
途中で出会った老人に「いつか許せる時が来る。その時、幸せの意味がわかるだろう」という感じの
言葉も印象に残った。
そんなクリスが最後にその言葉を理解する所は切ない。
でも悲しいはずのに、なぜか爽快感もあるラスト。
そう簡単に忘れられない良い映画だった。
傑作。
評価: ★ ★ ★ ★ ★ / 5★満点中
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あ〜なんか中田の件わかるわぁ(笑)。
これどうなのかな?と思っていたのですがなかなかよさそうな感じですね。
画像の雰囲気もいいですね。
2008/9/15(月) 午後 9:07 [ miskatonic_mgs_b ]
中田はなんだかんだ言って、お金が絡んでますからねぇ…。上映時間はちょっと長すぎかなぁとも思ったのですが、見た後はすごく良い気分になるんですよ。主人公に「近すぎず、遠すぎず」という捉え方も見やすかったです。
2008/9/16(火) 午後 4:47