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↑平成21年4月20日撮影
柴島(くにじま)城について
大阪市東淀川区柴島二丁目19番に「柴島城跡」(昭和3年3月)と刻まれた碑があります。
現在は閑静な住宅街の中にあり、城跡というにはいささか違和感を感じるかもしれませんが、戦国時代には三好長慶と細川晴賢との戦いの舞台にもなった城です。これについては『新修大阪市史 2巻』*1に詳しくp611〜p614に合戦図を交えながら述べられています。
築城に関しては『大阪府全志 3』*2のp483に、十河一政(そごうかずまさ)によってと伝えられるとあるものの詳細については、わからないことが多く、『角川日本地名大事典27大阪府』*3のp432に、城跡は淀川と旧中津川に囲まれた中洲の微高地(柴ヶ洲)にあったものとされ、現在の柴島神社の西側一帯に当たると記されています。また『東淀川区史』*4のp482〜483では、周囲二町位、他より約四尺高地になったところがその城址とされ、そこが石碑の残る場所とされています。
いつ廃城になったのかは定かではありませんが、『よみがえる茨木城』*5に収録されている「東摂城跡図誌」の一部として柴島城が描かれています。
現在の石碑の写真は『東淀川区80年のあゆみ』*6のp67、『ひがしよどがわ区の暮らしの歴史を語る』*7のp128〜129などに収録され、『なにわ考古学散歩』*8などには歴史散策コースのスポットの一つとして取り上げられています。
参考文献
*1 『新修大阪市史 2巻』 新修大阪市史編纂委員会編集 大阪市 1988 書誌ID 0000342133
*2 『大阪府全志 3』 井上 正雄著 清文堂 1985 書誌ID 0000172308
*3 『角川日本地名大辞典 27大阪府』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1983 書誌ID 0000184865
*4 『東淀川区史 : 現淀川区・東淀川区』 川端 直正編集 東淀川区史編集委員会編集 市民日報社 1987 書誌ID 0010814912
*5 『よみがえる茨木城』 中村 博司編 清文堂出版 2007 書誌ID 0011359070 p194
*6 『東淀川区80年のあゆみ : 東淀川区創設80周年記念誌』 東淀川区役所 2006 書誌ID 0011250776
*7 『ひがしよどがわ区の暮らしの歴史を語る』 大阪市東淀川区役所総務課 1995 書誌ID 0010778691
*8 『なにわ考古学散歩』 大阪市文化財協会編 学生社 2007 書誌ID 0011551653
大阪市立図書館「大阪に関するよくある質問と回答」より。
http://www.oml.city.osaka.jp/net/osaka/osaka_faq/62faq.html
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