|
バイクを海外に持ち出すのに必要な書類・準備について、’04年12月18日から’05年1月10日までのチュニジア・リビアツーリング時の経験をまとめてみました。 バイクを海外に持ち出すには、国内ツーリングとは比較にならない時間と手間が必要です。私は、サハラに行きたいという熱意で突破しました。もちろん、妻の力がなければ無理でしたが。。。 ところで、パスポート、ビザ(国により必要あり)はあえて書いてありませんが、海外旅行では必須です。バイクの保険も書いてありませんが、加入していないと通関できないケースがありますので、忘れないでください。情報は変わる可能性がありますので、最新の情報は必ず入手してください。 最初に手続きが簡単な海外ツーリング例をまとめてみました。最後の( )内は、私がツーリングした年です。 先ず、一番身近な海外ツーリング先である韓国にバイクを持ち込む時に必要となるのは。。。 ○登録証書(英文併記)陸運局で取得できます。 ○国際運転免許証 ○印鑑、車検証、自賠責保険証、運転免許証 のみです。簡単ですね。詳細は関釜フェリーのホームページに記載されています。 (’05年9月) サハリンの場合は。。。 ○国際運転免許証 ○登録証書 ○国際ナンバープレート。 (’99年7月) そして、海外でレンタルバイクを借りるなら。。。 ○国際運転免許証のみです。 ついでに、台湾でレンタルバイクでのツーリングをする時は。。。 ○運転免許証 ○運転免許証の中国語翻訳文(JAFで取得できます) (’08年9月) 話題がそれましたが、これからが本題です。海外にカルネを使用してバイクを送る時に必要となる書類はこれから説明するものです。 ○ 国際運転免許証 ○ 登録証書(英文併記)陸運局で取得できます。 ○ カルネ バイクを海外に持ち出すには、面倒な手続きが必要で、人間はパスポートとビザがあれば入国できますが、バイクには通関という作業が必要になります。その手続きを簡素化するための書類が「カルネ」です。さらにカルネを使用すれば、バイクの登録も日本のものがそのまま認められます。「なんだ、それではカルネを取得すれば通関なんて楽だ」、と思いきやそうはいきません。カルネは万能ではなく、例えば、意外に感じるけど、アメリカではカルネが通用しないのです。ツーリングの目的とする国によっては、カルネが使えない場合もあるので注意してください。 カルネを使用すると、日本から持ち出したバイクは、必ず日本に持ち帰らないとなりません。現地で売却することは当然認められません。カルネの不正使用は厳に謹んでください。海外ツーリングを終えて帰国したら、カルネはJAFに返却すること、カルネの所有権は自分ではなく、JAFにあります。 カルネを使用しない通関もあります。私達の場合、チュニジアはカルネでの通関ではありませんでした。日本での例ですが、数年前に来日した外国人ライダーは、カルネを持っていなかったので、一時輸入の許可を日本の税関から取って日本を走りました。 通関が海外ツーリングを開始する最初の関所です。通関には時間も手間もかかるのを覚悟しないとなりません。 もし通関手続きが簡単になればサラリーマンライダーも気軽に海外ツーリングできると思います。 私達が海外での通関で苦労するのと同じく、海外ライダーが来日した時も日本での通関で実は苦労しています。どの国でも通関は大変なのです。もっと通関がスムーズで簡素になれば、ライダー同士の交流がもっと進むのにちょっと残念ですね。 私達がチュニジアにバイクを持込んだ際には、少しでも早く通関を済ませるため、現地の旅行会社にサポートを依頼しました。時間が惜しいサラリーマンライダーにはそんな方法もあります。 □カルネ申請窓口 カルネの発行はJAF(社)日本自動車連盟が行っています。申請先は次の窓口へ。なお、案内パンフレット、申請書も置いてあります。 札幌支部、宮城支部、東京支部、愛知支部、大阪支部、広島支部、香川支部、福岡支部 □カルネ申請書類 ■ 登録証書 陸運事務所にて取得したもの。コピーでなくオリジナルを提出。 ■ 印鑑証明書 名義人(自分)と保証人のものが必要。 ■ スペアパーツリスト、パーソナルアイテムリスト 持って行く予定のスペアパーツ、パーソナルアイテムを記載。記載例は案内パンフレットにある。英文で記載すること。 ■ 旅行計画書・旅行ルート地図 記載例は案内パンフレットにある。 ■ 車検証コピー 車検のない250cc以下のバイクは軽自動車届出済証等 ■ カルネ申請書 案内パンフレットにある様式を使用 ■ 車両に関する記載 案内パンフレットにある様式を使用 ■ 誓約書 案内パンフレットにある様式を使用 □ 担保 カルネを使用して持込んだバイクをその国から持ち出さなった場合に発生する関税違約金の支払いに備えるものです。バイクを日本に持ち帰れば違約金は発生しません。通常は(1)現金寄託、(2)カルネ保険、のどちらかを使用すると思います。(1)現金寄託は、現金を一時JAFに預けることになるので、バイクの価格並みのお金が必要だが、違約金が発生しなければ全額戻ってくる。安く済ませたい場合は(2)カルネ保険を選ぶ事になる。掛け捨ての保険と思ってもらえればよいです。 □ カルネ取得に必要な費用 カルネ発行料金は枚数によって違います。カルネは1ヶ国につき1枚使用するので、カルネ通関する国数で決める。私達が通関したのはチュニジアとリビアの2ヶ国、しかし、カルネ通関したのはリビアのみだったので、5枚物のカルネを取得しました。 ■発行料金 5枚物 JAF会員 15,000円 一般 21,000円 10枚物 JAF会員 20,000円 一般 26,000円
25枚物 JAF会員 25,000円 一般 31,000円
■クレーム処理預り金関税違約金の手続きに係る費用。正しくカルネを使用しバイクを日本に持ち帰れば全額返金されます。 30,000円。 ■その他 担保金。価格は担保方法、バイクの種類や訪れる国によって異なります。 私達の場合は、寄託をしました。費用は2台共セローで、’95年式が131,630円、’95年の限定セローが134,540円。これは全額返金してもらっています。 □ 日数 書類を提出してから受け取れるまでおおよそ10日必要。 ○ 国際ナンバープレート カルネを使用した一時輸入に際して必要となるものです。標記がアルファベットになっています。数字は日本のナンバーと同じ、大きさは日本国内ナンバーと同じです。形も似ているが、注意しないとならないのが、日本国内では国際ナンバープレートを付けて走行することは法律違反になることです。 □ 申請窓口 カルネと同じくJAFで販売しています。カルネ申し込み時に同時に申し込みできます。 □ 費用 (3,000円)’04年1月時点の費用。現在の費用は確認が必要 □ 日数 受け取りまで約2週間必要。 国際ナンバープレートの他に、Jマークも標示しないとなりなせん、こちらは2枚一組で500円(’04年1月時点の費用。現在の費用は確認が必要)でJAFで販売している。このステッカーはかなり大きく貼る場所探しに苦労します。しかし、このステッカーを貼り国際ナンバーに付け替えると海外ツーリングに行く実感がぐっと湧くから不思議ですね。 ○ バイクの輸送会社選び バイクを海外に運ぶ一般的な方法は船便です。そこで、運送会社を探すことになります。荷物の輸送を扱っている会社は多いが、バイクの輸送を扱ってくれる会社を見つけるのは苦労します。経験者に聞いて見つけると良いでしょう。 バイクをそのまま輸送することはできません。鉄枠等を使用して梱包します。輸送費は重さでなく、大きさで決まります。前輪とハンドルを外すだけでかなり小さくなります。また梱包を自分で行い港に直接持込むと安くあがります。 輸送日数はかなり必要ですが、それよりも注意が必要なのは、船便の場合、かなり遅れることがある事です。余裕をもって準備を進めましょう。 私達の場合は、友人から逆輸入バイク用の鉄枠をもらってきて、友人に手伝ってもらいながら自分達で梱包し、軽トラックで港に持込みました。 費用は日本からチュニジアが2台分で80,919円。チュニジアから日本が2台で130,075円。地球の裏側まで運ぶ割には安いと思いませんか。 輸送日数は、日本からチュニジアが10月6日から11月26日まで。チュニジアから日本までは1月8日から3月31日まで。 往路は順調にバイクがチュニジアに到着して良かったのですが、場合よっては最大1か月の遅れの可能性がありました。もしそこまで遅れたらリビアツーリングがおじゃんになるところでした。 なお、輸送方法は船便だけでなく航空便もあります。 私達は、航空便も考えていて、見積もりをもらいましたが、2台約240,000円と意外に安かったです。 ○ BL(荷受証書) バイクを輸送する際に、輸送会社から受け取る書類。これがないと、現地で自分のバイクを受け取れなくなります。 ○ 自動車保険 日本の自動車保険は、当然海外では通用しません。入国時に強制的に加入しなければならない場合もあります。ヨーロッパにはグリーンカードという共通保険がありますが、なかなか販売している場所が見つからないと聞いており、経験者に生の情報を得るのが良いでしょう。 私達の場合はチュニジアで7日間有効の保険に1,325円で加入したが、リビアからチュニジアに再入国した時には、強制されなかったので、加入を忘れたまま走ってしまいました。 フランスでレンタルした際には、グリーンカードを受け取ったのですが、有効期限がツーリング中に切れているものだったので、店員さんに確認して、ツーリング全期間有効のものを受け取っておきました。 ○ スケジュール
私達のスケジュールはこんな感じでした。平日でないと連絡できないことが多く、ほとんど妻にお願いしてました。 ‘04年3月18日 JAFでカルネ申請用紙を受取る。 7月12日 リビア大使館を訪問しビザ取得方法について相談。 9月6 日 バイクの登録証書を申請、即日受取り。 9月14日 JAFへカルネの申請。 9月28日 カルネ受取り。 10月2日 フライトスケジュールを決め、航空券の手配。 10月2〜3日 輸送のためのバイク梱包作業。 10月6日 太平洋運輸へバイクの持込み 10月13日 バイクを載せた船が日本を出港。 10月23日 バイクを載せた船が香港を出港。 11月4日 バイク通関サポートのため、チュニジアの旅行会社とコンタクトを取る。 11月17日 バイクを載せた船がスペイン・バルセロナ港に到着。 11月23日 バイクを載せた船がスペイン・バルセロナ港を出港。 11月26日 バイクを載せた船がチュニスに到着。 11月30日 リビア大使館にビザ申請。 12月6日 リビア国境でビザを取得することに決め、ビザ申請書類をリビア大使館から引き上げる。 12月18日 日本を出発。 12月20日 チュニジア、ラデス港でバイクを受取り、ツーリングスタート チュニジア〜リビア〜チュニジアとツーリング '05年1月6日 チュニジア、チュニス到着 1月7日 チュニジア、ラデス港でバイクを輸送会社に渡す 1月8日 バイク通関手続き完了 1月9日 チュニジアを出発、日本へ帰国 3月31日 バイクが日本に到着 |
全体表示
[ リスト ]



良いBlogですね。 参考になります。^
2009/11/15(日) 午前 10:19
現在、ヨーロッパ又はチュニジアから日本へバイクの輸送をしてくれる運送会社を探しております。
差し支えがなければ、利用された運送会社の名前をご教示頂けないでしょうか。
宜しくお願い致します。
2012/1/24(火) 午前 0:16 [ ななし ]
チュニジアから日本に送る船会社は、旅行会社にお願いして探してもらいました。ATLAS LINEが会社名です。2005年の情報なので、いまでも使えるか不明なところがあります。
バイクは自分で梱包して持ち込みしましたので、その点も注意が必要だと思います。
最新の情報をお探しなら、ワールドツーリングネットワークジャパン(WTN−J)のホームページで探す方法もあります。そちらをおすすめしますが。
2012/1/24(火) 午後 8:44
ATLAS LINEをググってみましたが上手くヒットしませんでした。
WTN-Jも含めて情報収集したいと思います。情報をありがとうございました!
2012/1/25(水) 午前 3:18 [ ななし ]
ATLAS LINEはヒットしませんでしたか。私は旅行会社を通して探しましたので、直接やりとりしたわけでは無いのです。うまく見つかるといいですね。
2012/1/28(土) 午後 5:59