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ある時の元校長先生
元校長先生が私の家においでになった時のことである。
元校長先生がおいでになった時、まずご挨拶をし、85歳になられたことに、お元気なことをお喜びした。その後、ただ私の かおを見つめておられるだけで、何のお話も無く、その数分後、何の挨拶も無く、スーッとお立ちになられ、杖をおつきになられながら、お帰りになった。普通なら別れのご挨拶があって当たり前、それが無いことに、私はあっけにとられて呆然と元校長先生の後姿を見送ったのである。
私は教え子。元校長先生だから挨拶はしなくて良かったのだろうか?。
最近は、大人も、子供も、お礼や感謝の言葉、謝罪の言葉を言わない人が目立つ。校長先生経験者は教諭、教師経験者で、人間形成の原点である子供たちを教育してきたからの、校長先生だと思う。その元校長先生の投影が当家にこられた元校長先生の言動だと思ってしまった。
そして考えると、最近多い諸事件、そして、虐めの原点、その全てが、元校長先生の投影、自宅に来られた元校長先生の言動にあるように思ってしまった。
教育者の質が落ちているとは、かねてから感じていたことだが、先の元校長先生の言動で、その教育者の質低下が証明されたとも思ってしまった。 元校長先生は85歳と聞く。お年ゆえの言動とは思うが、何か腑に落ちないことごとであった。
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