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安保関連法案、ほぼ予定通り参議院本会議で可決成立したとの由。
野党は違憲立法と囃したてるが、激変する国際情勢の中で、その論は最早色あせて見える。例えば朝鮮半島異変の中で一般米国人移送の米軍輸送機が北軍用機に追走された場合、それを自衛隊が阻むのは集団的自衛権の行使だが、それを憲法違反を盾に米国に拒否した途端、日米安保は崩壊する。そうした事の是正を含めた今回の改定だろう。
また、今回の法案成立は、その筋の杯直しに例える事が出来よう。今までの安保条約では、七分三分の杯関係だったのをこの度の改正で互角では無いものの、四分六分までの関係に改める物だ。米国を首領とする西側一家で日本の立ち位置は、三席目の舎弟であったのが、舎弟頭補佐に格上げされる。
それにより、米国に対する発言力は間違いなく増していく。従来の安保条約は(基地提供しているとは云え)云わば片務条約で米国に云わせれば護ってあげるのだから何でも云う事を聞け、と完全従米外交を強いる事も出来た。
今回の法改正で限定的にせよ、双務的に改められ、日本も汗をかくから、それなりの事は云わせてもらいまっせ!と云う事だ。米国からの自衛隊出動要請が在った場合、日本独自の考えで要請拒否し、米軍行動に自制など、影響を及ぼす事も有りうる。 出動が日本の国益に合致しない時、或いは米軍出動が米国(米国多国籍企業)の利益追求にしか思えず、世界平和に悪影響を及ぼすと思われる時、自衛隊出動要請を断ればよい。それで無理な派兵に再考を促す、と云う効果が期待出来るとすれば結構なことだ。
そういう意味で日本の外交は世界平和に責任を持つことになり、外交力が問われる事となった。
外交関係者は、ますます従来の様に無能、思考停止では居られなくなった。
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